こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
川口春奈さんといえば、今やCM女王と呼ばれるほど人気が高く、抜群の好感度を誇っています。実際にテレビCMやWebCMでも、特にここ数年は目にする機会が多くなっているタレントの一人かと思います。これから広告を出したい企業や自治体などは、川口春奈さんのような好感度・認知度の高いタレントを起用したいと考える方も多いはず。
そこで今回は、川口春奈さんについて、基本的なプロフィールから挫折・成功への軌跡、なぜ好感度が高いのか、出演するCMの成功の理由など、キャスティング会社の目線から詳しく分析していきます。また、CMなど広告におけるタレントキャスティングのポイントや注意点なども詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
川口春奈さんは株式会社研音所属の女優で、2007年にファッション誌『ニコラ』でモデルとしてデビューしたことから芸能界入りしました。モデルとして活躍しながらも、2009年には「東京DOGS」で女優として華々しくデビューし、その後も人気ドラマや映画に出演しています。
その他の主な出演作品は、映画「好きっていいなよ。」、「一週間フレンズ。」、ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」、「着飾る恋には理由があって」、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」など多数。
また、2020年1月から開設した公式Youtubeチャンネル「はーちゃんねる」では、日常や旅行のVlog、コラボ動画、食事や一人飲み動画など、幅広い内容を発信し続けており、2024年4月の時点での登録者数はおよそ192万人にものぼっているなど、SNS上でも非常に人気であり、若者世代からの支持も厚いことがわかります。
今や大人気の川口春奈さんですが、実は“低視聴率女優”と呼ばれていた過去があります。
主演を務めた2013年のドラマ「夫のカノジョ」で、3%台という低視聴率を何度も出してしまい、結果としてこのドラマは打ち切りという悔しい終わり方をしてしまいました。この一件で“低視聴率女優”というレッテルを貼られ、連続ドラマの出演がなくなった時期もあった川口さんですが、転機が訪れます。
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、沢尻エリカさんが薬物騒動で降板となり、急遽代役として川口春奈さんが抜擢されました。はじめは不安視する声も多かったようですが、織田信長の正妻という大役を1年に渡って演じ切った川口さんに対する評価は、格段に上がりました。「麒麟がくる」以降は、低視聴率女優と揶揄されることも少なくなっていったそうです。
さらに、2022年に目黒蓮さんと恋愛模様を演じたドラマ「silent」では、当時のTwitter(現X)で世界トレンド1位を獲得するなど、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなりました。
こうして川口さんは、自身の実力を磨き続けることで、低視聴率女優という世間のイメージを払拭し、今では好感度女王として第一線で活躍を続けています。
川口春奈さんは、ニホンモニター株式会社が発表している「タレントCM起用社数ランキング」で2023年の年間1位に君臨しました。その起用社数はなんと21社にものぼり、味の素やサントリーなど、一流企業のCMにも多く起用されています。なお川口さんは、2022年にも16社のCMに起用され、同ランキングでは堂々の第2位に輝いています。
川口さんがここまでCMに起用されるのは、その高い好感度が大きな理由になっています。
ドラマで改めて演技力や魅力を発揮し、視聴者だけでなく業界の関係者からの評価も上がったことももちろんありますが、SNSをうまく活用したことも好感度を上げる大きな要因となったかと思います。公式Youtubeチャンネルでは素顔や部屋着というリラックスした姿をさらけ出したり、一人でラーメンを食べる姿を公開したりと、見ている人にとって親近感が沸きやすい内容になっています。普段のテレビやドラマでは見ることができない、素の川口さんを隠すことなく発信している様子に、好感度が上がった方も多いはず。
また、Instagramでも撮影の裏側やオフの様子の他、ばっちりと決めている写真など、さまざまな表情をアップしていることで人気となっており、今ではフォロワー数が487万人にものぼっています。(※2024年4月時点)
