こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
早速ですが、最近浸透してきた「SDGs」という言葉。タレントが積極的にSDGsに関する取り組みを発信することも増えてきたように思います。また、SDGsに関するイベントや講演会を開催したり、タレントを起用してSDGsを発信する広告を制作する企業も増加傾向にあります。
そこで今回は、「SDGsのイベントにタレントを呼びたいけど、誰がいいのかわからない」「SDGsに積極的なタレントと、その起用相場を知りたい」などといった疑問を持つ方たちのために、これまでに数多くのイベントや広告案件を成功に導いてきた私たちYOU MAY Castingが、タレント起用の極意や、SDGsに特化したタレントや起用事例について詳しくご紹介します!さらに、後半では気になる相場についても分かりやすくご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語に直訳すると「持続可能な開発目標」です。2030年までに持続可能でより良い世界を目指すために定められた国際目標のことをいいます。「地球上の誰一人取り残さない」ことを誓い、2015年に開かれた国連総会では具体的な17つの目標が掲げられました。例えば、「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」「海の豊かさを守ろう「平和と公正をすべての人に」などといった内容です。
発言や行動が世間から注目されやすい立場にあるタレントという職業。その特徴を大いに活用し、SDGsについての活動や考えを発信することで、世の中の人はタレントを通してSDGsについてより理解を深め、興味を持ってもらうきっかけになったりもします。
タレントが行う具体的なSDGsに関する活動としては、講演会の講師として登壇したり、ブランドを立ち上げたり、SNSで積極的に発信したり…など、さまざまです。中にはSDGsについての著書を出版した方もいらっしゃいます。
SDGsという言葉と取り組みはだんだんと浸透しつつはありますが、それでも「SDGsって最近よく耳にするけど、実際どんなことをやっているのかいまいちわからない」「何から始めたらいいのかわからない」という方もまだまだ多いはずです。
そこで、タレントの力が必要になります。タレントの影響力があれば、SDGsに興味がない人たちでも、興味を持ってもらえるきっかけになります。例えば自分の好きなタレントがSGDsに関するイベントを行ったりすると、タレント見たさに足を運ぶ方も多くなり、結果的にSDGsについての認知度を高めることにも繋がります。
では実際に、SDGsに関連する活動を積極的に行っているタレントの中で、代表的な方を何名か、その具体的な活動内容とともにご紹介します。
<引用元:株式会社non>
日本のSDGsを推進するためのプロジェクト「ジャパンSDGsアクション」が2020年に発足した際、SDGsアクションに取り組む全ての人を「SDGs People」と定義しました。その第一号に、女優ののんさんが選ばれました。
のんさんはフードロスなどにも積極的にも取り組んでおり、「OUI OU(ウィ・ユー)」と呼ばれるアップサイクルブランドを2022年からプロデュースしています。なお、アップサイクルとは、本来は捨てられるはずだったものにアイディアを足して、新たな価値を生み出すことを指します。
<引用元:中田敦彦公式サイト>
お笑い芸人の中田敦彦さんは、オンラインサロンの中でサステナブルなアパレルブランド「CARL VON LINNÉ(カール・フォン・リンネ)」を立ち上げました。高品質・生産者への適正対価、どちらも遵守し、着る人が楽しめるようにデザイン性も追求した、サステナブルブランドとなっています。
また、Youtubeでも積極的に発信しています。公式Youtubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」は、チャンネル登録者数はなんと539万人(※2024年11月時点)にものぼり、若い世代からの支持も厚いことがわかります。そのYoutubeの中でもSDGsについてたびたび取り上げて発信しており、わかりやすく解説するとともに、2030年の世界はどうなるのか、など興味を引くような内容が投稿されており、見た人のSDGsへの知見を深めてくれます。
<引用元:株式会社アナン・インターナショナル>
