テレビCMと聞くと、どんなCMを思い浮かべますか?
自分の好きな俳優が出ているCM、シリーズもので新作が気になるCM、昔懐かしいCM…パッと思いつくだけでも、今昔様々なCMが浮かぶと思います。
YouTube、Instagram、TikTokなどのSNSが主流になり、テレビ離れといわれている現代でも、やはり注目度や影響力が高く、話題にもなりやすいテレビCM。芸能人にとっては、CMの契約を獲得するだけで貰えるギャラが高くなったり、多くの人の目に映ることで知名度も上がるという優良コンテンツであるといえます。
今回はそんなCMに、今どんな芸能人がよく出ているのか、どんなCMがお茶の間の印象に残っているのかなど、主にランキング形式で詳しくご紹介します。その上で、ランキングを元にどういう傾向があるのか、どんなCMが受け入れられやすいのかを分析してみました。さらに、後半には実際にCMにタレントを起用する方へ向けた情報もお教えします!
目次
よくCMで見かける芸能人、と聞かれると誰を思い浮かべますか?
CMに起用されやすいのは、旬の俳優や芸人、タレントなどで、最近はYouTuberなどインフルエンサーが起用されることもあるようです。また、好感度の高い芸能人が起用されることも多くあります。
まずは、メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社が発表した「2021年CM起用社数ランキング」から引用してご紹介します。
タレントと大きい括りの中でランキングをつけても、2021年の傾向としては上位を占めるのは俳優さんがほとんどとなっていますね。5位までだけみても、どんなCMに出ているか容易に想像できる方ばかりです。昨今は特に、大小なりとも不祥事を起こしてイメージが悪くなってしまう芸能人は増えてきているように感じますが、上位にあがる方々は、さすがと言ってもいいほどクリーンなイメージがあります。残酷かもしれませんが、世間に対するイメージというのは非常に重要であることがわかります。
また、上位に名前があがる方々の出演するCMは、演出が独特だったり、普段見られないようなダンスをしていたり、視聴者の目にとまりやすいものが多い印象もあります。例えば、堂々の1位に輝いた本田翼さんですが、LINEMOのCMでダンスを披露し、「かわいい」「見ていて元気が出る」と話題になりました。
さらに、同社の過去のランキングも見てみましょう。
特に2020年は、1位に輝いた櫻井翔さんをはじめ、同年12月いっぱいで活動休止を発表していた嵐のメンバーが上位を独占する形となりました。それだけ嵐の活動休止というのは、世間を騒がせるトピックスであったことがわかります。
また2019年は、渡辺直美さんが女性芸人として初めて年間総合1位に輝き、5位にはサンドウィッチマンの2人の名前があがるなど、芸人さんのCM業界への台頭も明確になった年でもありました。
このように、ランキングの傾向としては、上位に何度も名前があがるタレントもいますが、その年その年によって上位のメンバーは変動があり、時代を表すものでもあるといえます。
CMにタレント起用を検討の方はこちら!
CM関連のランキングだと前述した「CM起用社数ランキング」が最もポピュラーで、ネットニュースなどにも取り上げられることが多いといえますが、実は他にもCMに関するランキングというのはたくさんあるんです。気になるランキングをまとめてみました。
これは、CM総合研究所が毎年12月に発表しているもので、CMの好感度のナンバーワンブランドを決めるべく、「BRAND OF THE YEAR 2021」という名前が付けられています。前述のランキングのようにタレント1人1人の出演本数を順位付けするのではなく、どの企業のCMが印象に残り、好感度があるかというものをランキング形式で発表しています。ですので、必ずしもタレントさんだけの力で左右されるものではなく、CMの構成自体も注目されているところでもあります。なお、2021年度にCMを放送した全銘柄6,737社の中から、ランキングを付けています。
1位のKDDI「au」は、なんと7連覇達成!驚くべき記録です。auのCMといえば、松田翔太さん・桐谷健太さん・濱田岳さんがメインの3キャストを務める“三太郎”が数年前から話題になり、今やシリーズものとして、話の続きや新キャストを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。特に2021年は、桃太郎(松田翔太)・かぐや姫(有村架純)の娘として登場した桃姫こと、村山輝星さんも注目を浴びました。