このように川口さんは、若い世代をはじめ、テレビ離れがささやかれている現代において積極的にSNSを活用し、自身の魅力を発信することで、認知度や好感度を上げることに成功しています。
以下のコラムではCM出演ランキングをご紹介しています。ご興味のある方はぜひあわせて参考にしてみてください。
CMに出演するタレントは、企業や商品の顔となりとても重要な役割を担っています。今回は2023年にテレビCMで一番目にしたタレント、また一番多くの企業に起用されたタレントのランキングをご紹介します。タレントをCMに起用する効果や方法も解説しています。
<引用:サントリーホールディングス株式会社 サントリーチャンネル>
サントリーホールディングス株式会社が新発売した「ジャスミン焼酎〈茉莉花〉」のテレビCMに、川口春奈さんを起用。自他ともに認める“酒豪”の川口春奈さんのイメージによく合うお酒系のCMキャスティングになっています。
目をパチクリさせながら「JJってなに?」と問いかける姿に、「困り顔がかわいい」など多くの反響がありました。共演しているkemioさん・平田敦子さんの存在感とのバランスもよく、コメディ調に仕上がっているCMは、一度見たらしっかりと印象に残りやすい作りになっています。
また、川口春奈さんは他にもサントリーのザ・プレミアム・モルツのCMにも出演歴があり、サントリーのイメージキャラクターとして定着しつつあります。
<引用:日本製鉄株式会社 公式Youtubeチャンネル>
日本製鉄株式会社は2023年10月から川口春奈さんをCMに起用し、木戸大聖さん、阿部久令亜さんと3人できょうだいを演じた掛け合いの演出が話題になりました。家族同士の日常会話のような様子の中で、“鉄”について語り合うという、ありそうでない会話の内容に、思わず引き込まれてしまった方も多いかもしれません。
特に「朝の体操篇」では、海辺で大勢の人と共に朝の体操を踊る姿に、「シュールでかわいい」など多くの反応が寄せられました。
日本製鉄をはじめとする鉄鋼会社は、消費者に直接商品やサービスが届くものではなく、B to B企業であるため、企業CMで売り上げアップ、などの効果は見えにくいかもしれません。それでも川口春奈さんのように若い世代にも人気のある女優を起用するのは、企業の認知度を向上させて人手不足を解消させること、そして働いている社員の士気を上げ、離職率を少しでも下げることなどが、企業としての大きな目的となっているようです。
<引用:味の素株式会社 Youtube クノールカップスープ「うちの温朝食 コーン篇/かぼちゃDIP篇」>
川口春奈さんは、味の素株式会社が販売する「クノール® カップスープ」のイメージキャラクターを2014年から務めており、すでに10年ほどCMに登場し続けています。同じタレントを起用し続けることは、“タレント=企業(商品)”というイメージ付けのパワーが凄まじく、カップスープを見かけると川口春奈さんの姿が頭に浮かぶという方も実際にいるかと思います。それほど同じタレントをCMに起用することは、企業にとって影響力の大きいものであることがわかります。
これまで数多くのCMが公開されてきましたが、どの回でも川口春奈さんが美味しそうに商品を飲み、アツアツのスープにほっこりしている姿が映し出されています。その様子を見て、つい自分も飲みたくなった方もいると思いますが、消費者への購買意欲を掻き立てるCMの内容になっています。
①ギリシャヨーグルト パルテノ/森永乳業
森永乳業株式会社が2024年1月から「ギリシャヨーグルト パルテノ」シリーズの新イメージキャラクターに川口春奈さんを起用。「普通のヨーグルトに戻れない」と本音を漏らしながら、美味しそうにヨーグルトを食べる川口さんの姿が人気のCMです。
②スマホでホームズ/LIFULL HOME’S
株式会社LIFULLが川口春奈さんを起用したCMを2022年から公開しています。川口さんが見ている人に語りかけてくる内容になっており、引っ越しについて前向きに、真剣に考えるきっかけとなるようなCMです。
③「大切り旨ねた祭り はまい!」篇/はま寿司
川口春奈さんをブランドアンバサダーに起用している株式会社はま寿司は、毎回美味しそうに、楽しそうにお寿司を食べる川口さんの様子をCMにしています。「はまい!」というキャッチフレーズもわかりやすく、印象に残りやすい作りとなっています。
④「ニデックってなんなのさ?」篇/ニデック
日本電産株式会社が2023年4月から社名を新たに「ニデック株式会社」に変更するにあたって、川口春奈さんをCMに起用。往年の名曲のパロディとともに「あんた、ニデックって何なのさ?」と決め台詞をクールに言い放つ川口さんの姿が印象的です。
⑤Qoo10/イーベイ・ジャパン