国立大学法人東京海洋大学の名誉博士でもあるさかなクンさんは、海や魚に関する取り組みを積極的に行っています。具体的には、海を守るためにゴミ拾いをしたり、マイボトル・エコバッグを使用するなどはもちろんのこと、海洋プラスチック問題の解決に向けたプロジェクトの立ち上げ、シンポジウムへの登壇、そして環境省による「プラごみゼロアンバサダー」にも就任したりなど、非常に精力的に活動を行っています。
また、子供向けの講演会なども行っており、わかりやすく楽しく学べるSDGsが非常に人気となっているようです。
<引用元:株式会社笑下村塾>
たかまつななさんは、お笑い芸人やジャーナリスト、時事YouTuber、教育者など、数多くの肩書きを持ち、多方面で活躍しています。また、笑下村塾という会社の代表でもあり、社会問題を身近に伝えるという活動を積極的に行っています。出張授業や講演会なども多数開催し、子供から大人まで一緒に遊びながら学べる教材「SDGsババぬきカードゲーム」を製作し、身近にSDGsを学べる機会や教材を増やしています。
また、2020年には著書『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』が出版され、難しいと感じてしまいがちな社会問題を、“ジブンゴト”として理解できるようにわかりやすい内容で一冊の本にまとめることで、SDGsの認知度アップや啓蒙活動に取り組んでいます。
<引用元:レトロワグラース>
歌手・女優の柴咲コウさんは、2016年にレトロワグラース株式会社を設立し、エンターテインメント・アパレル・セレクトショップの3つの部門を中心に事業を展開しています。具体的には、天然素材の生地を使用するなど地球に優しいアパレルブランドの立ち上げや、“持続可能な美しさ=健康であること“をコンセプトに掲げたスキンケアブランドの設立などとなっています。
2018年には環境省による環境特別広報大使にも任命されており、Youtubeチャンネルでも自然や気候変動の話題などを交えて積極的に発信しています。
ここからは、前述したようなSDGsの活動を行っているタレントを企業や自治体の広告、イベント、講演会などに起用する際に得られるメリットを3つご紹介します。
人気や認知度の高いタレントを起用することで、その企業の認知度をアップさせる効果は十分にあります。CMなど広告に起用することはもちろん、例えばイメージキャラクターやイベントでの起用の際も、タレントが入り口となって世間に広く知られるきっかけになり得るからです。
また、SDGsは地球に優しく、活動を行っているとプラスのイメージが非常につきやすくなっています。そんなSDGsに積極的なタレントを起用することで、その企業も環境に良い行いをしているイメージがつきやすく、結果的にブランドイメージの向上にも繋がります。
地球温暖化やゴミ問題など、今や地球環境への配慮というのは全世界における共通認識で、一人一人が行動していかなければならないこと、という認識を持っている方が多いと思います。
そんな国際的な社会問題に知見が深く、自身も具体的な活動を行っているタレントを起用することで、社会問題に興味がある層への効果的なアプローチになります。
また、社会問題にあまり興味がない層だったとしても、タレントがきっかけになって興味を持ち、できることから行動に移してくれるファン層も存在するはずで、結果的に一人一人の行動が広がっていく効果も期待できます。
タレントの一挙手一投足は基本的に注目されやすい特徴があり、知名度や人気が高いタレントであればその特徴はより一層顕著に現れます。
また、SDGsに関する話題も、プラスのイメージが大きいこともあってメディアには取り上げられやすい傾向にあります。人気のタレントがSDGsについて発信する様子は、メディアなどをはじめ、イベントなどでも積極的に取り上げられることで、より多くの人に見てもらう機会が増えることにもなります。
テレビ局などメディア関係も含めてSDGsに関する宣言を行っている企業も多いので、タレントと企業にとって、まさにWin-Winの関係になるといえます。
<引用:吉本興業株式会社>
お笑い芸人・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが「地方創生SDGs国際フォーラム2024」に参加し、パネリストの方たちとパネルディスカッションを開催。地域における事業の創出・地方創生を大きなテーマとしてディスカッションを行い、持続可能なまちづくりや、地方活性化について考えるという非常に有意義な会となりました。
当日はオンラインでの参加も多く、参加者一人一人が地方創生について深く考えるきっかけとなりました。
<引用:PR TIMES>
