
投稿者: きえ
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みなさんこんにちは。キャスティングディレクターのきえです。
最近、いただくのは
「自社サービスのPRに今まではタレント・モデルを起用していたんだけど、You Tuberを起用してみたい」
「YouTuberを呼ぶ方法やざっくりとした金額感が知りたい」
というお問い合わせです。
あまり喜ばしいことではありませんが、長く続くコロナ禍が手伝って、2020年12月段階でYouTubeは国内約6,500万人以上のユーザー利用と、現在も視聴ユーザーが大変アクティブな傾向にある事が続いています。
Youtubeと言えば元々は若年層が中心のユーザー層でしたが、昨今、
・地上波で活躍していたタレント達のYouTubeチャンネル開設
・特定ジャンルに特化したYouTuber達(美容家・美食家・アウトドアインフルエンサー 等々)の台頭
など多様な発展を見せる事により、ユーザー層は10代~50代までに拡がりを見せています。
またジャンルに特化したクリエイター達の台頭により、自社サービスに親和性の高いYouTuber起用する事も可能になりました。このことが経済合理性の高い広告を打てる大きな理由となり、CF広告に並ぶ形で企業案件が爆発的に増えてきている状況です。
このように書くと、訴求効果の高いメリットばかりの「YouTuberプロモーション」のように見えますが…
モデル・タレントと異なり、チャンネル登録数や閲覧数など数字での評価が軸となる彼ら彼女らは、フォロワー数を確保する為に、時として“攻めすぎてしまう企画”や、魅力であるスピード感・アップロード本数を保つために、“多くの人から批判の的になってしまう”ことがあることもまた事実です。いわゆる「炎上」という状態です。
そこで、今回はYouTuberをプロモーションに起用するメリット・デメリットを、皆様に安全なYouTuberタイアップ・YouTuber PRを実践して頂けるよう、ウェブコラムにまとめたいと思います!
まずはメリットから。
以下にまとめるのは、広告主で既に企画している広告に出演して貰うパターンと、彼らのチャンネルというフィールドごと使った形で行う“企業案件コラボ動画”(PR動画またはタイアップ動画と言います)での出演パターンがありますが、どちらにしても共通に言えるメリット・デメリットとなります。
目次
多くの若年層がYouTubeを利用しています。
若者は調べたいものをgoogleで探すのではなく、Youtubeで調べ、使い方を知るという導線を取るため、その利用状況は90%を超えています。
スポーツを絡めたチャンネル(例:早朝バスケットボール部)、ゲーム実況(例:サワヤンチャンネル)、等のトップクリエイターは100万ユーザーを優に超え、その影響力は計り知れません。
このYouTuber起用。当然の事ながら若年層をターゲットにしたプロモーションはお手の物ですが、30代~40代のパパママ世代にも大きな影響力を持ち始めているのが最近のトレンドです!
ママやママ予備軍の30代40代の約85%がYoutubeを見ているようで、子供と一緒に見るヒカキンさんなどの面白動画系ユーチューバーのみならず、ノウハウを詰め込んだりモーニングルーティーンなどを挙げているライフスタイル系のユーチューバーにも注目が集まっています。(主婦系YouTube ほしのこさん、おさよさん収納ノートなど)
今後は若年層よりもより多くの商品の購買に関わる主婦やパパママ層に企業案件が集中していく事も想像されています。
ひとえにYouTuberと言っても、U-15世代に人気の「おもしろ動画系のYouTuber」のみならず、様々なジャンルに特化したクリエイターが沢山存在します。
広告主の皆様がターゲットとする顧客の層はがすでに決まっていれば、その顧客層にハマるYouTuberを起用する事により、効率の良いプロモーションを行う事が可能になります。
少し、補足するとここでもパターンとしては二つあります。
または
このように無理の無いマーケティングを展開する事により、感度の高いWEBユーザーへより自然に展開する効果を狙う事も可能です。
一般的に静止画・写真やテキストよりも圧倒的に多くの情報量を伝えられると言われています。
以下、静止画<動画の詳細です。
