こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
企業や自治体が広告撮影・イベント開催をするにあたって、必ずと言っていいほど必要になってくるのが「ヘアメイク」です。
そこで今回はヘアメイクについて、依頼する際の料金相場を種類や媒体別に、余すことなくご紹介します!
また、ヘアメイクを依頼するメリット・デメリット、依頼する方法やポイントなども、これまでに数多くのキャスティング成功実績がある私たちYOU MAY Castingが詳しくご説明しますので、ぜひ広告制作・イベント開催の参考にしてみてください。
なお、そもそもヘアメイクとは、「ヘアメイクアップアーティスト」のことを指しています。韓国など他の国ではヘア担当・メイク担当とそれぞれ専門が分かれていることもありますが、日本の場合は基本的に、ヘアとメイク両方をプロとして行っている人がほとんどです。
目次
まずは早速、ヘアメイクにかかる料金の相場をみてみましょう。
ここでは、用途別にヘアメイクを利用した際の相場を示しました。
基本的にCMなど広告撮影の場合は、起用するタレントだけでなく、撮影技術やスタッフも一流の場合が多く、全体にかかる費用もその他に比べると高い傾向があります。そのため、ヘアメイクも一流の方を呼ぶことが多く、その分かかる費用も比例して増加します。
なお、この表で示す「個人」とは、趣味や記念日の思い出などでスタジオを借りたり、ロケをして写真を撮る場合のことをいいます。
前述の表では、広告撮影時のヘアメイクが、その他のシチュエーションに比べると金額が高くなっています。モデルの場合は3〜10万円くらいですが、タレントやアーティストなど芸能人を起用する場合は10〜30万円くらいが相場といわれています。
なお、芸能人の中にも、人によっては専属のヘアメイクがついていることがありますが、その場合は前述の表の相場よりも高額になることがほとんどです。起用したい芸能人が決まったら、契約を行う前に専属のヘアメイクの有無を確認しておくと、予算に組み込んでいなかった費用が急に発生してしまった、という心配もありません。
ブランドや商品のビジュアルにモデルを起用し撮影をしたいと考えた際に、モデル選びや手配だけでなく、カメラマン・ヘアメイク・スタイリストなどのクリエイター、ロケ地やスタジオといった撮影場所の手配など、広告物の制作部分までを一括でお任せできる方法をご紹介します。
ポイント①依頼先の選び方
個人でヘアメイクを依頼する場合は、写真スタジオやブライダル関係、美容院などが一般的ですが、企業や自治体の広告・イベントなどで依頼する場合は、ヘアメイクが所属している事務所に依頼することが多いかと思います。ヘアメイク・スタイリスト専門などの事務所に所属している方も多いですが、中にはフリーのヘアメイクとして独立している方もいます。
指名したいヘアメイクが決まっていれば直接事務所や本人にコンタクトを取る方法になりますが、特に決まっていない場合は、多くのヘアメイクが所属する事務所に掛け合って派遣してもらう形が良いでしょう。
ポイント②事前に撮影の詳細を伝えておく
ヘアメイクを依頼する際は、撮影やイベントに関する内容をできるだけ詳細に伝えた方が、料金の見積もりも出しやすく、ヘアメイク側も当日までの動きが決めやすくなります。
具体的には、以下のような項目を伝えておくようにしましょう。
・被写体となる人の性別や人数
・広告など媒体の種類
・どんなイメージで撮影したいのか
・撮影場所、拘束時間
・予算
大人数の被写体での撮影の場合は、ヘアメイクも複数人必要になるので、事前にスケジュールを押さえておく必要がありますし、かかる費用も大幅に変動します。また、撮影場所や拘束時間によっては、ヘアメイクの移動費や宿泊費、お弁当代なども依頼者側で負担することになります。
ポイント③キャンセルポリシーを確認・遵守
依頼した企業側の都合、被写体となるモデルや芸能人の都合などで、撮影が急遽キャンセルとなってしまうことも少なからずあるかと思います。
事務所や個人に限らずキャンセルポリシーを設定していることが多いですが、契約の前にこの条件を確認しておくこと、やむなくキャンセルとなってしまった場合はこのポリシーに従うことを念頭に入れておいてください。