トラウデン直美さんは、プレマテックス株式会社のイメージキャラクターに任命され、CMに出演したことがきっかけで、住宅用塗料による自然や人への影響の大きさについて知ったそうです。そのことから、SDGsに特化した「トラファーべ」という住宅の塗り替えのための塗料の企画・プロデュースを行い、商品は2024年1月に販売開始されました。使うだけでSDGsに参加できるという、人にも環境にも優しい塗料はトラウデン直美さんの効果もあって認知度が高まり、助成金の対象になったりと推進する自治体も多く出ています。
SNSが普及している現代では、複数のアカウントを併用している人も多く、それはタレントについても同様です。タレントにInstagramやYoutubeなどSNSプラットフォームでSDGsについて発信してもらうことによる影響力は計り知れません。特に若い世代がターゲット層となっている場合は、高い効果を発揮します。
また、SNSの特徴として、“拡散されやすいこと”というのもあります。一度発信したら終わりではなく、何度も見てもらえたり、リポストなどの機能で二次拡散されることで、より一層の広がりが期待できます。
また、SNSによるタレントの発信力を利用する際は、比較的安価に依頼しやすいというのも大きなメリットです。テレビCMやイベント起用などに比べると、1回の投稿あたりにかかるギャラはそれほど高額ではありませんので、初めてSNSプロモーションを行う企業や自治体の方でも、挑戦しやすい方法かと思います。
今はオンラインイベントなども増え、イベント会場に赴かなくてもイベントに参加できる方法も多くなっています。しかし、タレントが来場するイベントというのは、現地に行って生で、間近にタレント本人を見たい気持ちが強いので、対面で行うイベントとの相性は非常に良いかと思います。
SDGsという話題は、幅広い内容をテーマとして取り上げることができるので、イベントに呼ぶタレントもいろんなジャンルでキャスティングできそうです。タレントのファン層はもちろん会場に足を運んでくれるはずですし、ファンではなくてもそのタレントに興味があれば来場してくれる可能性が高く、結果としてタレント起用は集客力アップにも繋がります。
タレントを起用するポイントに関しては以下のコラムでもご紹介をしています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
タレントなど芸能人を広告・イベントなどに起用する際は、さまざまなステップを経る必要があり、費用はどのくらいなのでしょうか?実際に広告にはどれくらいの効果があるのか、注意すべきことはどんなものかなど、タレント起用に関する手順とポイントをご紹介します!
タレントをキャスティングする際に重要なことは、タレントのSDGsに対する価値観・考え方と、自分たちの価値観が合っているか、という部分です。ここに違いが生じてしまうと、向いている方向が分かれてしまい、タレントを通して伝えるべきメッセージが伝わりにくくなってしまう恐れもあります。
SDGsに積極的なタレントであれば、その活動が記録されていると思いますので、ニュースやSNSなどからあらかじめ情報を入手し、SDGsについてどんな考えを持っているか調べておくと良いでしょう。
価値観が合っていたとしても、ブランドイメージとタレントのイメージがマッチングしなければその効果は半減してしまうこともあります。あえて、イメージとは真逆のタレントをキャスティングしてインパクトを残すという手法もありますが、基本的には起用したタレントのイメージ=ブランドのイメージに繋がるので、企業のブランドイメージと合致しているタレントを選定した方が良いかと思います。
タレント起用にかけられる予算をあらかじめ算出しておく必要があります。予算によっては起用したいタレントがいたとしても、契約額に満たずに交渉失敗、というパターンもあります。
なお、タレント起用にかかる費用の相場については後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、予算とキャスティングしたいタレントが決まったら、いよいよ交渉のプロセスです。交渉が成功したら契約に至りますが、この契約の段階は見落としやミスが許されず、芸能事務所なども非常に神経を使います。事前の準備を怠らないようにしましょう。
なお、私たちのようなキャスティング会社であれば、交渉や契約の場面も数多くこなし、成功に導いた経験があるので、交渉が初めてで不安という企業の方でも安心してお任せいただけます!
今回は「タレント」「芸能人」を広告に起用(キャスティング)する際の流れと費用、そしてその効果をわかりやすく説明してみたいと思います。はじめてタレント起用を検討されるお客様必見、弊社YOU MAY Castingにお任せください!
