こんにちは、デザイナーのイブです。
ドラマやバラエティーなどに出演しているお茶の間に人気のタレントや俳優、女優の多くは、テレビ番組だけでなくCMにも数多く起用され出演していますよね。
商品やサービスのイメージを体現する存在としてとても重要な役割を担っているのがCMタレントですが、「あのタレントがCMに出演しているから商品を買った」という経験は皆さんにも一度はきっとあるはず。
「CMで人気のタレントを知りたい」
「人気タレントを起用したCMを制作したい」
など、人気タレントを起用したCM制作を検討している方も多いかと思います。そこで今回はCMに出演しているのはどんなタレントなのか、CM出演ランキングをご紹介していきたいと思います。
また、2023年注目を浴びそうな急上昇タレントもご紹介したいと思いますので、今のトレンドを知りたい方もぜひチェックしてみてください!
目次
早速昨年のランキングから見ていきましょう。
ランキングを作成している企業は多数ありますが、今回は株式会社エム・データが発表した「2022年TV-CMタレントランキング」を元にご紹介させていただきます。
こちらのランキングは、2022年1月1日(土)〜2022年11月30日(水)までに東京地区の地上波キー局で放送されたTV-CMに出演した人物を対象とし放送回数と秒数を元にランキング化されたものになります。
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
名だたるタレントたちを追い抜いてトップに躍り出た芦田愛菜さんは、独走状態を維持し年間総合1位の快挙となりました。
CM放送回数は18,190回、秒数は282,540秒でした。前年2021年のランキングでは放送回数11,910回/放送秒数186,180秒で5位にランクインしていましたが、そこからも大きく飛躍している事が分かります。
天才子役として瞬く間に一世を風靡し、今では欠かせない存在になりました。芸能活動と学業をしっかり両立している姿から近年では知的さと博識なイメージが定着し、今ではすっかり大人びた女性の魅力を見せるようになりました。
どんどん新たな魅力を開花させていく芦田さんはますます企業からのオファーが増えるのではと今後の躍進にも目が離せない存在ですね。
2022年総合トップは昨年5位から期待値を伸ばし1位に躍り出た芦田さんがCM女王に輝きました。
では男女別でのランキングになると、どのようなタレントがランクインしているのでしょうか?
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
総合ランキングでは上位に女性の名前が連なっているのが見てとれますが、男性タレントの活躍ぶりも見逃せません。
男性ランキングで堂々の1位は斎藤工さん。なんと2020年のランキングから3年連続トップという結果になりました。
放送回数は16,556回、放送秒数でも279,180秒と2位と大きく差をつけてその圧倒的な存在感を放っています。
実は出演企業数でいうとランキングトップには及ばないものの、とにかく放送されている回数と秒数が多く、テレビを見ていて見かけない日はないというほどです。
変わらず支持され続ける理由として、知名度が高いことはもちろんの事、単なる二枚目俳優としてではなくインパクトのある演出でも飾らずにシュールにやってのけるその人柄が好印象だと挙げられます。
今後もどのような企業CMに出演するのか、引き続き注目していきたいですね。
女性ランキングに注目して2022年のランキングを見てみると、長年お茶の間の顔として親しまれている綾瀬はるかさんや大御所女優の米倉涼子さんを抑えて若手の女優が浮上している事が分かります。
中でもドラマに映画に引く手あまたな今田美桜さんは2021年順位16位から2位へのジャンプアップとなっていて、その勢いが伝わる結果となりました。
2021年順位6位からの前進となった吉岡里帆さんも、2023年春の新たなドラマに出演する事が発表されるなど、ますますの大活躍が期待される注目の存在です。
このように、テレビCMに数多く出演しているタレントは、他のメディアでの活躍ぶりも目立ち、密接に影響し合っている事がわかるかと思います。
