皆さんこんにちは!デザイナーのイブです。
自社の広告に芸能人を起用して大々的に宣伝してみたいと思った時にまず疑問に思うのが、一体どのくらいの出演料が掛かるんだろう?という部分ですよね。
さらにキャスティングに対する知識もない状態だと、どこに・どんな風に依頼するべきか…というお悩みもあるかもしれません。
今回は芸能人の広告出演料の相場観から人気度ランキングまで、さらにそんな人気の芸能人って本当にキャスティング出来るの?という部分までをもわかりやすくご紹介していきたいと思います。
初めて芸能人のキャスティングを検討している方はぜひ参考にしてみてください!
目次
広告と一口に言っても、様々な形や媒体が存在しています。TVCMからポスターやチラシなどの紙媒体、最近メジャーになったSNS広告まで、その目的と用途に合わせた最適な広告方法を選ぶ必要があります。
TVCMは多くの人が目にするTVで何度も繰り返し放送されるので、なんと言っても商品やサービスを広く認知させることが出来るのが特徴の広告方法です。
芸能人を起用したTVCMが話題となれば相乗効果でそのブランドの存在を世の中に知らしめることが出来、知名度や売上のアップに繋がることが期待出来ます。
また、芸能人にとっても大きな話題を呼ぶことが出来るTVCMに出演することは一種の登竜門となっており、駆け出しのタレントがCM出演をきっかけに一躍時の人になるなんてケースも少なくありません。それほど、TVCMの広告効果は絶大と言えるでしょう。
芸能人が出演して話題となっているTVCMはたくさんありますが、なかでも、2022年にエムデータが発表した『テレビCM放送回数ランキング』で年間一位を獲得した女優の芦田愛菜さんは、次々と新たな話題作のCMに出演しますますの活躍ぶりを見せています。
最近の出演作では、「サントリー天然水」のCMでの布袋寅泰さんとの共演が話題となりました。芦田さんは布袋さんがアレンジを担当した曲に合わせて歌唱も披露しており、リニューアルされたボトルの魅力を楽しげに伝えていました。
こういった意外な組み合わせの共演が楽しめるのもTVCMの特徴としてあります。一見結びつきが薄く見える演者同士を引き合わせることで化学反応を起こし、キャスティングが功を奏している例の一つと言えます。
デジタル広告や動画広告が台頭してきている現在でも、場所や大きさを問わずに掲載出来る紙媒体のポスターなどは今でも有効な広告の手段です。
中でも渋谷駅などを代表に駅中や駅周辺に設置されることが多い巨大広告は、そのインパクトの強さから大きな反響を呼ぶ事ができる広告方法の一つです。
ミュージシャンのニューアルバム発売の告知であったり、アニメや漫画の宣伝などエンタメ系の広告が掲載されている事も多く、そのコンテンツのファンが写真を撮りに集結する様子が度々話題に上がっています。
サッポロビール『サッポロ生ビール黒ラベル』の広告では、東京都内でも特に利用者の多い渋谷駅内でのシート広告やサイネージ広告で通路一面に大きく展開され、「#20歳の自分へ」というスペシャルインタビュー企画で女優でモデルの三吉彩花さん、女優のさとうほなみさん、ロックバンド「Dragon Ash」のKjさん、スポーツクライマーの楢﨑智亜さんら4名が自身の20歳の頃を振り返りながら、20歳を迎える若者達へ伝えたいメッセージを公開していました。
こうした空間を大胆に使用した広告は人通りの多い場所でたくさんの人の目に触れるだけでなく、その広告に出ている有名人のファンもわざわざ現地に足を運びたくなるような魅力があるので、話題性を見込めるというのが大きな魅力となっています。
最近ではInstagramやTwitter、TikTokなどのSNSに特化した広告方法も増えてきています。
とりわけTikTokは幅広い世代のユーザーがいて、また動画を能動的に視聴していることが多いので、特に動画を用いた広告に有効なSNSとなっています。
引用元:ライオン株式会社 様
ライオンのハミガキ粉『Lightee(ライティー)』のプロモーションでは、女優の中村アンさんが出演してハッシュタグチャレンジ「#顔の印象は歯で変わる」を開催し、歯が白くなると顔の印象はどう変わるかが擬似体験できるエフェクトを活用して、歯の美白ケアを呼びかけながら商品の認知度向上を図って宣伝。ハッシュタグの投稿は2万6,000本以上にもなり、合計視聴回数はなんと約2億4,000万回以上に上りました。
SNS広告はユーザー体験型のコンテンツも多く、商品やサービスに興味を持ってもらいやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。