イベント起用の場合は、一般的に10万円~100万円くらいが相場の幅であるといえますが、超人気タレントや人気アーティストの場合などは100万円以上の費用がかかることもしばしばあります。
また、拘束時間が長かったり、司会がいないイベントなどの場合はタレントの負担が増えるので、相場よりも少し金額が高くなる傾向もあります。
キャスティングにかかる費用を少しでも抑えたい場合は、タレントの拘束時間を短くして、司会進行などは自社のスタッフか、専門の人を呼んで進行してもらうことがおすすめです。
SNSプロモーションに関しては、その他の起用方法とは相場の計算方法に違いがある場合もあり、例えば、フォロワー単価と呼ばれる単位でギャラを計算する方法がそれにあたります。フォロワー単価とはフォロワー1人あたりの金額のことで、一般的なインフルエンサーなどはフォロワー単価が2~3円であることが多くなっています。
なお、人気や認知度の高いタレントの場合は、フォロワー単価ではなく先方から金額が提示されることもしばしばなので、具体的な費用が知りたい場合は、まずはお問い合わせいただくことをおすすめします。
イメージキャラクターに任命したり、企業の広告塔としてCMに出演してもらう、といった契約方法の場合は、その他に比べて金額が高くなる傾向があります。また、契約期間によっても金額が大きく変動しますが、期間が長くなれば長くなるほど、金額も比例して上がると思っていただければ良いかと思います。
“企業の顔”としてタレントを起用するわけですから、SNSでの投稿やイベント登壇など、1回で終了するようなものと違い、長期的な活動やイメージ作りが必要になる分、ある程度の額の予算は用意しておかないといけません。
なお、SDGsという活動は、かなりクリーンでプラスなイメージもあるため、タレント自身のイメージアップにも繋がりやすいことから、キャスティングを受けてくれるタレントが多いだろうというのも事実です。
◆そもそもSDGsとは?
SDGs:「Sustainable Development Goals」の略で、日本語の直訳は「持続可能な開発目標」
2030年までに持続可能でより良い世界を目指すために定められた国際目標のこと
◆SDGsの活動を行う有名タレントの紹介
・のんさん/アップサイクルブランドの立ち上げ
・中田敦彦さん/ Youtubeによる認知度向上・ブランド立ち上げ
・さかなクンさん/海洋生物保全活動への取り組み
・たかまつななさん/SDGs啓発活動に注力
・柴咲コウさん/サステナブルな目標のために会社を設立
◆SDGsに積極的なタレントを起用するメリット
メリット①ブランドイメージ向上と認知度の向上
メリット②社会課題に対する共感を得て、ファン層へリーチ
メリット③PR・イベントでのメディア露出効果の向上
◆SDGs推進タレントと相性の良いプロモーション方法
・SNSによる発信力
・オフラインイベントによるコミュニケーション
◆タレントキャスティングの基本プロセス
・ブランドとタレントの価値観の一致を確認
・イメージに合ったタレントの選定
・予算の算出、タレントへの契約交渉
SDGsに関連するイベントを開催する際や、SDGs関連の広告を出したい際などは、ぜひ私たちYOU MAY Castingにお問い合わせください!
YOU MAY Castingは、キャスティングのプロが集結したエージェンシーです。これまでに数多くのCM案件やイベント、SNSプロモーションなどの成功実績があるので、タレント起用が初めてという企業の方でも、安心してお任せいただけます。
また、イベントなどを開催するためにSDGsに知見のあるタレントを探しているという企業や自治体の方でも、お問い合わせいただければイメージとぴったりのタレントをご提案させていただきます!
まずはどんな些細なことからでも、お気軽にYOU MAY Castingにご相談ください。
SDGs関連のタレント起用について、YOU MAY Castingに相談する!
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. どのようなタレント・俳優・女優をキャスティングすることができますか?
A. 映画や連続ドラマに出るようなタレント、有名アーティストはもちろんのこと、表現者のプロとして広告を飾るモデルまで、全ジャンルのタレント・人材を手配することが可能です。実績については、お打ち合わせ以降、より正確な実績情報や相場料金などありとあらゆる資料をご提出させていただきます!
Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは、自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. イベントのキャスティングを依頼したいのですが、全国どこでも可能ですか?
A. 可能です。出演費用の他、別途交通費等の経費が発生します。