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
次にご紹介するのは、出演企業数が多い人物のランキングになります。
上位を女性タレントが占めていて、トップの芦田愛菜さんと川口春奈さんで17社の起用と、男性トップの10社起用と比べると圧倒的に多いのが特徴的ですね。
女性タレントは特に「自分も憧れの女優さんのようになりたい!」という憧れる気持ちや「好きなタレントさんだから買ってみよう」という興味で商品への購買意欲が生まれやすく販売促進につながるためこのような結果になるのかもしれません。
あるテレビCMの認知率調査によると、有名な女優などタレントを起用した結果そのCMの認知率が平均の1.25倍にも達したというデータも発表されていました。それだけ広告に起用するタレント選びが重要だということが分かりますね。
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
こちらは出演企業数が多い人物の、男女別のランキングとなっています。
それぞれの顔ぶれを見てみると、普段からCMで見かける事が多いなという面々が揃っていて納得の顔ぶれとなっていますよね。
女性トップは放送回数別のランキングでも1位に輝いた芦田愛菜さん、そして次々と話題の作品に出演しその勢いがとどまることを知らない川口春奈さんが17社起用で同率トップという結果になりました。
男性ランキングでは10社起用の神木隆之介さん、草なぎ剛さん、King&Princeの平野紫耀さんの3名が同率トップになりました。
女性のランキングではドラマや映画などお芝居を中心として活動をしている女優さんが多く名を連ねているのが見てとれますが、一方の男性ランキングでも俳優さんがランクインしつつも、アイドルであるジャニーズやお笑い芸人など幅広いジャンルのタレントが数多くのCMに出演しているのが特徴的です。
また、出演している企業も男女で比べてみると、女性タレントを起用しているのは服飾関連や化粧品メーカーなど女性が関心の高い分野の起業が多く、男性の出演企業は建設系や不動産業、ゲーム会社などが多い傾向にあるように見えます。
このようにその企業や商品にリーチする視聴者に対して最も効果的なタレントを選ぶことで魅力的なCMというものが生み出されているんですね。
川口春奈さんは17社の起用でクラシエ『いち髪』、ライオン『NONIO』、コンタクトレンズのカズマ『クレオ』など、爽やかさと清潔感がある人物の印象とマッチしている商品のCMに数多く出演しています。CMは企業の顔とも言えますが、まさに商品や企業の理念を体現するのにふさわしいような好印象で支持を得ています。
10社起用の神木隆之介さんはサントリー『BOSS』やみずほ銀行宝くじ部のCMで見せるストーリー仕立ての出演作が印象的です。
中でもauのCMではやけに“意識が高すぎる”高校生に扮する『意識高すぎ!高杉くん』のCMシリーズで独特なキャラクターの演技が面白いと新CMが放送される度話題になっていますね。その自然体で親しみやすい人柄がお茶の間からの支持を得て、結果多数の企業からのCM起用につながっているのかと思います。
CMにタレントを起用するメリットはたくさんありますが、“企業イメージがつきやすくなる”というのも重要なポイントになっています。「〇〇の商品といえばタレントの〇〇」というふうにタレントと紐付けができることによって、そのタレントが持っているイメージと相乗効果で宣伝効果を期待できます。それだけ人気タレントがもたらす影響が絶大であることがわかります。
ランキング上位を見ると出演しているCMがタレントの顔と共に頭に浮かんでくるような名前が多く並んでいますが、この他にも2022年1年を通して大きく飛躍したタレントというのはまだまだ存在しています。
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
こちらは2021年のTV-CM会社数に対して2022年の会社数が増えたランキングとなります。
前年比7社増加のKinki Kidsはデビュー25周年を記念したキャンペーンとして行われた『#キンキ25円でCM出演』というさまざまな企業のテレビCMに契約料25円(税別)で出演する企画が斬新すぎると話題沸騰となりランクが急上昇しました。
