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「WEBをリニューアルする事になったけどTOPのキーピクチャどうしよう・・・」
「今年の商品カタログ、親子の構図があるね。新しく撮影が必要かな・・・」
「キュレ―ションサイトローンチまでに記事が100本か。テキストだけだと訴求弱いし是非とも写真は入れたい所だな・・・」
さて、皆様はこんな時どうされていますか?
ストックフォトを活用??
モデルをキャスティングして撮影???
いくつかの選択肢があると思います。
YOU MAY Castingを運営する私達もキャスティングのみならず、その先の「デザイン」「メディア/広告制作」もワンストップでお請けしていますが、時と場合によって、モデルを起用する撮影と、ストックフォトの活用を使い分けています。
ここ数年、各ストックフォトの利便性やコストパフォーマンスは進化し、活用される場面が大変多くなってきました。実際ストックフォトって便利ですよね。安価ですし何千万枚も準備がありますし。
こんなコラムを執筆するキャスティング会社も少ないかもしれませんが(笑)、トレンドにはしっかと向き合い、正しい情報をお出しし、バランス良くスマートにクリエイティブ活動をしていただく。それも私達のつとめであります。
そこで今回は、私達キャスティング会社がとらまえている“『モデルを起用した撮影』と『ストックフォト』それぞれのメリットデメリット”を整理して皆様のクリエイティブ活動に微力ながらお役にたてればと思います。
「こんな時はモデルを起用して撮影をした方が良いみたいね」「今回はストックフォトで良いね」
各所からそんな声がクリアーに聞こえてくればわたしたちは本望です。
それではしばしお付き合いください。
目次
ストックフォトとはいわゆる“素材サイト”のことで、一般的には写真に限らずイラストやアイコン等も含めた素材を扱い提供するサービスです。そのシチュエーションやバリエーションは国内外関係なく多岐にわたり、クオリティの高い素材を安価で使用することができます。料金体系や使用条件は各々のサイトによって異なりますが、そのほとんどがわかりやすくまとめられており、WEB上で誰でも簡単に使用できることが最大の魅力です。
あとに紹介するストックフォトサービスの“”内で、このサービスについてわかりやすくまとめられていたので、以下ご参考まで。
▼Getty Images「はじめての方へ」
http://welcome-to-gettyimages.jp/welcome/exactly/index.html?isource=jpn_cp_home
今回は主に写真を得意としたおすすめストックフォトサイトを紹介しようと思います。
◆Getty Images –ゲッティイメージズ
https://www.gettyimages.co.jp/creative-images
マルチなデジタルコンテンツを世界100カ国以上に提供する、世界最大規模のストックフォトサービスです。ストックフォトの提供だけでなく、コンプライアンスに強い写真、動画、音楽を使った総合的なサービスや、ビジュアルの著作権、肖像権についてのナレッジなどを管理しています。
◆amana images –アマナイメージズ
http://amanaimages.com/home.aspx
ご存知の方も多いかと思いますが、amanaが展開する日本最大級のストックフォトサービスです。ビジュアルやコンテンツの制作や展開を得意としたamanaが母体にあるため、素材のクオリティはトップレベル。1点約1万円からと他サービスに比べ高値ではありますが、値段に相応の質の高い素材を約2,500万点揃えています。日本人モデルも多いのも特徴です。
◆Shutterstock -シャッターストック
http://www.shutterstock.com/ja/pclp
5,000万点もの圧倒的素材数を揃えるストックフォトサービスです。海外ベースの写真が多いですが、どれも高いクオリティでプロのデザイナーもよく使用しているようです。
バリエーションも豊富なので、他のサイトでは見つけられなかった素材もここでは見つかるかも?
