こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
ここ数年でよく耳にするようになった、「Z世代」「ミレニアル世代」という言葉。昔から年齢層を表現する際に、◯◯世代とまとめることが度々あり、例えば「団塊世代」とか「ゆとり世代」などが代表的なものとして思い浮かぶと思います。
実はこのZ世代を含めた若者の層が、今非常に注目されているんです!特にこれから広告を作りたい、SNSでPRしたいという方は、この世代の存在は決して無視できません。
では、Z世代など若者の層にもハマるCMや広告はどのように制作すれば良いのでしょうか。今回は、そんな若者にも受け入れられやすいCMや広告、今や主流となりつつあるSNS広告の制作の仕方やポイントを、プロ目線で詳しくお伝えします!ぜひ参考にしてみてください。
目次
Z世代とは、明確な年齢が決まっているわけではありませんが、1990年半ばから2010年代生まれの世代を表すことが多いようです。ちなみに、ミレニアル世代はその少し上で、一般的に1980年頃から1990年代半ばに生まれた人たちのことを指すようです。
この世代は情報に多く触れている、ということが一番の特徴といえます。というのも、生まれた頃からすでにインターネットが普及し始めており、携帯やスマートフォンが物心ついた時からあった世代だからです。この世代にとってはSNSも非常に身近で、たくさんの媒体を使いこなしているZ世代は多いと思います。そのせいもあってか、今はテレビ離れが非常に激しい世代ともいわれています。
Z世代の他の特徴として、多様な価値観を認めている、SDGsや社会問題に関心がある、承認欲求が強く他人からの評価に敏感である、などが挙げられることもあるようです。
では、そんなZ世代の有名人といえば、どんな方たちがいるのでしょうか。
Z世代の芸能人・有名人として代表的なのは、広瀬すずさん、佐藤勝利さん、高杉真宙さん、芦田愛菜さん、岡田結実さん、上白石萌音・萌歌さん、他にもYouTuberやインスタグラマーとしてコムドット、ヴァンゆん、なえなのさん、濵田あおいさん、谷川菜奈さんなどが挙げられます。
昔は芸能人や有名人といえば「テレビに出ている人」という直結の仕方は当たり前でしたが、今ではその活躍する媒体ですら、さまざまな種類があることがわかりますね。
・Z世代が注目されている理由
Z世代を含む若者が注目されている理由、それは、世界的にみるとZ世代が全人口のおよそ3分の1を占めており、今後は消費者として経済を回す中心となっていくとみられているということ。
日本におけるZ世代の割合は、人口のおよそ14%にとどまっており、影響力はそこまで大きくないかと思うかもしれません。しかし、ここで注目したいのが、この世代は誰しもがインフルエンサーになり得る存在だということ。Z世代はインターネットやSNSを通じたコミュニケーション能力に長けており、「共有する」ということに関して、抵抗感があまりありません。加えて、自分の意思や情報を発信できる環境が整っていることから、いわゆる「バズり」のきっかけ芸能人からではなく、一般人だったということもあるのです。
・消費行動の変化の理由、〇〇の存在
それは何かというと、「スマートフォン」の存在です。今では当たり前のように1人1台所有しているスマホですが、その火付け役はiPhoneだといわれています。2007年にアメリカで発売され、翌年には日本でも販売が開始されました。そこから一気にスマホが普及し、Androidのスマホも登場するようになりました。
このスマホの普及により、主に若者世代の消費行動に大きな変化が出ました。それは、欲しい商品やサービスの情報源が、SNSが主流になったことです。今までは、テレビCMや紙媒体の雑誌などで流行を掴み、消費行動に移す、という流れが多かったと思います。それが今では、CMや雑誌などから情報を得る機会は少なくなり、インターネットやSNSの広告が消費につながっているパターンが多く見られます。
また、スマホやインターネットが普及したことにより、ネットで買い物を済ませる割合もかなり増加しました。これはここ数年のコロナウイルスの影響も大きいかもしれませんが、それでも実際に店舗に行って買い物をする、という消費者の割合が減ったのは紛れもない事実です。
つまり、消費行動の軸になっているのが、インターネットなどでの買い物であり、その情報源もインターネットやSNS上から得るようになった、という大きな変化がありました。
Z世代への好感度が高い広告とは具体的にどのようなものなのか気になりますよね。ここでは、株式会社N.D.Promotionが参画するZ世代を対象としたシンクタンク組織「Z総研」がZ世代を対象に行った広告への意識調査を元にご紹介します。
〈引用元:PR TIMES『株式会社N.D.Promotion』発表「Z世代が“好む広告表現”と“苦手な広告表現”とは?〜Z総研トレンド通信Vol.21『広告』〜」〉
株式会社N.D.PromotionがZ世代を対象に「企業が発信する広告表現やメッセージで好意的なもの」を聞いたところ、「オシャレ感やトレンド感がある」と回答した方が27.9%で最も多く、Z世代にささる有効的な広告は、オシャレ感やトレンド感が必要であるということが分かっています。2番目に多いのは、「共感性が高く自分ごと化できる」ものとなっていて、身近さを感じられる広告もZ世代への好感度が高いと言えます。その他には、「面白いアイディア」や「ユーモアがある」がランクインしており、Z世代は広告にエンターテイメントさを求めていることも明らかとなっています。
大きく変化した消費行動の場ですが、そんな現代において、どのような広告を作り、商品のPRに繋げれば成功に導けるのでしょうか。ここからは、広告業界のプロ目線で、成功への秘訣を紐解いていきます!