また、日本ハムファイターズ監督に就任した『BIGBOSS』こと新庄剛志さんが注目を浴び同じく7社増加の大飛躍となりました。
【引用】TVメタデータ(株式会社エム・データ発表)
さらに、こちらは前年2021年TV-CMに出演、登場しなかったタレントの内、2022年のTV-CM会社数が増えた2022年の顔とも言える方々のランキングになります。
先に紹介した急上昇ランキングでもトップになった新庄剛志さんの他、元プロ野球選手の斎藤佑樹さんや、映画『賭ケグルイ』などに出演して人気上昇中女優の松田るかさんなど、スポーツ界から俳優〜お笑い芸人まで幅広い層がランクインしていますね。
CM業界でも、その年によって起用されやすいタレントというものがあります。例えばお笑い芸人だと、大きい賞レースの優勝者が起用される機会が多いともいえます。また、スポーツで活躍した人物などテレビでも話題として取り上げられることが多いと、より起用されやすい傾向があるようです。
【引用】ニホンモニター株式会社発表
次にご紹介するのはメディアの調査と分析を行うニホンモニター株式会社が発表した2022年1月~11月のCM出稿状況を基にした『2022タレントCM起用社数ランキング』です。
まさしくその勢いの良さを期ごとに起用社数で表したこちらのランキングに名前が挙がったのは、女優業だけでなくバラエティでも存在感を見せている小池栄子さんや、朝ドラでの活躍も記憶に新しい黒島結菜さん、次々に話題の映画やドラマへの出演を果たしている俳優の仲野太賀さんなど、その順位も頷ける面々が揃っています。
中でも注目なのは『アマゾンウェブサービスジャパン』のCMでぬいぐるみを相手に大人ぶる女の子を演じる姿が可愛すぎると話題となった子役の小野井奈々さんです。わずか7歳にして年間起用社数はなんと8社にものぼります。そのおかっぱ頭の愛らしい姿で次はどんな作品に出演するのか、今後ますますの活躍が期待されています。
さらにこのランキング以外でも、テレビ番組を中心にその活躍ぶりが話題となり2023年の飛躍が見込まれているタレントは数多くいます。
例えば2020年にデビューしたばかりの當真あみさんは、昨年ブレイク女優の登竜門ともなっている『カルピスウォーター』のCMキャラクターにも抜擢されており、その瑞々しい透明感で視聴者を魅了しています。さらに今年はNHK大河ドラマ『どうする家康』で松本潤さん、有村架純さんの娘役という役柄で注目度急上昇間違いなしのネクストブレイク女優となっています。
また、お笑い界からは『キングオブコント2022』、『M-1グランプリ2022』のコント・漫才の2大賞レースで立て続けに決勝進出と結果を残したコンビ、ロングコートダディが今最も注目を浴びています。これまで大阪を拠点に活動していましたが今年の春より東京進出を果たし、今後ますます番組やCMでの露出が増えさらなる活躍が見られそうです。
今まで紹介してきましたように、ランキングの傾向として上位に何度も名前があがるタレントもいつつその年ごとにランクインするメンバーには変動があり、CMとは時代を表すものでもあるといえます。
タレントが活躍する芸能業界というのは日々トレンドが目まぐるしく変化しており、タレントの人気や好感度も非常に流動的です。その中で旬なタレントを自社の広告に使いたい、と考えるのは自然な流れかと思います。
そこで続いてはタレント選びの指標ともなる、タレント人気度ランキングをご紹介したいと思います。
【引用】テレビタレントイメージ調査(株式会社ビデオリサーチ発表)
こちらは株式会社ビデオリサーチが男性タレント、女性タレントそれぞれ男女10-69歳に行った「テレビタレントイメージ調査(2022年8月)」による、タレント人気度ランキングです。
男女それぞれ、お茶の間から愛されるキャラクターイメージのタレントばかりがランクインしていて納得の結果となっていますね。
男性ランキングでトップとなった人気のお笑い芸人サンドウィッチマンは、その強面な印象に反して人柄の良さで愛されており、各種の「好きな芸人ランキング」でも首位を獲得しています。その人気ぶりを裏付けるように2022年のCM起用社数は9社と数多くのCMに出演して視聴者からの支持を得ている事がわかります。
