こんにちは。デザイナーのイブです!
その時代の流行や世相を表すテレビCMには、その時々で注目されている若手の女優が起用されることが多くあります。
中でも清涼飲料水の「カルピスウォーター」、「ポカリスエット」、また結婚情報誌「ゼクシィ」のCMはこのCMに出ればブレイク確実!と言われるような新人女優の登竜門的存在でもあり、実際現在までにもCMキャラクターの中から数多くのブレイク女優を輩出してきました。
今回はこの3つのCMの歴代女優やその後の活躍や、現在CMに起用されている大注目の女優などをご紹介していきたいと思います。
また、そんなブレイク寸前な若手女優を起用する方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
そもそも、なぜ「カルピスウォーター」「ポカリスエット」「ゼクシィ」などのCMが新人女優の登竜門とされているのでしょうか。
これらのCMに共通して言えるのは、“清潔感”、“フレッシュさ”が滲み出る演出と女優が起用されている点です。
喉の渇きを潤す冷たい飲料水や、純白のドレスを纏った花嫁姿は、無垢なイメージのある新人の女優がキャラクターを演じるからこそ最大限に魅力が引き出されていると言えます。
企業側はブランドのコンセプトにあったフレッシュで目新しいキャラクターを起用する事でイメージアップを図ることができ、また新人女優は知名度の高いブランドのCMに出演する事で大きく飛躍するきっかけになるので、結果これらのCMが登竜門と呼ばれるようになったのではないでしょうか。
また、業界の面から言うと、上記のようなCMには博報堂や電通などの大手広告代理店が制作に入っており、CM発表の際の話題性を高めるために「〇〇ガール」の名称で打ち出し、人々の注目を集めるプロモーション戦略であるという点もあります。
昨今では不動産、物件サイト、情報誌などといった企業でも次々と若手の女優を起用したCMを展開しており、“新たな登竜門CM”としての潮流ができ始めていますので、今後もこの流れは続いていきそうです。
以下の記事ではタレント起用における企業の変革をキャスティングの目線からご紹介しています。
ご興味のある方はぜひ併せて参考にしてみてください。
広告にタレントを起用したいけど、何から始めれば良いのかわからないというお悩みはないですか?タレントを起用した広告やイベントは、絶大な効果があります!今回はそんな広告やイベントのタレント起用に関するメリットやおすすめの方法を、昨今の芸能界事情を混ぜご紹介します。
老若男女問わず長年愛され続けている国民的飲料、カルピスウォーター。
カルピスウォーターのCMキャラクターを務める女優たちは「カルピスガール」とも呼ばれ、新CMキャラクターが発表されるたびに注目を集めています。
ここからは過去話題になった女優から最新CMのキャラクターまで見ていきましょう。
カルピスウォーターのCMでは、2023年現在までに14人のCMキャラクターが登場しています。
出演作が話題になった新進気鋭の若手女優や、今でも大活躍している大御所女優まで、豪華な面々の名前がリストを連ねていますね。
初代カルピスガールは1993年に起用の西田尚美さんで、初々しくも自然体な演技で人気を博しました。
当初はファッションモデルとして活躍していましたが、カルピスのCMに出演した1993年頃から女優にシフトしていき、現在でも2023年1月クールのドラマ「ハマる男に蹴りたい女」などの話題作に出演するなど、第一線で活躍し続けているベテランの女優さんです。
登竜門的CMに出演した女優の多くは、CMでのフレッシュな演技が話題を呼びブレイクへと繋がってゆき、その後も躍進的にタレント活動を続けているというのがわかるかと思います。
<引用:カルピス 公式サイト>
カルピスのCMキャラクターといえば、長澤まさみさんの顔が思い浮かぶという人も多いはず。
それもそのはず、9代目CMキャラクターを務めた長澤まさみさんは、最初の2005年のCM出演後にもカルピスウォーターやカルピス関連商品のCMに数多く出演しています。
今年5月に公開された「カルピス由来の乳酸菌科学」シリーズの最新CMでは、社会人役の長澤さんと後輩の日常シーンを切り取った楽しげな内容で、初登場の頃から変わらない無邪気な笑顔を見せていました。