ひと昔前は、かっこよくてキャッチーなテレビCMや紙媒体の広告があれば、商品やサービスが広く認知され、結果的に高い効果を得られたと思います。しかし、今ではZ世代をはじめとする若者世代のテレビ離れも著しく、それだけでは通用しないというのが現実です。
今広告を出す媒体として主流なのはやはりSNSです。主な情報源がSNSになっている現代では、単純にSNS上に動画などの広告を打つことでも効果が期待できますが、他にも人気の芸能人やインフルエンサーに”企業企画”として商品やサービスをおすすめしてもらうこともできます。どのようにして消費者に認知してもらって広げていくか、という方法にもいくつか選択肢があるのです。特にZ世代のような若い層に受け入れられたいような内容だった場合、若い世代に人気のインフルエンサーやSNSのフォロワー数が多いユーザーを選ぶ、というのも良いかもしれません。
また、いわゆる「口コミ」の力が大きいというのもSNS広告の特徴といえます。テレビCMなどが主流だった以前は、例えば友人同士で話していておすすめされ、新しい商品を知って購入する、というパターンはあったと思いますが、これでは広がる範囲はかなり狭いというのが現実です。
これがSNS社会の現代だと、一人のインフルエンサーが紹介した商品が、いわゆるリツイートや引用などで瞬く間に広がり、多くの人の目に入る、というのが大きな強みです。さらにインフルエンサーだけにとどまらず、Z世代は自分の意思や表現を発信することに抵抗感がなく、誰しもが発信者・インフルエンサーになり得る存在です。“バズる”という言葉もあるように、友人同士やフォロワー同士のリツイートや引用などで、想像以上にネット上での広がりを見せ、結果的に商品の売れ行きに貢献した、ということも多くあります。
いかにSNSや広告を使いこなすか、というところが成功へのカギとなります。ただ、一口にSNSと言っても、YouTubeやTwitter、Instagram、TikTokなど、販売チャネルもさまざま。全部で広告を出すとなると、幅広い層の目に入る可能性はあるものの、相当な労力も時間もお金もかかってしまいますよね…。
ここで、若者の消費行動について、こんな気になる調査を見つけました。株式会社SIBUYA109エンタテイメントが運営するマーケティング研究機関が2022年に行った15〜24歳を対象とする「Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査」が以下です。
「あなたは新しいブランドや商品をどこで知りますか?」という質問に対し、1位はInstagram、2位はTwitter、3位は動画配信サービスと、なんとトップ3がSNSという結果になったのです。ちなみに、TV番組・CMは4位という結果に。さらに、この調査の男女比をみてみると、女性のおよそ70%がInstagramで情報を得ており、その割合は男性の2倍以上ということがわかりました。逆に、Twitterや動画配信サービスは男性の割合の方が多いという結果になりました。
つまり、自分たちがこれからどんな商品を、どの層に向けてPRしたいか、という部分を明確にしておく必要があります。そうすることで、実際にSNSを活用する際に、どの媒体で広告を出すのかが決められるということになります。あくまで一例ですが、若い女性に向けた化粧品やスキンケア系の商品であれば、この調査によるとInstagramを使うのが一番効果的といえるでしょう。
では、実際にどんな広告を作れば、若い世代の心を動かし、購買意欲につなげることができるのでしょうか。
まずは先ほど述べた通り、PRしたい層に向けたSNSを選択し、芸能人やインフルエンサーのキャスティングを行うこと。Z世代にとって、「共感できるかどうか」という部分は購買に大きくつながりやすいため、共感されやすいインフルエンサーやその世代に近い芸能人、その世代に憧れられている芸能人を起用するのも良いかもしれません。
また、Z世代は経済的に不安定な状況の中で成長してきた世代であるため、上の世代と比べて高級品やブランド品にそこまで興味がなく、コスパや実用性を意識して商品やサービスを選ぶ傾向にあるようです。そのブランドやメーカーの価値観や考え方に共感できるか、自分の価値観に合っているか、というところが決め手にもなるようです。さらに、お金で買えるものよりも、体験などを重視する傾向もあります。
