投稿者： やまもり2024年05月15日
（この記事は約3分位で読めます。）
「ローラさんはモデル？それともタレント？」
この質問は答えが分かれる所でしょうか。
モデル・・？タレント・・？モデルでもあり、タレントでもあり、どちらもあっているような気がします。
中条あやみさんは？
冨永愛さんは？
と聞かれれば・・・
この2人はモデルさんと答える方が多いと想像できます。
でも、タレントの出演するバラエティー番組にも出演されていますよね。
では、藤田ニコルさんや鈴木奈々さん、みちょぱこと池田美優さんは？・・・
SNSなどの普及により、芸能界やタレント業界がより身近なものに感じられ、今やモデルとタレントの差がなくなりつつあります。本来、モデルとタレントでは何が違うのでしょうか？
このご時世、はっきりと定義づけること自体少しナンセンスかもしれませんが、今回はタレントとモデルの違いについて、少しだけ掘り下げてみることにします。
目次
早速ですが、モデルとタレントの概念を簡単に整理します。
▶モデル：表現者のプロとして、様々な商品の販売促進を行ったり、企業イメージなどをさらに良くする事を生業としてその対価を受ける職業を言います。（ビジュアライズされた表現力 ＞ 知名度）
▶タレント：特殊な才能や技能を持ち、そこから築いた知名度・ファンに支えられて芸能活動を行う職業を言います。（知名度 ＞ ビジュアライズされた表現力）
実にざっくりとですが、私たちは上記のように定義づけています。
極端な話、モデルは知名度やファンが無くとも、その人が触れるモノの価値が高まったり、アイコンをつとめる企業のイメージが良くなれば、その人はモデルとしての役割を果たす事になります。
同様に、見た目が特別に美人と言えずとも、手足が長くなくとも、好感度がなかったとしても、特殊な才能であったり、そのキャラクターから人の目を引いたりと、芸能活動を成立させる事ができればタレントとなります。
「おバカタレント」も「嫌われ者芸人」も「××のお母さん」でも、上の条件をクリアしていれば、れっきとしたプロのタレントとなるわけです。
故に「ローラさんは？・・・」の質問に対して、「モデルであり、タレントでもある」という答えはある種、最も的を射た答えとなります。
身に着けるモノの価値を高めた彼女は、“一流のモデル”であり、バラエティ番組を席巻していた彼女は、同時に“一流のタレントである”と言えるでしょう。彼女のビジュアライズされた価値はインスタなどSNSを見てもわかりますし、彼女の人間性やキャラクターから、ファンになる人もたくさんいて、まさに“人を惹き付け価値を生み出す”というモデルやタレント両方の分野でプロと言えます。すばらしいですね。
一言に“タレント”“モデル”と言っても様々な形態があります。モデルの多くはモデル事務所(モデルエージェンシーとも言います)に所属し、タレントの多くは芸能事務所(芸能プロダクションとも言います)に所属しています。
しかし、昨今は、芸能プロダクションに所属するモデルもいますし、タレントやその他文化人、はたまたグラビアアイドルなどを抱えるモデルエージェンシーもあるので、その垣根は無いに等しくなりつつあります。
そのような前置きをしつつも、、モデルエージェンシーと芸能プロダクションでは基本的な違いはに下記のようになります。
▶モデルエージェンシー：個人事業主であるモデルとプロモーションを代行するエージェントが契約を結んでいて、報酬は歩合制（個人事業主⇄事務所）
▶芸能プロダクション：基本的にはプロダクションの社員同様、雇用という形態として給与を貰っている（個人←雇用：事務所）
多くのモデル事務所は、受けた仕事の中から約２０〜５０％（契約形態により異なります）のエージェントフィーを引いて、モデルにモデルギャランティを振り込みます。モデルは仕事を行ったらその分ギャラが貰える、いわば“歩合制”となります。なので、仕事が多ければ収入が増えるという構図。なので逆に仕事が無ければ１円も貰えません。
一方、芸能プロダクションは、雇用という形態として一定の給与を支払うという形態がほとんどです。
仕事のない下積みの時代から、顔見せやプロモーションとして露出を増やす事を第一に先行投資を行います。仕事をしていないときから活動費を準備したり、寮制度を提供したりと、売れるためのプロモーションは莫大な費用になります。故に芸能事務所はタレントが少し仕事をし始めたとて、おいそれと安易に給料を上げる事は出来ないのです。
しかし、売れっ子タレントはモデルよりもギャラが高いことがあります。それは、その人間性やキャラクターが“唯一無二”のものであることがほとんどだからです。その人自身が外見に限らない総合力で価値を持つため、その希少価値に金額が高くなることは納得のいくことかと思います。