2位以下を見ても、SoftBankのCMはなんと15年連続のトップ3入り。白戸家シリーズやドラえもんシリーズなど、こちらもシリーズものが話題を集めています。もはやお馴染みとなった白戸家には上戸彩さん・樋口可南子さんなど、そしてドラえもんシリーズには、ドラえもん役にブルース・ウィリス、他にも広瀬すずさん、堺雅人さんなど非常に豪華なキャストが揃っています。
このように上位に名前を連ねる企業は、CMの放送効果が特に高く、消費者への訴求力が非常に高かった銘柄といえます。
こちらのランキングは、株式会社エム・データが発表している「2021年TV-CMタレントランキング」です。その年に最もCMで放送された回数(秒数)が多いものを、タレント別にランキング形式で発表しています。
先ほどまでのランキングとは、少し上位のタレントに違いがありますね。Indeedなど印象に残るCMに多く出演する斎藤工さんは、起用社数で言うと上位にのぼるほどではないものの、目にしない日はないというほど放送回数が多く、もはや独走状態となっています。2位の米倉涼子さんも、楽天モバイルをはじめ多くのCMに起用され、実際の放送時間も斎藤工さんに次いでかなり多くなっています。
また、2020年のCM起用社数に比べ、2021年の起用社数が増えた「CM急上昇ランキング」では、堂々の1位は8社で生見愛瑠さん、2位以降はNiZiU、粗品さん(霜降り明星)、本田翼さんと続きます。
さらに、2020年はCMに登場せず、2021年にCMが増えたタレントをランキング化した「CM新規急上昇ランキング」では、1位に2020年デビューのNiZiUが輝き、2位以降に、前野朋哉さん、ティモンディ、BTS、マヂカルラブリー、渡邊圭祐さんと続きます。
CM業界でも、その年その年によって起用されやすいタレントというものがあります。例えば芸人だと、大きい賞レースの優勝者が起用される機会が多いともいえます。また、NiZiUなどテレビでも話題として取り上げられることが多いと、より起用されやすい傾向があるようです。
こちらはCMとは少し違うランキングになりますが、株式会社アーキテクトが2008年から実施しているランキングで、今ではテレビなどで紹介されることも多くなっています。これは、タレントの認知度と関心度の調査をもとに、タレントパワースコアを算出し、ランキング化しています。
トップでもある綾瀬はるかさんは、2012年以降トップ10を逃したことがなく、ドラマなどでの活躍もさることながら、CMで目にすることももちろん多くなっています。
また、新垣結衣さんは、アサヒビールのCMで「おつかれ生です」というセリフも話題となり、この商品は売り切れ続出で一時販売休止にまでなったほど…!それほどまでに新垣結衣さんの影響力が大きかったことがわかります。
上位に名前があるタレントは、高い訴求力が求められるCMにも多く出演する傾向にあるようです。「このタレントが出れば売れる」なんて噂をたびたび聞きますが、あながち間違いでもないかもしれません。
これは、CM総合研究所が発表したもので、2021年度の「消費者を動かしたCM展開」の130銘柄を決定し、中でも時代性・話題性・影響力に優れた17銘柄を特別賞として選んだものです。ランキング形式で発表されているものではありませんが、2021年はどんなCMに影響力があって、消費者の心を動かしたのか、気になるところではあります。
例えば、Mattさんと松嶋菜々子さんが登場したUber Eats JapanのCM、浜田雅功さんが歌うCMソングが話題を呼んだ出前館のCM、菅田将暉さんの「アタック3X!」という掛け声とポーズが印象的な花王のCM、吉沢亮さん、橋本環奈さん、パパイヤ鈴木さんなどが歌って踊ったスズキ・ソリオのCMなど…。
17銘柄のうち、数作品をご紹介しましたが、どのCMも一度は目にしたことがあるはずです。このように、つい口ずさんでしまうようなCMソングを取り入れたり、タレントが真似したくなるような簡単なダンスを踊るなど、消費者の印象に残るCMを作るということも、企業側にとっては大切なポイントになるかもしれません。
ここまでは、数々のCMやタレントに関するランキングなどを紹介させていただきました。では実際に、CMにタレントを起用するメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
例えば、CMに出ているのが自分の好きなタレントだったりすると、自然と目がいき、商品に多少なりとも興味を持つと思います。顔も名前も知らない人がおすすめしているCMよりも、効果があるのは明確ですよね。
特に女性の間では「田中みな実買い」という言葉も浸透しているように、そのタレントが使用したりCMで紹介することによって、一気に売れ行きがアップするという例も珍しくありません。
