こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
さて、日本を感動の渦に巻き込んだパリオリンピックも終わりましたが、オリンピック選手を見ていて、ふとこんな疑問が浮かんだ方もいらっしゃったのではないでしょうか?
「オリンピック選手って、何を収入源に生活しているんだろう…」
「オリンピックに勝つとお金がもらえるって聞いたことがあるけど、本当?」
「金メダリストをCMにキャスティングしたら、芸能人よりお金がかかる?」
そこで今回は、オリンピック選手の気になる収入源について徹底的に解剖するとともに、CMやイベントにキャスティングした際のギャラの相場や、オリンピック選手などアスリートを起用するメリットなどについて、これまでに多くのアスリートのキャスティング実績があるYOU MAY Castingが、余すことなくご紹介します!
目次
そもそも、オリンピックで活躍するような選手の収入源はなに?という疑問を持つ方が多いかもしれません。オリンピック選手の収入源は大きく分けて、3つあります。
報奨金とは、勤勉・勤労をたたえて、さらなる努力を奨励する意味で贈られる金品のことを指します。日本のスポーツ庁によると、オリンピックの報奨金はJOCから支給され、それぞれ金メダル500万円/銀メダル200万円/銅メダル100万円と決められているようです。なお、金メダルの報奨金は以前は300万円でしたが、2016年のリオオリンピックから現在の金額になりました。
この他にも、連盟や協会から報奨金が授与される場合があります。これは所属団体ごとに決められているので、同じ金メダリストでも競技によって大きな差があります。例えば、陸上やブレイキンは金メダルを獲得すると300万円の報奨金が発生し、卓球の場合は金メダルの場合はシングルスで1,000万円、ダブルスは500万円(1人あたり)、体操の場合は金メダル50万円、銀メダル30万円、銅メダル20万円などとなっています。一方で、柔道や水泳、スケートボードなどの競技は報奨金が0円といわれています。
また、所属企業やスポンサーから報奨金が出る場合もあるといわれていますが、企業によって対応に大きな差があるのは事実ですし、学生の場合はほとんど支給されないそうです。
基本的にオリンピック選手は、学生でない限りどこかの企業に所属している場合が多くなっています。例えば、パーク24株式会社は柔道部を設立しており、阿部一二三選手や高藤直寿選手など有名選手が所属しています。また、旭化成株式会社の柔道部と陸上部は強豪として知られ、これまでに多くのオリンピック選手を輩出しています。
こういった大手企業が選手を支援する目的として、広告などのブランディング、従業員や取引先との一体感を作り出す組織の活性化、そして地域貢献などが挙げられるようです。
選手たちは、こういった所属企業からの生活支援や、練習など活動における諸経費のサポート、練習環境の整備をしてもらうことで、4年に一度のオリンピックに向けて集中できるというわけです。
オリンピックに出場し、特に優秀な成績をおさめた選手は世間からの人気も非常に高く、時にはタレント以上の認知度を誇ることもあります。
所属企業のCMに出演したり、イメージキャラクターに就任したりと、オリンピック選手がCMなど広告に出演することによって得られるギャラも大きな収入源の一つとなっています。なお、この場合はタレントなどと同様に一人一人によってギャラに個人差があります。詳しいギャラに関しては、後述しますのでぜひ参考にしてみてください。
ここでは、気になるオリンピック選手のCMやイベント出演のギャラについて、相場をご紹介します。
日本のお家芸と呼ばれている柔道や水泳、陸上、卓球などメジャーなスポーツの金メダル獲得選手であれば、認知度も非常に高くなっていますのでギャラは高めの傾向があります。なお、表のメインキャスターとは、現役を引退し、キャスターとして活躍する元オリンピック選手のことを指しています。