初出演時にはまだ10代で初々しい女子高生を演じていた長澤さんも、今や日本アカデミー賞受賞の常連である言わずと知れた名女優。近年でも「キングダム」や「シン・仮面ライダー」などといった話題作に出演し続けて日本のエンタメになくてはならない存在感を放っています。
カルピスにとっても今年でCM出演歴18年目と、もはや長澤さん抜きには語れないというほど長年親しみ愛され続けているCMキャラクターとなりました。
<引用:カルピス 公式サイト>
カルピスウォーター14代目CMキャラクターを務めるのは、沖縄県出身の現在17歳の當真あみ(とうまあみ)さんです。
2022年の初起用から引き続き、2023年の新CM「部活終わり」編では学校帰りの一コマで学生の日常生活を切り取った青春を感じる内容のCMに仕上がっています。
當真さんはフレッシュな笑顔が印象的で、カルピスの甘酸っぱくて爽やかなイメージにぴったりと合っていますよね。
2020年に現在の事務所からスカウトされ、女優デビューしてから間もないですが、当時14歳とは思えない大人っぽい表情を見せたリクルートのCMへの出演や、TBS系ドラマ「妻、小学生になる」での天才小説家役、更に映画「いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君」で主演を果たすなど、既にドラマや映画・CMに引っ張りだこで今後のますますの活躍が期待されるブレイク必至の女優さんです。
これからの出演作もどんな表情を見せてくれるのかが楽しみですね。
ポカリスエットもカルピス同様に、1980年の登場以来大人気となり日本人には欠かせない存在となった清涼飲料水です。
近年では群像劇による斬新なCMの演出方法が話題に上ることが多いですが、主演を務める若手女優のキラリと光る華やかさと存在感も見どころの一つです。
では実際にどのような女優がイメージキャラクターに抜擢されてきたのか、次では歴代女優をまとめてご紹介いたします。
ポカリスエット歴代のCM女優は、2023年時点で計15名います。
一覧で見てみると、錚々たる顔ぶれの女優さんが並んでいて圧巻ですよね。
1986年に初代ポカリスエット・イメージガールとなったのは歌手の森高千里さんでした。
「ポカリスエット・イメージガールコンテスト」でグランプリに輝いたことをきっかけに芸能界デビューをすることになり、その後も映画 「あいつに恋して」のヒロインに抜擢されたり歌手としてデビューしたりと、森高さんは様々なシーンで才能を開花させていきました。
26年ぶりとなる2012年にも子を持つ母親役として再度ポカリスエットのCMに登場し、話題を呼びました。
また、森高さんに続く2代目イメージガールの宮沢りえさんは当時15歳で、その透明感あふれる美少女ぶりでCMを見た多くの人々を魅了し、ポカリスエットの名と共に男女問わずお茶の間へと広く浸透していきました。
実は厳密に言うと、ポカリスエットのCMキャンペーンガール路線はこの宮沢さんの代から始まったそうです。
確かに当時のCMを見てみるとそれ以前のCMよりもキャラクターのアップの画が多く、出演女優の魅力にフォーカスしたプロモーションへと舵を切っていることが窺えます。
<引用:ポカリスエット 公式サイト>
ロングセラー商品であるポカリスエットですが、一時期は新規顧客をうまく取り込めず、売上が伸びずに苦戦したこともありました。
この状況を打開するために、2015年頃からは、それまで機能性をメインとしたCMを展開してできた“風邪をひいた時””熱中症の時期に飲む物”といったイメージを刷新すべく、部活や遊びで汗をかく若年層に向けて「青春の味」としての広告を打ち出し始めました。
それに伴いイメージガールも若年層に人気の高い女優である中条あやみさんを起用し、ポカリスエットに新しい風を呼び込んだのです。
セーラー服姿で街の中を疾走する姿はとても印象的で、「自分は、きっと想像以上だ。」というメッセージも相まってこれからの新たな始まりを感じさせるCMとなっていました。
この広告効果はてきめんで、2011年以前は横ばいで推移していた売上が打ち出し方を変えたことにより2015年以降は売上が回復し、今現在も伸び続けています。
青春時代を送る中高生にキラキラと輝いて見えるような広告演出と、それにぴったりと合ったフレッシュなイメージキャラクターの起用が功を奏し、ポカリスエットというブランドの地位を不動のものへと築き上げました。
