スマホが普及し誰もがインターネットを手軽に利用できるようになってから久しい昨今ですが、通信環境の整備が進んだことや動画配信サービスの拡充に伴い広告ツールの形態もテレビCMから動画広告へと興味関心がシフトしつつあります。
特に好きなタレントや話題の芸能人なんかが出演している動画広告が流れてきたりすると、思わず気になって目を留めてしまいますよね。
今回はタレントを起用した動画広告について、どんなメリットがあるのか、広告制作をする場合の流れや注意点についてお伝えしていきたいと思います。
目次
タレントの出演している広告は、人物なしの広告よりも宣伝している商品・サービスの印象が残りやすいことが大きなメリットとして挙げられます。さらに人気のモデルや話題性のあるアイドルなどのタレントを広告に起用する事によって、そのタレント自身のイメージや好感度を商品・サービスに反映することが可能となり、企業自体のイメージアップも図ることができます。
また、動画広告にリーチしやすい視聴者層に人気のあるYouTuberを起用するのもSNS上のシェアによる拡散効果(バズ)を見込めるので一つの手です。
広告の内容と起用するタレントの相性などは重要なポイントなので、各メディアのニーズに合わせたキャスト選びをすることでより高い宣伝効果を発揮できるでしょう。
家で過ごすことが多くなった今、Youtubeや動画配信サービスなどの需要は高まり年々視聴者層は増加しており、動画広告はテレビ離れしている層にも効果的にリーチすることが望めます。
また、YouTubeは現在世界で20億人以上の人が視聴している動画共有プラットフォームです。
数多くの人が利用しているYouTubeに表示することが可能なYouTube広告は、近年デジタルマーケティングにおいて特に重要な施策の1つとして注目されており、実際にGoogleが実施した調査では、YouTube広告は多くの業界においてのブランド認知度・広告想起率(広告を見た、もしくは見たような気がすると回答した人の割合)・購入意欲率が高まったと発表されました。
上記のことから分かるように、YouTube広告は配信するだけで有効な結果を見込める、今最も注目を浴びている広告の一つとなっています。
一口に動画広告といっても、そのプロモーションの方法は色々なパターンがあります。
登録者数やフォロワーが多く、話題に上りやすいプラットフォームを持っているタレント自身に宣伝をしてもらう『タイアップ動画』という方法です。
タレントとプロモーションがうまくマッチすれば大きな化学反応が見込めるので、プロモーションの“バズ”効果も期待ができます。
タイアップ動画の特徴の一つとして広告掲載期限がないという点が大きなポイントとして挙げられます。
通常の広告と違い何ヶ月間という制限がなく宣伝の入った動画が残るというのは企業にとって大きなメリットになるでしょう。
最近ではYouTube上の広告だけでなく、TwitterやInstagramなどのSNSを観覧している時にも動画広告を見かけることが多くなりました。
動画は静止画像やテキストと比較すると視覚に加えて聴覚からもアプローチできるのがメリットです。
特に美容・コスメ商品などを始めにユーザーに使用している状況を想像させることが必要な商品やサービスの場合は、動画広告を用いるのが魅力も訴求しやすく効果的な広告手法と言えます。
また、ストーリー仕立てで人の心を動かすような内容の動画広告は企業の想いが伝わり、商品やサービスだけでなく企業イメージのアップにもつながりやすいです。
しかし、目に留めてもらえないと多くの場合はスルーされてしまうということもあり、短い時間の中でいかに興味を引くような内容にするかというのがポイントになります。
そのため、動画広告を作る際にはクオリティにこだわることが求められるでしょう。
動画制作における大まかな流れは以下のようになります。
依頼する際、まずは目的・予算・納期を入念に決めることが重要です。
金額面だけを見て制作会社を選んでしまうと、動画を作ることが目的になってしまい結果的に集客や認知度アップにつながらないなんてケースもあります。
従ってどういう内容の動画を作りたいかではなく、動画で何を達成したいのか目的を相談し提案してくれるマーケティングに理解がある制作会社を選ぶことが大事なポイントになります。