芸能人のギャラはあくまで相場であり、オリンピック選手同様、いやそれ以上に個人差があります。具体的な名前を出すと、明石家さんまさんをテレビCMに起用すると8,000〜1億円のギャラが発生するともいわれています。また、綾瀬はるかさんは年間で6,500万円のギャラであるなど、上記の表よりも高くなる場合もあります。
一般的に、お笑い芸人やアーティスト、俳優など芸能人は、オリンピック選手などアスリートに比べてギャラが高い傾向があります。特に、直近の大会で活躍してまだそれほどスポンサーやCM出演の企業がない選手の場合は、他ジャンルの芸能人に比べて比較的安価にキャスティングができる場合もあります。
つまり、オリンピック選手のCMなど広告起用は、芸能人に勝るとも劣らない知名度がありながらも、ギャラを抑えられる可能性があるため、非常におすすめといえます。
オリンピック選手のギャラとキャスティングについてご相談はこちら
阿部一二三さんは柔道男子66キロ級の選手で、パーク24に所属しています。世界選手権でも複数回の優勝経験があり、2021年の東京オリンピック、2024年パリオリンピックでは2大会連続の金メダルを獲得しました。尊敬する選手である野村忠宏さんを超えるオリンピック4連覇を目指し、得意な背負い投げなどで一本を奪うという豪快な柔道が魅力の選手です。
柔道女子52キロ級の選手で、前述の阿部一二三さんの妹でもあり、同じくパーク24に所属しています。兄を追って5歳から柔道を始めた詩さんは、16歳の時に国際大会で初優勝を果たし、その後も輝かしい成績をおさめました。2021年東京オリンピックでは金メダルを獲得し、柔道では史上初となる“きょうだい”での同時金メダルという偉業を成し遂げました。
男子バレーボールでエースとして活躍した石川祐希さんは、パリオリンピックでは主将を務めました。2024-2025シーズンからイタリア・セリエAのペルージャに新規加入することが発表されており、株式会社ポーラとはパートナーシップ契約を結んでいます。パリオリンピックでは無念のベスト8に終わってしまいましたが、「世界のトッププレイヤーになる」という目標を掲げ、今後も海外や日本での活躍に期待が高まります。
日本生命保険相互会社に所属し、卓球女子で日本代表として活躍しています。2021年の東京オリンピックではリザーブ(補欠)としての参加でしたが、パリオリンピックではエースとして女子シングルス、女子団体、混合ダブルスに出場し、女子団体では銀メダル、女子シングルスでは銅メダルを獲得しました。
男子マラソンのエースとして知られる大迫傑さんは、Nikeに所属する陸上選手です。2016年のリオオリンピックから3大会連続の出場を果たし、2021年東京オリンピックの男子マラソンでは日本人トップの6位に入賞。また、2024年のパリオリンピッでは13位の結果となりました。
元ストリートスケートボーダーでもある父親の影響で幼い頃からスケートボードを始めた堀米雄斗さんは、10代の頃から輝かしい成績を残し、現在は三井住友DSアセットマネジメントに所属しています。2021年の東京オリンピックから正式種目となったスケートボード競技で金メダルを獲得し、日本国民に大きな感動と興奮を与えてくれました。2024年のパリオリンピックでは逆転で金メダルを獲得し、大会連覇という功績を残しました。
橋本大輝さんは東京オリンピックで個人総合・種目別鉄棒の2つの競技で金メダルを獲得し、さらに団体戦では銀メダルを獲得したことで、世間からの認知度が一気に上がりました。パリオリンピックでは男子団体総合で2大会ぶりの金メダル獲得に貢献しました。現在はセントラルスポーツ株式会社に所属し、体操競技部として日々練習を積み重ねています。
今回のコラムでは、アスリートを広告に起用する時のポイントや起用される理由、気になる費用まで解説します。アスリートを広告に起用したいけど誰が良いのか分からない、、などアスリートを広告に起用したいと考えている方やキャスティングに困っている方必見です!