芸能人を広告に起用する上でやはり気になるのは出演料かと思います。実際、弊社へのお問い合わせでも費用面でのご相談は一番多くいただいています。
次ではキャスティングを検討する上では欠かせない、広告出演料の相場観をご紹介します。
なんと言ってもやはりTVCMの広告効果は絶大なので、テレビ番組などで見かけるような有名な俳優さんなら1,000万円以上は妥当な金額となっています。
ドラマや映画などで主役級の俳優にもなると、CM1本につき3,000万~4,000万円前後が相場観となってきます。女優ではTVCM女王として君臨して数多くの出演作に登場している綾瀬はるかさんで年間使用が約6,500万円とも言われています。
また、レギュラー番組を多数抱えている大御所のお笑い芸人やその年活躍を見せた一流スポーツ選手などではさらに金額は大きくなっていきます。
お笑い芸人の中でも大御所中の大御所である明石家さんまさんは、年間使用でCM1本につきなんと1億8,000万円にも上るそうです。到底想像も及ばない額ですよね…!
出演料の相場観はCM放送の契約期間であったり出演する芸能人の認知度、撮影の可動日数、契約条件等だけでなく、その芸能人の評判や活躍ぶりによってももちろん変動していくので、かなり流動性のある数字の世界となっています。
TVCMに出演する芸能人はその企業の顔となる訳なので、芸能人の広告出演料はそれだけの信用がかかった金額感だと言えるでしょう。
紙媒体やHPなどのWEBを中心とした広告の展開だと、TVCMより費用を抑えながら広告を打つことが可能となります。
テレビ地上波ドラマのメイン演者や映画出演俳優、大御所お笑い芸人、一流アスリートのクラスだと1,500万円以上、一流モデルやテレビ番組に出演しているタレント、トップアイドルなどでは500〜1,200万円ほど、またモデルやインフルエンサー、お笑い芸人、文化人などで20〜300万円と、その芸能人の知名度や影響力によって出演料にはかなり大きく差があります。
上記の金額は1年間の広告出演の際の契約金額の目安となりますので、出演期間を短縮したり、また使用媒体を絞ったりすることで予算を抑えることができます。
芸能人の広告出演に対してどんな効果が見込めるのか、またどれくらいの予算を用意できるかは事前にしっかりと検討するようにするのがよいでしょう。
自社の広告に芸能人を起用したいと考えた時、やはり人気のある人物をキャスティングしたいと思うはずです。
もちろん人により芸能人に抱いている印象は変わってくるかとは思いますが、一般的に芸能人の人気をはかる指標として、いくつかのランキングをご紹介していきたいと思います。
【引用】ニホンモニター株式会社発表
まずは芸能人にとってステータスの一つとも言える、TVCMの出演会社数ランキングをご紹介します。
2022年の総合年間ランキングでは、先ほどご紹介した芦田愛菜さんが17社起用とトップを飾っていますね。携帯キャリアから食品メーカー、自動車まで、幅広く様々な分野から引っ張りだことなっていて、その人気ぶりがうかがえるかと思います。
芦田さんと同率で17社起用の川口春奈さんも、今最も勢いがある女優として近年活躍し続けています。連続テレビ小説「ちむどんどん」や社会現象的な話題を呼んだ「silent」などでのドラマの出演が注目されていますが、TVCMでもクラシエ『いち髪』、ライオン『NONIO』などで見せる明るい笑顔が好印象で高い支持を得ています。
幅広い世代に見られているTVCMではお茶の間に与える印象というのが特に重視されるので、多くの企業に起用されている人物というのは自然とクリーンなイメージを持つ方々ばかりになっています。
企業を代表する広告塔ともなるため、プライベートでスキャンダルなどがないか等もシビアに精査される部分でもあるので、芸能人にとっていかに世間からの印象が大事かが分かります。
【引用】テレビタレントイメージ調査(株式会社ビデオリサーチ発表)
上記のランキングは、株式会社ビデオリサーチが男性タレント・女性タレントそれぞれで男女10-69歳に調査を行った「テレビタレントイメージ調査(2022年8月)」による、タレントの人気度ランキングとなっています。
上位に名を連ねているのは日頃からテレビ番組などで活躍しているタレントばかりで、いずれも悪い印象のない好感度の高い人物となっているので頷ける結果になっているかと思います。
男性ランキングで2位に輝いたプロ野球選手の大谷翔平選手は、日々人間離れした記録的なプレーを見せ続けて世界中を沸かせている傍ら、そのおおらかな人柄と飾らない笑顔が好印象でお茶の間からも愛されています。