◆iStock –アイストック
http://nihongo.istockphoto.com/
1,000万点以上の素材を揃える、世界でも有名なストックフォトの定番サービスです。写真のクオリティはもちろんのこと、ビデオ、フラッシュファイル、オーディオ(音源)とマルチメディアのすべてを得意としているのも強みのひとつ。素材は1点から購入することができ、まとめ買いだとさらにお得になります。
◆fotolia –フォトリア
https://jp.fotolia.com/
1点約98円からと格安で購入できるのがなんといってもfotoliaの魅力。素材数も3,700万点と豊富です。価格・質・量ともにハイレベルな素材提供を行うストックフォトサービスです。fotoliaの素材を購入する場合には、fotoliaの通貨であるクレジットの購入か定期契約が必要で、クレジットは10クレジットから購入できます。
ここで気になるのが、ストックフォトとモデル撮影のメリット・デメリット。下記にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
モデルを起用した撮影 |
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ストックフォト |
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・独創性(オリジナリティ)に限りがある
モデルを起用した撮影から見てみると、メリットの部分では成果物のクオリティの高さ、制作活動に対する表現度合いの広さ、デメリットの部分ではやはり手間とコストとなります。
一方、ストックフォトを見てみると、メリットの部分ではコストと即時性となり、デメリットとしてはクオリティやオリジナリティの限界となります。
メリット部分で手間・コストを乗り越える事ができれば、モデルを起用した撮影を選択する方が良く、また予算が小さい場合や、クオリティの追及よりも即時性・量という事であればストックフォトが向いている、そのようなことが言えそうですね。
どちらがオトク?という質問の答えとすると、“当座のキャッシュフローという事ではストックフォトに分があるようですが、広告効果やその後の回収率も含めたアプローチで言うとモデルを使った撮影により大きな可能性がある“と言えるでしょう。
活用する広告の大きな背景や個別に因る所が多分に影響するので、一概に言えない所もあり若干乱暴ではありますがこのようにまとめさせていただきます。
モデルを起用した撮影とストックフォトのメリット・デメリットが見えた上で、私達YOU MAY Castingがお請けする案件のマジョリティ(“モデルを起用した案件”として多いモノ)と…、当初案件としてお話伺いながら「ゴメンナサイ。今回はストックフォトサービスを活用する事になりました」となった事のある案件をざっくりと大別してみると、下記のようになります。
≪当社YOU MAY Castingのマジョリティ(≠モデルを起用した撮影)≫
≪フォトストックに代わる事もあったお仕事のカテゴリ≫
私達の経験則を元に分けさせていただいたので、こちらも乱暴な表現にうつるかもしれませんが…事実、一般的に展開の大きな広告に関しては、おかげさまで弊社を通じて発注をいただいている事が多くあります。
その理由として、私達YOU MAY Castingがモデルを起用した撮影の手間全てを責任持ってお請けしていること、そして、その他キャスティング会社よりも明朗なコスト提示をしていること等をご評価いただき、上記のような現状となっていると想像しております。
総括ですが…
言わずもがな昨今のストックフォトも価格や簡便性のみならず、クオリティも益々高くあるので活用シーンがさまざまなジャンルで増えています。またモデルを使った撮影に関しても、安価なコストでモデルを調達し撮影を実現するモデルの“マッチングサービス”や、sns・instagramを通したセミプロ・副業モデルの活用等の動きも、最近では話題です。時代の変化とともに、様々なサービスが今後も出てくる事でしょう。
当社も従来型のモデルキャスティングに加え、次の新たなサービスも着々と準備をすすめています。乞うご期待。
皆様と共に成長し続けるYOU MAY Castingを、今後ともよろしくお願いいたします!
(【おことわり】当社、モデルキャスティング会社ではありますが、ストックフォトについてはまだまだ見識・知見共に未熟な所もあるかもしれません。間違ったニュアンスがあったらご指摘いただけますと幸いです。精査したのち訂正させていただきます。)
Q. 1ヶ月からでも可能ですか?いくらから利用ができますか?
A. はい、サービスによって違いはございますが1ヶ月単位でのご契約が可能です。WEBのみであれば、ミニマム30万円〜/1ヶ月からタレント肖像の利用が可能なサービスもございます。
Q. どんな広告にも使えるのですか?
A. 基本的にどんな広告にも利用が可能です(タレントによっては競合排他など特別条件あり)。WEB以外にも、看板・チラシなどの紙媒体での利用も可能です。まずがご希望の範囲をお問い合わせください。
Q. モデルだけでなく、撮影チームもマルっとお願いすることはできますか?
A. はい、全てお任せください。弊社YOU MAY Castingは、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどのクリエーターやスタジオ選びなど、撮影内容やシチュエーションに応じたご提案をさせていただきます。
Q. モデル撮影と同日で商品撮影(物撮り)も可能ですか?
A. はい、撮影のボリュームによっては別日になってしまう場合もありますが、同日撮影も可能です。
プロモデルスタジオ代表 ユウメイキャスティング マネージングディレクター。
大手IT会社クライアントセールスを経てファッションモデル業界へ。モデルになりたい人向けのポータルサイト制作等に従事。
モデル関連のサービスを多数経験の後、プロモデルスタジオ設立。キャスティング業務を通して多くの企業広告制作の協力を続ける。