ただ大手で映像のクオリティが高い制作会社だからと言っても「これは必要なかったな」「もっと費用を抑えられたはず」とのちのち後悔する場合もあるので、見積書や提案書はあらかじめしっかりと精査することが大事です。
広告物において二次使用や使用期限についての取り扱いは特に気をつける必要があります。
契約書の中で使用用途が明確に定められている場合、SNSなど違う媒体で使用すると著作権・使用権に触れる可能性があります。
特にタレントを起用した広告の場合はキャストに契約期間が設けられている場合がほとんどなので、広告の掲載期限についてもしっかりと確認するようにしましょう。
また、依頼を受けた企業がさらに別の制作会社やフリーランスに作業の一部もしくは全部を依頼する再委託を行う場合は十分注意する必要があります。
作業効率が上がるメリットもありますが、想定していたクオリティに達することが出来なかったり、機密情報や顧客情報などが漏洩する可能性があるというリスクがあることを理解し、契約時にしっかりと双方の確認と取り決めを行うようにしましょう。
動画広告は時間が限られた中で一瞬で見る人の心を惹きつける内容が求められます。伝えたいメッセージは詰め込みすぎず、出来るだけ簡潔にすることがポイントです。
また、原則撮影は一発勝負となりますので取り直しや追加などが発生しないように本番までに事前に企画を入念に立てること、さらに動画の責任者は必ず撮影現場に同席することが必要となります。
一定以上のクオリティが求められる動画広告の制作ですが、入念に準備をし適正な方法で制作を進める事ができれば静止画像の広告以上の宣伝効果を得る事が期待できるでしょう。
近年YouTubeチャンネルを開設するタレントが増えているのには下記のような理由が挙げられます。
多くの人々がスマホを持つようになり、テレビを見る時間が減りその分インターネットを見る時間に充てられるようになった為それがYouTubeにも影響を与えているとされています。
今や日本国内だけで6,500万人もの利用者がおり毎日利用しているというユーザーも多く存在します。テレビと違い自ら発信する事ができるYouTubeやSNSは自分をアピールする事ができる絶好の場となっているのでタレントの活動の場がインターネット上に遷移しているというのも頷けます。
一般的にテレビなどのメディアには広告主が存在し、特にタレントの発言・言動には厳しい制限が設けられています。
一方のYouTubeにも広告主はついているもののテレビほど厳しく制限されてはおらず、表現の自由度が高いのがタレントにとっては大きなメリットと言えます。
動画の視聴者が新規のファンになってくれるというのもYouTubeに進出するタレントが増えている一つの理由です。
上で挙げたように比較的自由に表現ができるYouTubeではテレビでは見聞きできないタレントの素顔や意外な一面などを垣間見る事ができ、また視聴者との距離感が近く親近感を与える事ができるのが強みと言えます。
YouTubeでファンが増え話題になれば逆にメディアにも声をかけてもらう事ができ、メディア露出へも相乗効果を期待する事ができます。
効果的な広告を制作するには企業やサービスに合わせて最適なタレントを選ぶ必要がありますが、どんなポイントに注意してタレントを選べば良いでしょうか。
例えば新進気鋭の芸能人やメディアにも進出を始めた話題のモデル、その年活躍したスポーツ選手など、広告に話題性のあるタレントを起用するだけで見ている人の目に留まりやすくなります。数ある広告の中においては何よりまずは興味を持ってもらう事が重要なので広告にタレントを起用する場合は、話題性のあるタレントをキャスティングするのが効果的でしょう。
勢いの感じられるタレントは顧客にも目新しさやトレンド感を与える事ができるので、話題性のあるタレントの起用は比較的若い企業のプロモーションに向いていると言えます。
やはり普段からテレビやラジオなどのメディアなどで活躍していてお茶の間からの人気があるタレントというのは広告塔として最適と言えるでしょう。
過去にスキャンダルなどがあったタレントを起用すると相対的に企業自体の印象も下がってしまう場合もありますので、タレントの好感度というのは広告に起用するにあたっては切り離せないポイントになります。