さて、先ほどは媒体や被写体によるヘアメイクの料金相場の違いを示しました。ここでは、イベントによる料金相場をご紹介します。…とはいっても、実はイベントの種類ごとに相場に大きな差が出るわけではありません。展示会やイメージキャラクター就任イベント、自治体主催のイベントなど、どんな種類のイベントでもヘアメイクの料金相場はほとんど変動しないと考えて良いでしょう。
もちろん、イベントの規模次第でヘアメイクが必要な人数が多くなる場合や、ヘアメイクの拘束時間が長ければ長いほど、比例して料金は高くなります。しかし、あくまでヘアメイクの料金は、被写体や時間・場所などに左右されるということになるかと思います。
広告の撮影やイベントなどでヘアメイクを依頼する際のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット①仕上がりが抜群に良くなる
当然といえば当然ですが、プロのヘアメイクに依頼することになるので、自分たちでメイク・ヘアセットをするよりも圧倒的に仕上がりが綺麗になります。コンセプトやイメージを細かく伝えることで、それに合ったイメージでヘアメイクを完成させてくれるので、広告やイベントをより良いものに仕上げるサポートをしてくれます。
メリット②撮影中も細かく修正してくれる
当日の気候や空調次第では、せっかくセットした被写体の髪やメイクが崩れてしまうこともあります。ヘアメイクの方は基本的に撮影にも帯同してくれるので、カメラが止まった一瞬でサッと直すなど、被写体が最高の状態で映ることができるようにしてくれます。
メリット③被写体のケアも完璧
特に外での撮影の場合は、気温や風の影響も受けやすくなります。ヘアメイクの方たちは被写体が快適に撮影に臨めるように、日差しを遮る傘を持ってくれたり、うちわで仰いで暑さを凌いでくれたりと、完璧なケアを施してくれるはずです。
デメリット①ある程度の料金はかかる
正直、ヘアメイクを依頼するデメリットはほとんどありませんが、強いていうならば料金がかかること、でしょうか。専属ヘアメイクの場合は相場よりも料金が高くなる、ということもしっかりとおさえておくと良いかと思います。ただ、料金がかかったとしても、高い完成度となるのはいうまでもありません。
デメリット②スタイリストは別途発注
これもデメリット、というほどのものではないかもしれませんが、首から上を整えてくれるのがヘアメイクなので、服を専門とするスタイリストが必要な場合は別途発注する必要があります。なお、スタイリストとヘアメイク、どちらもできるという方もいますが、それはあくまで稀な例といえるでしょう。
今回のコラムでは、あくまで広告での撮影やイベントにおけるヘアメイクの料金相場やメリット・デメリットについてご紹介していますが、ここでは宣材写真を撮影する際のヘアメイクについても軽くご紹介していきます。
宣材写真・プロフィール写真・アーティスト写真(アー写)、この3つは耳にする機会も多いかと思いますが、それぞれにどんな違いがあるか、比べてみましょう。
・プロフィール写真
身分を証明する、公式な場での使用を目的とした写真。顔やスタイルがはっきりとわかるものが多く、一般的には背景なども非常にシンプルです。芸能人のオーディションで使用される写真だけでなく、名刺や社員証、SNSのアイコンなど、一般的に使用する写真もプロフィール写真と括られることが多くなっています。
・宣材写真
宣材写真とは“宣伝材料写真”の略です。プロフィール写真という大きな枠の中で、主に芸能活動など表の仕事をしている方が自己PRのために使う写真のことをいいます。基本的に宣材写真とは芸能人の個性やキャラクターを表すような写真であることが多くなっています。また、声優やナレーターなど声を主体にする仕事の方は、写真だけでなく、ボイスサンプルも宣材として扱われることがあります。
・アーティスト写真(アー写)
宣材写真の中で、さらに芸能人の個性をわかりやすく表現したものをアーティスト写真(アー写)と呼びます。プロフィール写真の身分証明のようなシンプルさはあまりなく、イメージや個性がダイレクトに伝わるようにカジュアルで、自由度の高い写真となっています。