動画には演者によって構成されるストーリーに合わせて、強弱をつけたSE(sound effect)や字幕といったテキストを乗せることができます。そして、そこから来る雰囲気やエモーショナルなシズル感までもを表現する事が可能です。
この為、視聴者により自社サービスの特徴や細かいテイストまで伝える事が可能になり、また、動画を見るタイミングがリラックスしている時に見るシーンが多いので、自然に浸透させる事ができるのもYou Tuberプロモーションのメリットの一つと言えるでしょう。
Youtuber達ののノウハウを活用し、彼らのチャンネルに販促したい商品を絡めた映像をおく「タイアップ動画」であれば、編集方法(ディレクション)も含めて、まるっとお任せできることや、多くのYoutuber達はその他のSNS(TikTokやInstagramなど)を行っている為、立体的にプロモーションを行う事ができるのもメリットの一つです。
またモデルや女優と異なり、金額がフォロワー数という目に見えるもので構成されているので、一定数は間違いのない効果が見込める事や、モデル業界にある“広告の掲載期間”というのをある程度、念頭から外し永続的にPR広告動画を掲載してもらえるもの大きなメリットと言えるでしょう。
次に…
ちょっと怖い、You Tuberをプロモーションに起用するデメリットをお伝えします。
やはり何と言っても怖いのが「炎上」という状態です。
今更、説明する事もありませんが、おさらいすると・・・
①.あたかも、元々愛用者のあるかのように振る舞ったものの、実は企業から依頼を受けていた案件動画であった事がバレた(ステルスマーケティング)
②.思い入れの強い問題に対して偏った意見を出してしまう(議論型炎上)
③.犯罪行為とは言えないものの、著しくモラルや社会規範に反する行為(不貞行為など)
④.YouTube上での規約違反によるアカウント停止(アカBAN)
⑤.犯罪行為(論外ですね)
このように分けることができます。
正直想像もしたくないのですが、全くない!とは言えないのが正直な所です。犯罪行為などはもちろん論外でありますが、この5つに加えてよく見るのが
⑥.「謝罪対応に対する更なる炎上」 です。
至極、当たり前の事なのですが、不祥事のみならず、何か起きた時の対応で、「独自の思想を展開してしまう」、「一般的に誤っているように映らない」、等々理由は一つでありませんが、ここでしくじるパターンのYouTuberが存在します。
常にメディアに晒す存在であり、確かに常日頃から多くの意見や、特定のYoutuberをターゲットにして攻撃する人(アンチ)の的となり、過度のプレッシャーを受け本当に伝えたい事が整理出来ぬまま、追加の動画を挙げてしまい、2度とYouTubeで活躍できなくなってしまう人もいます。
このような所は、事務所のマネジメント機能の更なる向上や、若年youtuberの根本的な育成といったところが今後の課題点となりますが、独立系のYouTuberの存在やそもそも”尖った所”に才能の片鱗を見せたり、歯に衣を着せない所が彼らの魅力である事も事実で、職業構造上のリスクとして残ってしまう為、一長一短と言える所になるかもしれません
通常、YouTuberに出演依頼をする時は、他のタレントさんやモデルさんと同じように所属する事務所を調べて依頼交渉をする事になります。出演日程や予算、出演企画等が全て決まっていれば、あとは必要な演者さんや出演枠に応じてお電話やメールで依頼すると良いでしょう。
それでも、もしも以下のような所に不安がある場合はYOU MAY Casitingのような手配依頼(=キャスティング)会社に相談すれば、お悩みも解消されるかもしれません😉
YOU MAY Castingはお客様の業種・起用したいシーンを徹底的にヒアリングさせて頂き、Youtuberキャスティング担当の者が適正価格でスピーディにご提案をさせて頂きます。
デメリットを考えるとなかなか簡単に出演依頼をすることが難しく思えるYouTuberですが、YouTuberのプロモーションも私たちYOU MAY Castingにご相談頂ければ間違いなし、です。ぼんやりとしかイメージが湧いていなくても是非ともお問い合わせ頂ければ、皆様と一緒に最高のYoutuberキャスティングができると信じています。
まだまだコロナ禍真っ只中ですが、新しいお客様と出会える事を楽しみに日々過ごしています。
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