これまでは現役のオリンピック選手を紹介しましたが、ここからはアスリートを引退し、コメンテーターなどとして活躍している元オリンピック選手を紹介します。
卓球でエースとして活躍した石川佳純さんは、2012年のロンドンオリンピックから出場しており、2021年の東京オリンピックではキャプテンとしてチームを牽引。女子団体では銀メダルを獲得しました。
その後、2023年5月に現役引退を発表し、引退後は卓球の魅力やスポーツの楽しさを伝えるツアーを行ったり、パリオリンピックでもレポーターとして活躍し、世間からも「かわいい」「癒しになる」など高評価の声が続出しました。今後もコメンテーターなどで活躍が期待される元アスリートの一人です。
今や体操界のレジェンドとして認知度の高い内村航平さんは、2008年の北京オリンピックから4大会連続の出場をしており、そのうち個人総合での2連覇を含む、7つものメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得するという偉業を成し遂げました。
パリオリンピックではNHKでアスリートナビゲーターとして起用され、どの競技でも落ち着いて素直に感想を述べる姿に、好印象を持った視聴者は多かったようです。
ハンマー投の選手として人気の高かった室伏広治さんは、2004年に開催されたアテネオリンピックで金メダルを獲得、その後のロンドンオリンピックでは銅メダルに輝くなど、日本を代表する陸上選手として活躍しました。引退後は数多くのCMに出演したり、著書を出版したりなど、多方面で活躍しています。
水泳で活躍した北島康介さんは、得意種目の平泳ぎで数多くの功績を残しています。特に2004年アテネオリンピックでは、100m/200m平泳ぎで2つの金メダルを獲得し、「チョー気持ちいい」という名言を残したシーンが印象深い選手です。その後、2008年の北京オリンピックでも金メダルを2つ獲得しています。
現在は子供向けの平泳ぎ教室やトークショーを開催したり、アスリートのマネジメント会社を設立し、経営者としても活躍しています。
野村忠宏さんは、言わずと知れた柔道界のレジェンドです。1996年アトランタオリンピック、2000年シドニーオリンピック、そして2004年アテネオリンピックで3連覇を果たしたことでも広く知られています。オリンピック3連覇という記録は柔道史上初、さらに全競技を通じ、日本人初(当時)の偉業でした。
現在はテレビのコメンテーターなどで活躍する一方で、柔道教室「野村道場」を開催するなど柔道の普及活動に務めています。
2006年のトリノオリンピックでは、今や代名詞ともなった“イナバウアー”を華麗に披露し、金メダルを獲得した荒川静香さん。現在はプロスケーターとして活躍し、アイスショーなどで変わらない美しい演技を披露しています。
また、2児の母となった現在は日本スケート連盟副会長を務めながらテレビやイベントに出演し、冬季オリンピックではキャスターとして解説するなど、多岐に渡って活躍しています。
柔道女子57キロ級で活躍した松本薫さんは、2012年ロンドンオリンピックでは金メダルを獲得し、日本のお家芸のレベルの高さを見せつけました。翌大会のリオオリンピックでは銅メダルに輝いています。世間からは“野獣”というニックネームで知られ、強さとギャップのある愛らしいキャラクターなどが好感度を得て、現在に至るまで多くのバラエティ番組などに出演しています。
オリンピック選手などのアスリートは、辛い練習をこなし、日々鍛錬を積んでいるので一般的に真面目で堅実な、プラスのイメージを持たれることが多くなっています。芸能人など表に立つ仕事は、人気稼業のためどうしてもアンチの存在があったり、好感度の高い/低いは人によって差が出てしまいます。しかし、オリンピック選手などアスリートの場合は総じて好感度が高い傾向にあり、広告などに起用することで企業に与えるイメージアップの効果は計り知れません。
オリンピック選手は日々の生活においても健康に気をつけたり、体のメンテナンスを重要視しています。そんなオリンピック選手がおすすめする商品やサービスは、信頼感や安心感が段違いかと思います。寝具や健康食品の広告にスポーツ選手が起用されていることも多くなっていますが、消費者の心理として「この選手がおすすめしているんだから信頼できる商品だ」という気持ちになりやすく、結果的に購入に繋がるケースも多くなっています。
オリンピック選手を起用することで、それまでに企業や商品について知らなかった層にも魅力を届けることが可能になります。新規開拓という施策を行いたい企業であれば、認知度や好感度の高いオリンピック選手の起用は非常にメリットがあるといえるでしょう。
今回はタレントを企業広告・イベントに起用したいと考えている方に向けて、具体的な効果、タレント起用の際のポイントなどを詳しくお伝えします。タレントを起用により、CVRが4%から8%と2倍にも増加したという実例も!CMや広告/イベント制作はユウメイキャスティングにお任せください!