<引用:ポカリスエット 公式サイト>
そんな青春を謳歌する若者を代表する存在とも言えるポカリスエットのイメージガールですが、2023年の新作CM「青が舞う」編では当時15歳の池端杏慈(いけはたあんじ)さんと当時13歳の椿(つばき)さんの二人がブランドCM初のWヒロインとして抜擢されました。
二人はコロナ禍で青春時代を経験しきれなかった日本全国の中高生約1,060名を率いて、“制服でダンス”“体育館でライブ”“プール掃除”など、全部で12の”憧れの青春シーン”を等身大の姿で演じています。
椿さんは2022年に芸能界デビューしたばかりの正しく新星。初めてのオーディションでSUBARUのCMが決まり、その後もモデルとして雑誌GINZAで表紙を飾るなど、今最も注目されている若手女優の一人です。
一方の池端さんも、2021年にニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し雑誌ニコラの専属モデルとなったのち、2022年のTBS日曜劇場「オールドルーキー」にてテレビドラマ初出演。
同年12月には映画「かがみの孤城」で映画初出演を果たすなどその勢いはとどまることを知りません。
ポカリのCMでみずみずしい演技を見せた二人が今後どのように活躍の場を広げていくのか、これからの活動からも目が離せません。
先にご紹介した上記二つは中高生をメインターゲットとしたCMでしたが、日本最大級の結婚情報誌ゼクシィのCMでは20歳前後の年代の女優を中心に起用しています。
毎年話題となるCMが発表されていますが、どのような女優たちがイメージキャラクターとして起用されてきたでしょうか。
ゼクシィのCMにはこれまで14名の歴代ゼクシィガールが登場していて、まだ当時は無名だった女優やモデルの多くがこのCMに出演する事で有名になっていきました。
ファッションモデルとしても活躍していて女性からの支持も多い女優さんが多く名前を連ねているのが特徴的です。“憧れの花嫁像”を表現するのにふさわしい、華やかな女性ばかりですよね。
初代ゼクシィガールは2001年にCMに出演した加賀美セイラさんです。
当時まだ若干13歳の若さで結婚情報誌のCMに登場し自ら歌う演出に、世間の話題となりました。
その他にも2014年には広瀬すずさん、2016年には吉岡里帆さんと、現在CM、映画やドラマなどに引っ張りだこの人気の女優さんを多数輩出しています。
また、吉岡里帆さんが出演したCMからは「ゼクシィボーイ」としてパートナー役も人気の若手俳優が起用され、その組み合わせがダブルで話題を誘うようになりました。
<引用:ゼクシィ 公式サイト>
2017年に10代目ゼクシィガールとなった佐久間由衣さんが出演したCMは、「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、あなたと結婚したいのです」というキャッチーコピーが人々の共感を誘い、大きな話題となりました。
時が止まったウエディング会場でナレーションだけが流れるイントロはまるで映画のワンシーンのようで、幸せそうな笑みが溢れる佐久間さんの表情につられて見る人にもハッピーな気持ちが伝染するようなCMに仕上がっています。
テレビCMという短い時間の中で、心を掴むキャッチコピーと企業の想いを体現できるキャストとが見事にマッチしたプロモーション成功例の一つと言えるでしょう。
<引用:ゼクシィ 公式サイト>
最新CMで14代目ゼクシィガールに選ばれた茅島みずき(かやしまみずき)さんは、長崎県出身の現在19歳の女優です。
CMでは新郎役の兵頭功海さんと共に結婚準備から式当日までの日常シーンをハッピーオーラ全開の笑顔で演じました。
茅島さんは2019年にポカリスエットのCMにも抜擢されており、当時14歳にしてその大人びたルックスと170cmの長身を生かした迫力のあるダンスで注目を浴びました。
中高生をメインターゲットとしたポカリスエットのCMを皮切りに、そこから少し大人の20歳前後の女優をイメージガールとしたゼクシィのCMへの出演へと、華麗なステップアップを遂げているのがわかるかと思います。
一見クールな印象がありますが、コロコロと変わる表情の豊かさが魅力的な茅島さん。数多くの映画やドラマなどに出演しているだけでなく、2021年からは雑誌Seventeenの専属モデルとしても活躍しており、女優にモデルにとさまざまな媒体で才能を発揮しています。