TVCMにも数多く起用されていて、セイコーウオッチ、興和『バンテリンコーワ』、日本航空などの日本を代表する企業からのオファーが絶えず、その出演料は1億8,000万円ほどとも言われています。
世界的にも名のある選手なので、起用された出演作は日本国内のみならず外国からの注目度も高そうですね。
人気度の高いタレントはTVCMへの起用も多く、新垣結衣さんや長澤まさみさんを筆頭に特に女性ランキングで上位に入っている面々はTVCM出演企業数ランキングでもその存在感を放っているので、タレントの人気度とTVCMへの起用の関係は切っても切り離せない要素だということが言えます。
ここまで芸能人の広告出演料の相場観や人気の芸能人などを紹介してきて、有名な芸能人を起用するには何百万何千万と費用がかかるんだな…。ということはお分かりになったかと思います。
では実際広告に芸能人を起用すると、そのかけた費用に対してどんなメリットがあるのか?という部分をお伝えしていきたいと思います。
芸能人を広告に起用することで、それまでリーチしていなかった層にもアプローチすることができ、またその芸能人=ブランドと結びつけブランドの存在を強く認識するようになるので、間違いなくその企業やブランドの認知度は上がると言えます。
認知度が向上すると、「知っている」ということが安心を生み、さらに安心感が信頼を生むと購入意欲へとつながっていきます。
特に、まだあまり名前が知られていないような零細企業や中小企業が芸能人を起用した際には、最も有力な宣伝効果を得られることが望めます。
まずは何より多くの人に自社やブランドについて知ってもらう、というのが広告宣伝において大きな一歩となります。
広告に出演する芸能人は企業の顔となる訳ですから、その芸能人本人の印象や評価というのがそのまま企業のイメージへと直接つながります。
上でご紹介してきたランキングでも分かる通り、芸能人の好感度というのは人気度やTVCMなどの広告起用へ直結しているということが言えます。
好感度の高い芸能人を広告に起用していると、企業自体の認知度・信頼性が高まることにより、その後のビジネスにおいても自社の製品やサービスの品質や信頼性についての評価に影響を与える可能性が高くなります。
特にSNSなどを用いたWEB上での広告で期待できる点として、爆発的な拡散力=バズを見込めるというのが挙げられます。
芸能人を起用することでその人物自らのSNSアカウントによる告知や宣伝をしてもらい多くのファン層を取り込めるだけでなく、ユーザーは気になった広告をクリックするだけでそのままWEB上でワンストップで商品を購入できたり、サービスを受けることができます。
その企業やブランドのイメージにピッタリと当てはまった芸能人を広告に起用できれば、相乗効果で想像以上の費用対効果を得ることができるでしょう。
<弊社実績:Labella CICIBELLA 様>
ファッション性マスク商品の「CICIBELLA」公式イメージキャラクターのキャスティングのご依頼で、この度ブランド初となるタレント起用を弊社でお手伝いさせていただきました。
全国5,000店舗を超えるドラッグストアを中心としたブランドプロモーション展開となり、多岐にわたって販促活動に貢献することができました。
<弊社実績:Microsoft Surface 様>
こちらは新大学生に向けた「Microsoft Surface」のプロモーションCMのキャスティング事例となっています。
WEBを中心に、SNSや大学館内でも放映された映像は、各所で広く取り上げられました。
起用したい人物が決まっている場合には、その芸能人が所属している事務所やプロダクションに直接問い合わせる方法があります。基本的にはHP上などから問い合わせをし、受付窓口の担当やマネージャーとのやりとりになっていきます。
しかし、事務所への直接の問い合わせはある程度キャスティングのノウハウがあることが前提となります。
条件などの交渉でつまづいてしまう場合もありますのでこの方法で依頼をする際には注意が必要です。
人を扱うプロ集団であるキャスティング会社は、広告に芸能人を起用する為のイロハはもちろんのこと芸能界の表には出回らないような情報なども持っているため、その広告に最も効果的な人物の選出を可能にし満足度の高い広告効果を得ることを可能にできます。
また、日頃から全国各地数多くの芸能事務所やプロダクションとのお付き合いがあることから、担当者とのより一層スピーディーなやりとりができる上、トラブルが発生した際の対応もキャスティング会社が仲介役として対応してくれるので安心して任せることができます。
なぜ大手企業が広告にタレントを起用するのか明確な理由について理解を深めてみませんか?