非常にざっくりと説明してしまいましたが、実際の所は、「プロモーションや先行投資の手厚いモデル事務所」(ex.1：Satoru Japan Inc.は育成専用のカリキュラムと専門のトレーニングセンターを完備し、プロモーションツールの一切をサポートしています。)や、逆に「給与のみならず“プラス出来高”というようなギャランティ体系を持つ芸能プロダクション」も中には存在します。
まだまだこれは一例で、10社あったら10通りのギャランティ体系が存在しており、こういった事務所による違いも、我々キャスティング会社が存在する理由の一つとなります。
ここまでの話からお分かり頂けるように、モデルとタレントそれぞれ得手不得手があります。
モデルをバラエティ番組に出したとて、MCから振られたことに気のきいたセリフが返せる方は少ない印象で、そこはタレントに見るキャラクター性を生かしたハイレベルな返しには勝てないでしょうし、逆に外資系にはじまるハイブランドのファッション広告にタレントを起用する事もあまり聞いた事がありません。
表現者のプロとして、“本人が主張すること無く商品を良く見せる”事を第一の目的とするか、同年代のアイコンとなるタレントを起用し“ファン心理を使った消費行動を狙う”か、はたまたSNSで話題を作るか＿。
これは広告戦略を企画する代理店や制作会社に委ねられているものであり、正直、キャスティング事務所の私たちから言及する事は少し難しい所でもあります。
冒頭に契約や所属形態の違いを書きましたが、その販促戦略・プロモーション戦略に合わせて上手にキャスティングが行われれば、低価格のギャラでもイベントやTVに出演してくれるタレントさんもいますし、新人のモデルなども自身のプロモーションをかねて、低予算での広告企画に出演を快諾してくれることもあります。弊社で最近お問い合わせいただいた案件でも、最初ビジュアルが命と聞いていたにも関わらず、最終的に決まったモデルはビジュアルが他の方には劣ってしまうけれど、インスタグラムのフォロワー数が群を抜いていた、という例がありました。
要は、その戦略のゴール地点がどこにあるのか、そこを捉え間違える事無くキャスティングができれば、それが正解となります。
以上、簡単にモデルとタレントについての違いを記述させて頂きましたが、昨今ではモデルとタレントの垣根がなくなり、仕事自体も多様化しています。各々の垣根を超える事で思いもよらなかった効果を生み、マーケットの動きも時代と共に変化しているように感じられます。
弊社ではショーモデルに特化したファッションモデル系の事務所から、タレントを扱う事務所などまで、広くキャスティングに携わらせていただいております。広告のみならず芸能色の強い企画やイベントなどについても御不明点があればYOU MAY Castingまでお問い合わせください！
▶モデル：表現者のプロとして、様々な商品の販売促進を行ったり、企業イメージなどをさらに良くする事を生業としてその対価を受ける職業を言います。（ビジュアライズされた表現力 ＞ 知名度）
▶タレント：特殊な才能や技能を持ち、そこから築いた知名度・ファンに支えられて芸能活動を行う職業を言います。（知名度 ＞ ビジュアライズされた表現力）
▶モデルエージェンシー：個人事業主であるモデルとプロモーションを代行するエージェントが契約を結んでいて、報酬は歩合制（個人事業主⇄事務所）
▶芸能プロダクション：基本的にはプロダクションの社員同様、雇用という形態として給与を貰っている（個人←雇用：事務所）
ギャラも所属形態によって各々違うので、販促戦略において、ゴール地点＝効果ポイントがどこにあるのかを見極め、キャスティングすることが大切！
Q. 提案いただけるタレント・モデルのリストがほしいのですが。
A. 弊社ではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. 外国人のキャスティングも可能ですか？
A. 可能です。性別・人種・年代問わず日本全国から候補者をご提案します。
Q. 複数人設定のモデルキャスティングをお任せする事は可能でしょうか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、結婚式や家族設定、スポーツ競技（サッカーやバレー）等多くの提案実績がございます。
Q. 最短何日で提案してもらえますか？
A. 弊社YOU MAY Castingは、最短翌日でのご提案が可能です。（当日11時までにお問合わせ・お打合せした場合）
Q. モデルだけでなく、撮影チームもマルっとお願いすることはできますか？
A. はい、全てお任せください。弊社YOU MAY Castingは、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどのクリエーターやスタジオ選びなど、撮影内容やシチュエーションに応じたご提案をさせていただきます。