ここでは、宣材写真を撮影する際にヘアメイクを依頼した場合の料金相場を細かくご紹介します。
一般的な宣材写真は、前述の表で示した通りモデルの場合0〜3万円、タレントなど芸能人の場合は2〜10万円、個人は0〜1万円という相場になっています。
宣材写真を撮影する場合は、スタジオに依頼してヘアメイクや撮影など一括で行ってもらうパターンが多くなっていますが、その場合は前述の相場よりも撮影にかかる費用が多くなりますので、料金は上乗せされるイメージで良いかと思います。
なお、タレントが自分の個性を表現するためにカスタムして行う宣材写真の場合は、さらに料金が高くなる場合が多くなっています。
ヘアメイクはプロとしての技術はもちろん備えていますが、正直なところ、個人差があるのが事実です。その人の経歴や実績を確認し、依頼するのが良いでしょう。第一線で活躍するような有名な方であれば技術力・表現力は申し分ないですが、費用が高くなってしまう傾向があるので、先に予算を設定しておくと依頼先を選びやすくなるかと思います。
被写体であるタレントやモデルの場合は、イメージしやすいので特定の人物を選定することもできますが、ヘアメイクとなるとなかなか個人の差がわからず、難しくく感じるかもしれません。
そんな時におすすめの方法は、「①ヘアメイク事務所に依頼する」「②キャスティング会社に依頼する」ことです!
①ヘアメイク事務所に依頼する
ヘアメイクは、フリーで独立している方もいますが、ヘアメイク事務所に所属していることが多くなっています。この事務所に依頼すると、スケジュールや予算、イメージをヒアリングしてヘアメイクを派遣してくれるので、自分たちで探す手間が省けます。
②キャスティング会社に依頼する
私たちのようなキャスティング会社は、タレントなど芸能人のキャスティングを行なっているイメージかもしれませんが、ヘアメイクなど撮影スタッフのキャスティングもお任せいただけます!芸能事務所だけでなく、ヘアメイク事務所とも常にやりとりしており、信頼関係が構築されているので、比較的交渉しやすい立場にあります。
今は自前で上手なメイクをする方も多いですが、プロにかかればどんなシチュエーションでも綺麗に映るメイクを施してくれます。被写体の顔の雰囲気に合わせてくれるのはもちろんのこと、撮影は照明の違いや屋外・屋内の差などさまざまですが、そのロケーションで最も画面映えするヘアメイクをしてくれるのがプロというものです。
元々綺麗な被写体でも、そのポテンシャルを最大限に引き出し、より印象に残るように、広告の撮影やイベントを成功に導く手伝いをしてくれるのがプロのヘアメイクに依頼する大きなメリットです。
企業広告の場合、短い尺の中でブランドのイメージを見ている人に植え付けることができれば、広告としては成功の証かと思います。プロのヘアメイクにかかれば、シャープなイメージ・フワッとした柔らかいイメージなど、顔や髪の印象を技術力で変化させることができます。
広告は、構成ももちろんですが、起用された人物の外見の美しさ・印象的かどうか、という部分が見ている人にインパクトを残すために大切なポイントになります。外見をより印象的に、美しく魅せるためにはヘアメイクの力が必要不可欠ですし、企業のイメージを左右する広告が成功するかどうかの鍵を握っているといっても過言ではありません。
YOU MAY Castingは、ヘアメイクのキャスティングはもちろんのこと、起用するタレントなど芸能人のキャスティング交渉も一括でお任せいただくことが可能です!
また、広告の撮影の場合はヘアメイク以外にも、撮影スタッフやスタイリストなども依頼する必要がありますが、私たちYOU MAY Castingであれば、撮影に関わるスタッフも全てまとめてキャスティングできますし、自社で撮影スタジオも運営していますので、撮影場所も一緒に提供することができます。
さらに広告制作の場合などは、私たちは独自の映像制作部門もあるため、企画の段階から撮影、そして編集まで、全てワンストップでご依頼いただくことが可能です。
スタッフや撮影場所をそれぞれ別のところに外注すると、予想以上に費用がかかってしまったり、何よりも自社の負担が増えてしまいます。要望に合ったヘアメイクや相性の良いフォトグラファーなどの依頼は、私たちにぜひお任せください!