…と、ここまで読んで頭では理解できても、実際にどんな広告を作れば良いのか、イメージしにくい方も多いかもしれません。さらに自社で全て制作するとなると、もちろん費用は抑えることができますが、膨大な時間と労力がかかってしまい、それに見合った成果が出せるかも正直わからないと思います。
そこで、広告業界に通ずるプロ集団を使って広告を制作する、ということをおすすめします。
私たちYOU MAY Castingは広告業界だけでなく、芸能事務所や制作会社などに様々なパイプがあり、常に最新の情報やトレンドなどを入手することができます。そのプロ目線でのアドバイスや広告の作り方のノウハウなど、必ず皆さんのお役に立つことができるという自負があります!
というのも、キャスティング会社として芸能界のパイプを駆使するのはもちろんですが、私たちはキャスティング事業だけでなく、広告などの制作事業、芸能人材の発掘育成(AZUKARI「 https://azukariagent.com/ 」)の事業など、広告制作における多岐に渡る事業を幅広く行っているからです。
インフルエンサーや有名芸能人、タレントのキャステイングはもちろんのこと、広告制作におけるアドバイスなどもでき、何よりトレンドや情報を絶え間なく入手しているので、今どんなものがバズっているのか、SNS広告制作におけるノウハウなど、広告を制作したい皆様にとって有用な情報を提供することができると思います。
そしてZ世代に馴染み深いSNSのインフルエンサーを広告にキャスティングするという選択肢もあります。若者に人気にインフルエンサーを起用すると実際にどのような効果があるのでしょうか?以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご確認ください。
SNSや動画配信・共有サービスを活用したマーケティングが企業によって活発化しています。インフルエンサーマーケティングに力を入れる企業の負担を軽減し、マーケティング効果の絶大アップに役立つ「インフルエンサーキャスティング」の効果・メリット、おすすめのキャスティング会社をご紹介します。
いかがでしたか?
Z世代の心を動かす広告の作り方のコツやSNSの選び方など、少しでも皆様の助けになれば幸いです。
私たちYOU MAY Castingは、皆様にとってベストな広告が制作できるよう、従業員一同、全力でお手伝いさせていただきます!1人でも多くの皆様にお会いでき、一緒にお仕事ができる日を楽しみにしています。どんな些細なことでも、お気軽にお問い合わせください!
Q. どのインフルエンサーを使いたいなど決まっていないのですが大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。ヒアリング後に貴社ターゲットにアプローチできるインフルエンサーをご提案させていただきます。
Q. 企画が決まっていない段階で問い合わせしてもよいですか?
A. もちろん可能です。制作部のディレクターも参加させていただき、周年記念事業のイメージやご予算などのご条件をお聞きしながら、企画段階からサポートをさせていただきます。
Q. SNS PRは、TikTokも対応可能ですか?
A. 可能です。X、Instagram、TikTok、Facebook、YouTubeなどどんなSNSツールでのPRもお任せください。
Q. インフルエンサーの男女比やリーチ数が見えるような提案をもらうことは可能ですか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingが契約をしているツールを使いインフルエンサー様のフォロワー男女比率やエンゲージメント数(総投稿に対しての平均いいね数)をご提案資料に添えてご提案をさせていただきます。
Q. 投稿して欲しい内容やハッシュタグなど、指定することはできますか?
A. 可能です。お客様の販促・マーケティング計画に則り、ご指定頂いた内容且つ、イメージ通りの撮影までお客様へのヒアリングの上、ご提案を行います。