女性のランキングではそれがさらに顕著で、1位の綾瀬はるかさんを始めに新垣結衣さん、2022年のCM女王となった芦田愛菜さんなど、10位までのランキングを見るだけでもCMに引っ張りだこの売れっ子女優たちが多く名を連ねています。
CMで活躍するタレントと世間のタレントに対する人気度というのは密接に結びついて互いに影響し合っているという事が見て取れるかと思います。
タレントはCMに出演することで、自身のブランドイメージと重なり合い、商品やサービスの魅力をアピールすることができます。
日々テレビで放映されているCMには多くの人々が接するためブランドの認知度向上にもつながるだけでなく、CMの放映枠を選ぶことでターゲットとなる消費者層に向けて効果的なアピールをすることができるのです。
また、CM出演によりタレントは新たなファンを獲得し、既存のファンにも新しい一面を見せることができるのと同時にタレントの知名度が上がりメディア露出が増えることが期待できます。
これにより、タレントのイメージアップが図られ、ファンや業界関係者からの評価も高まる結果となります。
タレントさんをCMに起用することで企業自体の好感度がアップするならば、その影響は売り上げだけにとどまらない想像以上の効果を得る事ができそうです。
ではいざCMなどの広告に起用するタレントを選定しようとした際、どのような流れで依頼をするのがよいでしょうか?
今回ご紹介したようなランキングは一般にも公開されているものも多くありますが、中には業界のみで取引の指標として扱われるデータ等も数多く存在しています。
そんな中で自分たちだけで予算や自社のイメージと一致させるタレントを手探りで探し出すというのは、かなり大変な作業ですよね。
そこでぜひうまく活用していただきたいのが、私たちキャスティング会社の存在です。
キャスティング会社は常に芸能界の最先端で世間の流れや旬の情報を独自のアンテナを張って収集しており、今回紹介してきたランキングなどを中心に芸能界に関するデータベースを数多く所持しています。
YOU MAY Castingでは日頃より300社以上の芸能事務所とお付き合いがあり、その繋がりの中で世には出回っていないような貴重な芸能界の情報を入手することも多くあります。
そうした膨大なデータベースを活用しながらも、これまでキャスティング会社として培ってきたノウハウを駆使してより効果的なタレントを選出し提案することを可能にしています。
人を扱うプロ集団であるキャスティング会社ならではの観点から、広告制作をいかに成功させるかを的確にお手伝いさせていただけるはずです。
また、気になるのはキャスティングに関する費用の部分ですよね。実はキャスティング会社を利用することでトータルコストを抑えることができるのです。その秘密を以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
“キャスティング=モデル選択”では、ないんです。選択するまでの“下準備”が結局ものすごく大事で、そのうえで選んだモデルとベストなかたちで“契約する作業”の方が何倍も手がかかります。モデルを広告に出演させるまでにかかる、“見えないコスト”は、けっこう負担でありそれを大きく軽減する事ができるのが、我らがキャスティングです。
今回は今人気のタレントが勢揃いなCM出演ランキングを中心にご紹介し、CMへタレントを起用することの有用性をお伝えしてきました。
広告にタレントを起用したいとなると一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、必要な手順をしっかりと踏んで適切な方法で依頼を行えばあの有名タレントを自社で起用することも夢ではありません。
ご相談は完全無料ですので、まずは些細なことでもぜひお問合せください!
YOU MAY Casting専属グラフィックデザイナー。
大手モデルエージェンシーのデザイン部門にてデザイナーに従事後独立。現在はモデル・芸能業界にてグラフィックを中心としたデザイン全般を手がける他、飲食業界・スイーツ業界にてロゴやパッケージ、WEBなどその範囲は多岐に渡る。
高級ブランドからサブカルまで、さまざまなタイプの提案を得意とする。