そのタレントがきっかけで、知らなかった会社の名前を覚えたり、これまで興味があまりなかった商品、知らなかった新商品について知る、ということは日常でも多くあると思います。特に、起用するのが誰もが知っているような有名人だった場合、その商品の知名度も一気に上がる効果が期待できます。
「好感度ランキング」というものも最近注目されているコンテンツの一つですが、そんなランキングがあるようにタレントさんの好感度って、かなり重要ですよね。そんな好感度の高いタレントさんを起用することによって、その企業や商品のイメージもアップし、信用も自然と獲得することが可能です。タレントさん1人の力で、企業の好感度がアップするならば、効果は売り上げだけにとどまるものではないかもしれません。
これは、意外と見落とされがちなポイントですが、CMを出した企業で働く社員さんのモチベーションアップにもつながるんです。自分の会社が、有名なタレントさんを起用してCMを制作していたら嬉しいでしょうし、誇らしい気持ちにもなるかもしれませんね。
また、営業先でも、CMになっている会社ということですでに名前を知ってもらっているというのは、かなりのアドバンテージになるという声も実際に多くあがっています。
タレントさんを起用するということは、いうまでもなく素人さんを起用するよりもコストがかかります。さらに、ビッグネームになればなるほど競合などの細かい誓約やリスクが生じるのも事実です。
しかし、上にあげた通り、多少のコストがかかったとしても、得られる効果は絶大であるといえます。実際に、ヒット商品の裏には、実はCMの効果が大きかったというものもたくさんあるんです。
訴求力のあるタレントさんを起用し、話題性のあるCMを制作するには、実際にどのような流れで、どのようなことを準備すれば良いのでしょうか。
まず大事なのは、どんな目的で、どの層に向けて作るものなのかをはっきりさせること。その上で、方向性が決まったらイメージに合うタレントのキャスティングに入って契約を結び、CM撮影、編集というのが大まかな流れになります。
しかし、どうしてもその道に詳しい企業や人がいないと、何から手をつけて良いのかわかりませんよね。そんな時に活用してもらいたいのが、キャスティング会社を使うことです!
キャスティング会社は、CM制作におけるタレントのキャスティングを行うのももちろんですが、それだけではなく、 オーディションの開催やCM撮影に向けての準備、競合など契約を、皆さんの代わりに行うことも可能です。
私たちYOU MAY Castingも、キャスティングを始めとしたプロ集団の会社です。必ず皆さんのお力になることができるはずです!キャスティングをやったことがなくて、何から始めればわからないという方、CMの方向性は決まったけど、起用するタレントがうまく絞れないという方など、どんなお悩みでも親身にご相談に乗らせて頂きます。
もちろんキャスティングをするには、直接芸能事務所にコンタクトを取るという方法もあるにはあります。ただ、契約の際の競合・ギャラの話など、慣れていない企業様にとってはなかなかな負担になると思いますし、実際はキャスティング会社を通して起用することが多くなっているのが現状です。
私たちはCM制作におけるノウハウも叩き込まれており、キャスティングのプロとしての自負があります。皆さんと一緒に、話題性や訴求力のあるCMを作っていけることを楽しみにしています!
些細なことでも、気軽にご相談ください。
ここまでお読みいただき、CM制作にご興味が湧きましたら以下の記事をぜひご覧下さい。
キャスティング実績多数の弊社のノウハウをまとめました。初心者向けに芸能人やタレントをキャスティングする全手順について解説しています。
今回はこれまでYOU MAY Castingがこのユウメイキャスティングウェブログでお伝えをしてきた「芸能人・タレントのキャスティング」に関してのまとめ記事をお届けしたいと思います。タレント・芸能人キャスティング初心者はもちろん、キャスティング会社をお探しの皆さま必見です!
Q. どのようなタレント・俳優・女優をキャスティングすることができますか?
A. 映画や連続ドラマに出るようなタレント、有名アーティストはもちろんのこと、表現者のプロとして広告を飾るモデルまで、全ジャンルのタレント・人材を手配することが可能です。実績については、お打ち合わせ以降、より正確な実績情報や相場料金などありとあらゆる資料をご提出させていただきます!
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。