今後のますますのブレイクが期待されますね。
自社のプロモーションにも、そんなブレイク必至の若手タレントを起用したい!とお考えの方も多いのではないでしょうか。
次では、一体どうやってそんな新人を探せばいいのか…とお悩みの方に向け、起用する方法をお伝えいたします。
ブレイク前の女優を探すには、キャスティング会社に依頼するのがおすすめです。
キャスティング会社は各芸能事務所やタレント事務所との厚いリレーションがあり、常に芸能界の最新の情報をアップデートしています。
もちろん登竜門CMにこれから選ばれる可能性があるような新人女優の情報も数多く持っているので、キャスティング会社に起用の依頼をすればブレイクする可能性がある新人モデルやタレントをブレイク前に起用することができるのです。
私たちYOU MAY Castingは、株式会社プロモデルスタジオが手がける総合キャスティングサービスです。
日頃から全国各地の芸能事務所と多数お付き合いがあり密に連携をとっているので、常に新しい情報でスピード感を持ったキャスティングを得意としているだけでなく、芸能育成支援部門を関連事業に持っていることから、先見の明を持ってブレイク必至の新人タレントをご提案することを可能にしています。
さらに、YOU MAY Castingではメインとなるタレントのキャスティングだけにとどまらず、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどのクリエイター手配から、制作事業部によるクリエイティブ制作までをも一括してお任せいただけます。
ブレイク前の女優をお探しの際には、ワンストップでまるっとお任せいただける私たちにぜひ一度ご相談ください!
アクセサリー等の企画製造や販売を行うブランドからカラーコンタクトの新商品発売が決定し、そのイメージキャラクターとしてティーン世代を中心に最も勢いのあるモデル、林芽亜里(はやしめあり)さんをキャスティングしました。
それまで小中学生に人気の雑誌ニコラの専属モデルとして人気を博し活躍していましたが、2022年春に惜しまれつつ卒業。同年のコンタクトの広告出演後からは最年少で雑誌ノンノの専属モデルデビューを果たし、大きく飛躍を遂げました。
また、現在は「オープンハウス」のCMに出演し木村拓哉さんとも共演中。2024年の日本テレビ系ドラマ「先生さようなら」でヒロイン役でのドラマ初出演が決まるなど、モデル業だけでなく女優としても活躍の場を広げています。
今回は登竜門CMに登場するイメージガールを中心に、ブレイク女優を多数ご紹介してきました。
納得の顔ぶれで、きっと皆さんの中で印象に残っていたCMもたくさんあったかと思います。
こうして歴代の話題CMを見ていくと、いかにブランドとイメージキャラクターがマッチしたプロモーションが重要かがよくわかりますね。
イメージキャラクターのキャスティングについて詳しく知りたい方は、以下のコラムもぜひ参考にしてみてください。
芸能人やタレントを企業のイメージキャラクターとして起用するにはどのような手順を踏めば良いのでしょうか?イメージキャラクターとは正式にどんな人物のことを指すのか、芸能人に企業のイメージキャラクターになってもらうにはどんな流れになるのか、費用面も詳しくお伝えします!
YOU MAY Castingではお客様の希望を叶えることを最優先に、弊社独自のリレーションを駆使して最適なご提案を可能にしています。
ブレイク前タレントの起用のご相談も、ぜひYOU MAY Castingへお任せください。
本日も皆様からのお問い合わせをお待ちしております!
ブレイク必至女優の起用についてご相談はYOU MAY Castingへ!
Q. 提案いただける女優のリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。
YOU MAY Casting専属グラフィックデザイナー。
大手モデルエージェンシーのデザイン部門にてデザイナーに従事後独立。現在はモデル・芸能業界にてグラフィックを中心としたデザイン全般を手がける他、飲食業界・スイーツ業界にてロゴやパッケージ、WEBなどその範囲は多岐に渡る。
高級ブランドからサブカルまで、さまざまなタイプの提案を得意とする。