特に金融業界や保険会社など、信頼が何よりも重視される企業の広告では好感度が高くクリーンな印象のタレントを起用するのが効果的です。
幅広い年齢層から認知されている俳優や女優、また購買力の高いファンを抱えているアイドルなど、その人自身の影響力が大きいタレントを起用する事で、サービス・商品の認知度や売上を伸ばす事が望めます。
ベンチャー企業などこれからの躍進が期待される企業の広告には、影響力のあるタレントが企業の顔になることでますますの業績発展を見込めるので最適なタレントの選び方と言えるでしょう。
実際に動画広告を制作する場合、見積もり内容はどのような要素で決まるのでしょうか。
動画制作をするにあたって、おおまかに以下のような要素で金額感が変動します。
1.撮影日数
2.スタッフ人数
3.撮影ロケーション(スタジオや小道具の有無、交通費等)
4.撮影機材(カメラ台数やその他機材)
5.ディレクター人権費
6.編集費
7.企画構成費
簡易撮影でテロップを入れる程度の内容の動画であれば安価になりますし、大規模なCMのような場合は映像美を担保するために質の高いディレクター、スタッフ人数、機材などを揃える必要があり、企画内容・構成とリンクして特に1〜5が大きな変動要素になります。
企画した構成を実現するためには照明を沢山入れる必要があったり、アニメーション・グラフィックを追加で作成したりと、多くの工程を経て制作する必要があります。
動画制作を依頼する際はまずはしっかりと企画・構成を練って予算を決め、信頼できる制作会社に見積もりをとって内容を精査する事が大事です。
私たちYOU MAY Castingでももちろんタレントを起用したプロモーションの動画制作を請け負った実績があります。
全国のタレント事務所と厚いリレーションを持っているため、芸能人やモデル、お笑い芸人、YouTuberからインフルエンサーまでどんなジャンルのタレントでもキャスティングが可能となっています。
高周波美顔器「LUXCEAR Visage S」公式イメージモデルとして佐田真由美さんをキャスティングし、ブランド初のタレント起用のお手伝いをさせていただきました。
SNSやライブ出演や雑誌での紹介など、幅広くメディア露出を渡るブランドプロモーションに貢献することができました。
平素より、初めてタレントを起用したいという企業様からのお問い合わせも多数いただいております。
企画内容が決定する前段階でもご要望に合わせたわかりやすいご提案を心がけていますので、「タレントの起用を検討しているけど、何から手をつければいいのかわからない…。」というお客様でもご安心してご相談いただけます。
労働組合発足25周年を記念した映像企画を、企画からキャスティング、映像納品までお任せ頂きました。
お笑い芸人を起用した記念企画をやってみたい、というクライアント様の要望を受け、ノンスタイルの井上さんを筆頭にAMEMIYAさん、鬼越トマホーク、レインボーなどの豪華メンバーが出揃った笑いあり涙あり?な番組を制作することができました。
社内に制作事業部が設置されていることから、キャスティングだけではなく企画のお手伝いや映像納品の部分まで丸っとお任せいただけるのも弊社の強みとなっています。
予算や時間に限りがある場合は簡単にタレントを起用することができるサービスを使うのも手の一つです。
https://accel-japan.com/
アクセルジャパンは著名タレントの写真や動画の素材が使えるプロモーションツールを提供しています。
自社のサービスや商品のプロモーション、また採用活動などにアンバサダーであるヒロミさんや名倉潤さん、板野友美さんなどの著名タレントの写真や動画を使用する事ができます。
https://chiho-mirai-project.com/
アスリートの力を通じて地方企業を支え、日本全体の産業の成長を後押しすることを目的としたプロジェクトです。幅広い業種・業態を対象として、プロジェクトに参画している香川真司さんなどのプロのアスリートを起用する事が可能となっています。
https://nippon-smes-project.com/
なかなかスポットライトが当たりにくい中小企業を包括的にバックアップする仕組みを整え、「中小企業からニッポンを元気に」することを目指したプロジェクトとなっています。アンバサダーとして登録されたウエンツ瑛士さんや小雪さんなどのタレントの肖像の活用して情報発信力・PRをすることができます。