インターネット総合ショッピングモールで人気の「Qoo10」を運営しているeBay Japan合同会社の企業CMに川口春奈さんを起用し、アニメーションを活用したポップで見やすい作りになっています。ラフな部屋着姿で登場した川口さんの姿も話題になりました。
2023年もCM女王に輝いた川口春奈さんですが、SNSやネットなどでは「とにかくかわいい」「好きだからたくさん見られて幸せ」「川口春奈さんになりたい」など、好意的な反応がたくさん寄せられました。
さらに、前述のはま寿司のCMを見て「はま寿司さんでお昼にしました」「はま寿司行きたくなる」など、企業CMとして高い効果を得られたこともネットの反応から垣間見えます。
川口春奈さんがここまでCM女王の名前を欲しいままにしているのは、スキャンダルや炎上と無縁という点も大きく関わっているようです。昨今はネット社会になってより一層、芸能人や有名人のスキャンダル・些細な発言での炎上などが目立つようになりました。しかし、川口春奈さんはこれまで目立った不祥事がなく、SNSも複数のプラットフォームで発信していながらも炎上はほとんどありません。
企業としても、CMに起用したタレントなど芸能人が不祥事を起こしたり炎上してしまうと、企業や商品のイメージまでも悪くなってしまう恐れがあるため、できるだけ炎上などから程遠い方をキャスティングしたいと考えるはずです。川口春奈さんのように、不祥事を起こした経験がなく、好感度の高い方は、企業にとってもぜひ起用したいタレントの一人であると言えるかもしれません。
ここからは、川口春奈さんのような好感度・効果の高いタレントをCMなど広告に起用するにあたって、キャスティングの際のポイントをご説明します。
CMや広告によって得たい効果や目的は、企業によって違いがあると思います。しかし、“ブランドイメージを向上させる”という点においては、どの企業も広告を打ち出す際に考えている目標の一つかと思います。
タレントを起用することで、そのタレント自身の持つ好感度の力を借りて、企業や商品自体のブランドイメージや好感度をアップさせることができます。特に川口春奈さんのような好感度の高い女優などタレントであれば、その効果は絶大です。
ここで重要になってくるのが、“どのタレントを起用するのか”という部分。CMの内容ももちろんですが、起用するタレントによっても、広告の成功には大きく影響します。そのためには、企業のカラーやイメージと合ったタレントを起用することが重要です。あえてかけ離れたタレントを起用する戦略もありますが、基本的には企業とタレントのイメージが近いほど、消費者はその企業や商品に対するイメージ付けがしやすくなります。
以下のコラムでは企業におけるタレントや著名人の起用におけるポイントをご紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
広告や宣伝物など様々なシーンでタレントや芸能人を起用する“タレントキャスティング”は、製品や企業の認知度アップ、売上向上、企業ブランドのイメージアップにも繋がる施策です。今回はタレントキャスティングに関しての基礎知識から実際かかる費用をお伝えします。
前述のもの以外にも、タレントを選ぶ際の重要なポイントがいくつかあります。
ポイント①予算に合っているか
一般的にCMにタレントを起用する場合は、その他の広告よりも金額が高くなります。企業としても得られるメリットや効果は大きいはずですが、予算と合ったランクのタレントを選ばなければ費用対効果が高くなりません。あらかじめ予算をいくらにするのか明確にした上で、タレント選びを進めるとよいでしょう。
ポイント②競合の有無
CMなど広告には、基本的に“競合”というルールがあります。商品にかける競合・同じ分野の企業にかける競合・特定の分野にかける競合と、種類はいくつかありますが、起用したいタレントがすでに競合他社のCMに出ている場合は、そのタレントは起用できない場合が多くなっています。事前に起用したいタレントの競合の有無は調べておきましょう。
ポイント③リスクマネジメント
タレントと切っては切り離せないのが、不祥事や炎上です。
ネット社会となった現代では特に、SNSでの些細な発言が引き金になり、一瞬で炎上してしまうパターンも多くあります。炎上しないタレントを探すというのはなかなか難しいかもしれませんが、過去にSNSで過激な発言をしていないか、不祥事を起こした経験はないかなど、調べておくと安心です。
私たちYOU MAY Castingはキャスティング会社として、タレントのキャスティングを全力でサポートさせて頂きます。広告業界・芸能業界に長く身を置く私たちが持つ情報網を駆使し、イメージにぴったり合うタレントを提案することをお約束します。
しかし、私たちの役割はそれだけではありません!