次の記事では、企業が広告にタレントを起用すべき理由ついて解説しています。
広告起用を提案するにあたって有益な情報がたくさん含まれているのでぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
今回はタレントを企業広告・イベントに起用したいと考えている方に向けて、具体的な効果、タレント起用の際のポイントなどを詳しくお伝えします。タレントを起用により、CVRが4%から8%と2倍にも増加したという実例も!CMや広告/イベント制作はユウメイキャスティングにお任せください!
私たちYOU MAY Castingは300社以上の芸能事務所との厚いリレーションを持っており、スピーティーかつスムーズなやりとりを実現出来るだけでなく、煩雑になりがちな芸能人起用のための諸条件調整や契約書等の書類関係の整理手配までをもワンストップでご依頼いただくことが可能となっています。
芸能人やタレントに限らず、モデル、インフルエンサーからアスリートまで幅広くキャスティングが可能で、扱えないジャンルはありません。
制作事業部を社内に設置していることから、芸能人の出演料についての疑問はもちろんのこと広告制作の基本的な流れにも精通していますので、初めての芸能人の広告起用でノウハウがまったくない、という場合でも常に利用される皆さんにとってわかりやすく納得のいただけるご提案を心がけています。
自社広告への芸能人起用を検討中の方は、ぜひYOU MAY Castingに一度ご相談ください!
さらに以下の記事では、キャスティング会社一覧について詳しく解説しています。また、芸能人を広告起用する際の正攻法についても触れていますので広告を打ち出したいけれど絶対に失敗したくないと言う方はぜひご覧ください。
広告制作や自社商品などのプロモーションでタレント・芸能人、モデル起用を検討するにあたって重要なキャスティング会社。ここでは初めてキャスティングをする方にもおすすめなYOU MAY Casting(ユウメイキャスティング)をはじめとした東京・大阪の大手キャスティング会社5社一覧をご紹介!
今回は自社広告に芸能人を起用する際の出演料相場や、人気の芸能人ランキングなどをご紹介してきました。
人気な芸能人の起用となると金額も上がるしハードルが高そう…と思われがちですが、キャスティング会社をうまく活用していただき、しっかりと手順を踏んで進行できればどんな芸能人の起用も決して不可能なことではありません。
この芸能人を起用してみたい!というご相談や、この予算で自社のイメージに合う芸能人はいるかな?など、どんな内容でも完全無料でご相談いただけます。
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Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. WEB制作(LPなど)も一緒にお願いしたい。できれば展示会のPOPなどの制作も…
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、CM制作・HP/LP制作・交通広告制作・SNS広告制作・POP制作・PRイベント制作、など全ての範囲を一括してお任せいただけます。 制作実績例はこちら:https://youmaycasting.com/other/creative/
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。
Q. 自社でのSNSの情報発信は依頼できますか?
A. タレント及び事務所から承諾頂ければ可能です。タレントが出演、発信する全ての内容についての諸条件をキャスティング会社がチェック・管理いたします。
YOU MAY Casting専属グラフィックデザイナー。
大手モデルエージェンシーのデザイン部門にてデザイナーに従事後独立。現在はモデル・芸能業界にてグラフィックを中心としたデザイン全般を手がける他、飲食業界・スイーツ業界にてロゴやパッケージ、WEBなどその範囲は多岐に渡る。
高級ブランドからサブカルまで、さまざまなタイプの提案を得意とする。