https://www.ceoonline-oa9.com/
CEO ONLINEはよしもとタレントを起用した動画を作成できるサービスです。企画から撮影、編集までお任せでプロモーションを行う事ができ、銀シャリやガンバレルーヤなどの人気のお笑い芸人を中心にオファーが可能となっています。
上記で紹介したサービスの中には用意されたタレントの写真・動画素材を自社の広告などに自由に使用する事が可能なサービスもありますが、それ以外で既存のタレントの写真や動画を使用する事は出来るの?という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
YouTube上などでよくタレントの写真を使用した動画を見かける事があるかと思います。
基本的に無断で芸能人や有名人の写真や素材をSNSに利用するのは著作権・肖像権・パブリシティ権の観点で法律違反になります。権利が芸能事務所や団体に譲渡されていない限りは、その人自身ではなく撮影者に著作権があります。
アクセスアップや広告費を稼ぐ目的での使用でなければ引用元URLや著作権者を明記して写真や動画を使うことは容認されていますが、この場合でも著作権元からNGが出た場合は取り下げる必要がありますので、使用したい場合は事前に著作権元に掲載許可を取る事が必要です。
また、似顔絵やイラストの場合は絵の作成者に著作権が発生します。タレントの写真の代わりに似顔絵を使用する場合でも、タレントの名前を明記して掲載するとパブリシティ権の侵害になってしまいます。
しかし、タレント側にとっては宣伝材料になるというのも一つの現実としてあり、芸能事務所や本人も良いイメージでの使用なら苦情がないのが現状となっています。
もちろんタレントや著作権元、事務所にマイナスにならない事が前提ですが、あくまでも芸能事務所が権利を持っていて、問題があれば行使できる立場にあるということを念頭に置く必要があります。
メディア業界では、事前許可を取るのが常識の内容ではあります。もしタレントの写真や動画などを使用したい場合は必ず著作権元や事務所に確認をするようにしましょう。
動画広告についての制作までの流れはイメージ湧きましたでしょうか?
以下の記事では失敗しない動画制作の手順についてもご紹介しています。。ぜひそちらも合わせて読んでみてくださいね。記事を読むのが手間だという場合は、上記のリンクより問い合わせいただいても問題ありません。
初めて動画広告配信を検討されている方や、制作会社や広告会社など動画・映像制作の推進・サポートを必要とされる方に向けて、その手順と流れ、失敗しないポイントをご紹介いたします。ユウメイキャスティングでは動画・映像広告の制作もワンストップでお請けしております。
今回はタレントを起用した動画広告の効果とその作成方法などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
動画広告は現代のネット社会には欠かせない存在となった重要なマーケティングツールのひとつです。
特にタレントをキャスティングした広告は商品・サービスだけでなく企業自体の印象アップも期待でき、効果的なプロモーション方法となっています。
もし動画広告の制作にお悩みの方は、ぜひYOU May Castingにお問い合わせください!
ご相談・お見積は無料で、どんな些細な事でもお気軽にご相談いただけます。皆さまの広告制作のお手伝いができることを心待ちにしております。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。YOU MAY Castingは広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。
YOU MAY Casting専属グラフィックデザイナー。
大手モデルエージェンシーのデザイン部門にてデザイナーに従事後独立。現在はモデル・芸能業界にてグラフィックを中心としたデザイン全般を手がける他、飲食業界・スイーツ業界にてロゴやパッケージ、WEBなどその範囲は多岐に渡る。
高級ブランドからサブカルまで、さまざまなタイプの提案を得意とする。