撮影までのスケジュール管理や撮影当日のアテンド、スタッフの手配も一括してお任せして頂くことが可能です。さらに、私たちは独自の制作部門があるため、撮影で終わりではなく、その後の制作の段階まで、全て一括でのサポートができます!
また、CMが完成したり、企業のイメージキャラクターとしてタレントを起用した場合、メディア向けにプレスリリースを出したりお披露目イベントを行うことも多いかと思いますが、そのPRイベントの取り仕切りやメディアへの情報発信も、私たちYOU MAY Castingに依頼して頂くことが可能です!
YOU MAY Castingが行うメディアサポートの詳細はこちら
◆川口春奈さんプロフィール
株式会社研音所属の女優。2007年にファッション誌『ニコラ』デビュー。
主な出演作品:「東京DOGS」・「好きっていいなよ。」・「着飾る恋には理由があって」・「silent」・NHK大河ドラマ「麒麟がくる」など。
また、ニホンモニター株式会社が発表している「タレントCM起用社数ランキング」で2023年の年間1位に輝きました。
◆川口春奈さんの好感度の秘密
・ドラマや映画などで演技力や魅力を発揮し、評価をあげた
・YoutubeなどSNSをうまく活用している
・不祥事や炎上などの経験がほとんどない
◆川口春奈さんのCM出演歴
注目されたCM①ジャスミン焼酎〈茉莉花〉/サントリー
注目されたCM②「世界は鉄でできている。」/日本製鐵
注目されたCM③クノール®カップスープ/味の素
★その他代表的なCM
①ギリシャヨーグルト パルテノ/森永乳業
②スマホでホームズ/LIFULL HOME’S
③「大切り旨ねた祭り はまい!」篇/はま寿司
④「ニデックってなんなのさ?」篇/ニデック
⑤Qoo10/イーベイ・ジャパン
◆CMにタレントをキャスティングするメリット
メリット①ブランドイメージが向上する
メリット②認知度も向上する</strong>
メリット③売り上げアップ
◆CMにタレントをキャスティングするポイント
ポイント①予算に合っているか
ポイント②競合の有無
ポイント③リスクマネジメント
川口春奈さんのような人気女優をCMや広告などに起用したい時は、ぜひ私たちYOU MAY Castingにご相談ください!
実は、芸能事務所の関係者は基本的に多忙であるため、初めてコンタクトを取る企業や自治体はなかなか取り次いでもらえないこともあるのが現状です。しかし、私たちのようなキャスティング会社であれば、すでに各事務所や関係者からの信頼を得ているため、キャスティング交渉をスムーズに進めることができます!
もちろん女優だけでなく、アーティストやお笑い芸人、インフルエンサーなど、どんなジャンルの方でも交渉をすることが可能です。まだ起用したい方のイメージが決まっていない場合でも、専門のスタッフがしっかりとヒアリングをして、お客さまのイメージに合った方をご提案させて頂きます!
どんな些細なことからでも、まずはお気軽にお問い合わせください。皆さまと効果の高いCMや広告を一緒に企画・制作できることを、スタッフ一同心よりお待ちしています!
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。