今回ご紹介したように、オリンピック出場経験のあるアスリートを起用したい場合は、キャスティング会社の利用をおすすめします!というのも、オリンピック選手などは芸能人と違い、芸能事務所に所属しているわけではないということが大きな理由です。通常、事務所にコンタクトを取ればキャスティング交渉などが行えますが、一般企業や連盟に所属している選手たちは、窓口がわかりにくいというのが現状です。ただ、キャスティング会社であれば、日頃からアスリートのキャスティングも行っていますので、比較的容易に連絡が取れる上に、キャスティング交渉や契約もスムーズに進めることができます。
まだどの選手をキャスティングしたいか決まっていない場合でも、キャスティング会社にある程度のイメージや要望を伝えていただければ、ご要望に合わせてぴったりと合った選手をご提案できます。
企業や自治体がPRをするにあたって、“誰を”キャスティングするかという部分は非常に重要なポイントになります。アスリートなど有名な人を起用するということは、その企業や自治体の“顔”になり、世間からのイメージを左右するほどの影響力があるわけですから、イメージキャラクター選びは慎重に行いたいところです。
前述のメリットでもお話ししたように、オリンピック出場選手のようにトップレベルのアスリートは、基本的に好感度が高い方が多く、真面目で勤勉なプラスのイメージが備わっています。そんな人気アスリートをキャスティングすることで、企業のブランドイメージを向上させる効果が期待できるのは言うまでもありません。
競技や選手ごとにイメージがあるので、そのイメージと自社のイメージが合致している人を選べば、消費者もイメージの紐付けがしやすくなり、企業の認知度も向上することでしょう。
<引用元:弊社実績「ひょっとこプロダクション」様>
実績①ウルフ・アロンさん(柔道)
おにぎり読本を発売するにあたって、ひょっとこプロダクション様よりご依頼をいただき、勝負飯を米と公言し、東京オリンピックの柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ・アロンさんをキャスティング。雑誌内インタビューでは、おにぎりの魅力やエピソードなどを存分に語っていただきました。
<引用元:弊社実績「平塚競輪」様>
実績②山田恵里さん(ソフトボール)
平塚競輪場様からのご依頼で、日本選手権開催にあたって大型のプロモーションを行いました。複数のタレント、総合格闘家の他に、東京オリンピックの女子ソフトボールで金メダルに輝いた山田恵里さんをキャスティング。生配信を盛り上げ、アスリート目線で競技について貴重なお話をたくさん聞かせてくたさいました。
◆オリンピック選手の収入源
1.報奨金(勤勉・勤労をたたえて、さらなる努力を奨励する意味で贈られる金品)
2.所属企業などからの活動費
3.CM出演などの広告収入
★オリンピック出場選手のギャランティ相場
メジャースポーツの金メダリスト:広告2,500〜4,000万円/イベント200〜300万円
入賞経験のある選手・メインキャスター:広告1,200〜2,000万円/イベント120〜240万円
出場選手:広告400〜1,000万円/イベント60〜120万円
◆人気の現役オリンピック選手
・阿部一二三さん
・阿部詩さん
・石川祐希さん
・早田ひなさん
・大迫傑さん
・堀米雄斗さん
・橋本大輝さん
◆イベントや広告などで人気の元オリンピック選手
・石川佳純さん
・内村航平さん
・室伏広治さん
・北島康介さん
・野村忠宏さん
・荒川静香さん
・松本薫さん
◆スポーツ選手を広告やイベントに起用するメリット
メリット①イメージアップに繋がる
メリット②高い信頼感と安心感
メリット③新しいターゲット層の開拓を期待できる
オリンピックに出場したような有名選手、人気アスリートのキャスティングは、ぜひ私たちYOU MAY Castingにお任せください!私たちはアスリートのキャスティング実績も豊富にあるので、初めてオリンピック選手をキャスティングしてみたいという企業や自治体の方でも、安心してお任せいただけます。
キャスティング経験が豊富なスタッフが丁寧にヒアリングし、数多いアスリートの中からイメージにピッタリと合った人をご提案することをお約束します。
メディアに向けてイメージキャラクターの就任会見やお披露目イベントを行う場合でも、YOU MAY Castingはイベントの取り仕切りや各メディアへの連絡なども行っていますので、全てワンストップでご依頼いただくこともできます!
なお、今回ご紹介したアスリート以外にも、俳優や女優、お笑い芸人、アーティスト、インフルエンサーなど、どんなジャンルの方でもキャスティング交渉が可能です。
まずはどんな些細なことからでも、お気軽にご相談ください。
オリンピック選手を起用した効果の高いCM制作を検討中の方はこちら
Q. 海外アスリートや外国人を手配することは可能ですか?
A. 可能です。他社契約など場合によって手配が叶わないケースもございます。
Q. 希望のアスリートが決まっていない場合でも相談することは可能ですか?
A. 可能です。イメージやご予算などの諸条件をお伺いした後、ご提案をさせて頂きます。
Q. ウェアや靴のイメージキャラクターにアスリートは起用できますか?
A. アスリートがスポーツブランドと専属契約をしていたり、ブランド競合NGの契約をしていなければ可能です。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。