<引用:弊社実績「Pitot」様>
フレーム制作を福井・鯖江にこだわったアイウェアの新規ブランドPITOTのビジュアル制作の依頼。ビジュアルイメージのディレクションやモデル・ヘアメイク・スタイリストのキャスティングも担当させていただきました。撮影も弊社スタジオにて実施。メインの外国人女性モデルはパリやミラノのコレクションでも活躍中のモデルが抜擢されました。
<引用:弊社実績「株式会社ドン・キホーテ」様>
株式会社ドン・キホーテ様からのご依頼で、プライベートブランドの香水『ジェネリックフレグランス』の公式イメージキャラクターに江頭2:50さんをキャスティング。広告起用はもちろんのこと、江頭2:50さんの公式Youtubeチャンネル『エガちゃんねる』とタイアップし、広告の撮影の様子をYoutubeでアップし、PRしていただきました。YOU MAY Castingではキャスティングにとどまらず、企画やデザイン、制作も全て担当させていただきました。
◆ヘアメイクとは
「ヘアメイク=ヘアメイクアップアーティスト」のこと。他国ではヘア担当・メイク担当とそれぞれ専門が分かれていることも多いですが、日本の場合は基本的に、ヘアとメイクをどちらもプロとして行っている人がほとんどです。
◆ヘアメイク料金相場
・広告撮影:モデル3〜10万円/タレントなど10〜30万円
・イベント:モデル2〜8万円/タレントなど3〜10万円
・宣材写真など:モデル0〜3万円/タレントなど2〜10万円
なお、個人の撮影の場合、全て相場は0〜1万円くらいとなっています。
◆ヘアメイクの依頼時に考慮すべきポイント
ポイント①依頼先の選び方
ポイント②事前に撮影の詳細を伝えておく(被写体の人数・広告の媒体・撮影イメージなど)
ポイント③キャンセルポリシーを確認・遵守
◆ヘアメイク依頼のメリットとデメリット
メリット①仕上がりが抜群に良くなる
メリット②撮影中も細かく修正してくれる
メリット③被写体のケアも完璧
デメリット①ある程度の料金はかかる
デメリット②スタイリストは別途発注
◆ヘアメイク事務所とキャスティング会社への依頼方法
①ヘアメイク事務所に依頼する
②キャスティング会社に依頼する
◆プロのヘアメイクを依頼する際のメリット
①広告撮影やイベントにおける効果的な印象作り
②一貫したブランドイメージの確立
ヘアメイクの相場や事務所についてご紹介します。YOU MAY キャスティングではお客様の撮影企画を丁寧にヒアリングさせて頂き、ヘアメイク(スタイリスト)ワンストッププランもご提案!スピーディに最高の撮影チームをご提案させていただきます。
ヘアメイクのキャスティングは、ぜひ私たちYOU MAY Castingにご依頼ください!
常に広告業界・芸能界の中心に身を置き、新しい情報をキャッチしている私たちだからこそ、トレンドのメイクを得意とするヘアメイクや予算・イメージに合ったヘアメイクの方をご提案できると思います。
私たちYOU MAY Castingは、お問い合わせいただいてから最短で翌営業日(非営業日を除く)の返信が可能という、スピード感のある対応も強みの一つです。さらに、経験豊富なスタッフ一人一人が丁寧にヒアリングし、より良い広告制作・イベント開催のサポートを全力でさせていただきます!
どんな些細なことからでも、まずはお気軽にお問い合わせください。
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Q. 撮影の企画も一緒に考えていただくことはできますか?
A. はい、まずはヒアリングさせていただき、こちらから撮影イメージをご提案することも可能です。
Q. ヘアメイクだけでなく、撮影チームもマルっとお願いすることはできますか?
A. はい、全てお任せください。弊社YOU MAY Castingは、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどのクリエーターやスタジオ選びなど、撮影内容やシチュエーションに応じたご提案をさせていただきます。
Q. 当日の撮影の立ち合いや進行もお願いすることはできますか?
A. はい、クリエーターの手配だけでなく、撮影の香盤表の作成や、別途料金となりますが、アートディレクションや当日の撮影の立ち合いや進行もお手伝させていただきます。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。