こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
突然ですが皆さんは、「〇〇医師監修」と聞くと、その商品に対してどんな印象を持ちますか?
「医師による監修であれば、この商品は信頼できる、安全だ」と思う方がほとんどかと思います。このように、医師という肩書きがもたらす効果は非常に大きく、世間に対する説得力も絶大であるといえます。
今回は、そんな“医師・ドクター”に関して、キャスティングの現状やメリット、そして手順やポイントなど、キャスティング会社の目線から詳しくご紹介します!
医師のキャスティングをお考えの方、効果の高いPR施策を行いたい方などは、必見です。
目次
医師キャスティングとは、その名の通りではありますが、医師にテレビやラジオなどのメディアに出演してもらう、イベントや講演会に出てもらうために、キャスティングすることをいいます。
昔は前述したような起用方法が主流でしたが、インターネットが普及した昨今では、商品の監修やWeb広告、SNSによるPRなど、医師の起用方法も比例するように多様化しています。
なお、そもそも医師とは医術を仕事にしている専門家で、病気の診察や治療、投薬にあたる人のことをいい、外科や内科、歯科医師のように専門によって分野や呼び名が分かれています。一般的にイメージする“医師”は臨床医といわれますが、基礎医学を研究する医師を“研究医”といわれています。
日本人の平均寿命は世界一です。その理由は、日本人は健康への意識が非常に高く、検診などの機会も多いこと、日本の医療レベルが高く、万全な体制が整っていることなどが挙げられるそうです。
日本人の健康への意識が高く、高い医療レベルを求められているということは、医師に対する需要も高くなっていることがわかります。その需要が増加することに比例して、医師を起用したい企業や自治体なども増加傾向であるといえます。
しかし、医師をキャスティングしたくてもその経験がない企業の方も多く、どうやってファーストコンタクトを取れば良いのか、起用した際の費用はいくらかかるのか、などわからないことが多いために、医師のキャスティングを躊躇してしまう方もいるのが現実です。
医師をキャスティングすることは少しハードルが高く感じるかもしれませんが、そんなことはありません!起用した際にもたらす効果も企業にとっては非常に大きなものになる可能性を秘めています。そのメリットを詳しくみていきましょう。
医師と名のつく人たちは、何年間も医療について勉強した後、最難関ともいわれる国家試験を通過し、医師免許を取得した上で経験を積んだ方たちです。専門分野に関して豊富な知識を持っているのはもちろんのこと、この資格や経験が、消費者の信頼度をアップさせます。
同じ商品のプロモーションを行うにも、タレントがPRするだけの場合と、医師が効果なども含めて紹介する場合とでは、後者の方が圧倒的に説得力があることは明白です。
また、タレントなど芸能人の場合は知名度がないと商品の信頼度や認知度は上がりにくいですが、医師の場合は認知度がなくても資格があるだけで、信頼度がアップすることが非常に大きなメリットともいえます。もちろん、人気のあるクリニックの医師やメディアの露出が多い医師の方がその効果は高いですが、例え世間的な知名度がゼロでも、その分野の専門家である“医師”という肩書きは企業にとって、大きな効果を生み出すことは間違いありません。
医師と一括りにいっても、その専門分野は多岐に渡ります。それぞれの専門分野に対する知識は豊富で、どんなことをすれば心や体に効果的なのか、健康になるためのポイント、やってはいけないことなどを、医学的な目線で私たちに教えてくれます。
例えば、PRしたい商品にどんな成分が含まれていて、その成分にはどんな嬉しい効果があるのか…という部分を、医師自らが医学的な知見を加えて紹介してくれるだけで、消費者に対する効果的なプロモーションであるといえます。
前述した信頼性がアップするのももちろんですが、“〇〇医師が推奨!”などと広告をうつことで、売り上げアップなど目に見える効果も期待できます。
昨今のデジタルマーケティングにおいて、SEO(検索エンジン最適化)とオンライン広告の効果は無視できない要素になっています。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、高品質で信頼性のあるコンテンツを好む傾向にあります。医師などの専門家が監修・推薦を行ったコンテンツは、その専門性と信頼性が認められ、検索結果において上位になる可能性が高まります。これは、Googleなどの大手検索エンジンが、専門知識や権威性をコンテンツの品質指標として重視しているためです。
また、医学的な見解や専門的な意見を取り入れた医師による広告は、一般の広告よりも高い説得力を持ち、消費者の購買意欲を刺激する効果が期待できます。その結果、ウェブサイトの訪問者数の増加や、オンラインでのブランドイメージの向上につながることが多くなります。
このように医師の起用は、SEOとオンラインマーケティングの両面において大きな影響を与え、企業のデジタル戦略を強化する重要な手段となっています。医師の専門知識を活用することで、信頼性の高いコンテンツを創り出し、デジタルマーケティングの効果を最大化することが可能になります。
テレビやラジオなどのメディアに出演するパターンは、現在に至るまで非常に多い起用方法の一つです。特に“新型コロナウイルス”や“気象病”など、昔はなかったような病気が認知・流行している最中には、消費者側も少しでも多くの情報を得たいと思っているので、医師によるコメントや分析に需要があります。情報番組や健康番組だけでなく、芸能人の健康を分析する番組などでも医師を起用して、コメントする様子などが多く見られます。
さらに、医師という権威ある立場であるために、講演会やイベントなどに登壇し、イベントを学びのあるものにしてほしいと考える企業の方も多くいます。
こうやって何度も表舞台に立つことが増えると、認知度がアップしてタレント化する医師が出てくることもあります。
メディア向けの公式リリースに、医師という立場からコメントをすることで、掲載されている情報が医療の目線からも正しいということの裏付けができます。また、雑誌や新聞、Webの記事において、医師が内容を監修していることにより、その記事や企業、商品への信頼度が格段にアップする効果が狙えます。
情報社会の現代では、間違った情報が拡散されてしまうことも多く、どの情報が合っているか、間違っているかの判断が難しくなっているのが現状です。医師によるコメントがあることで、その情報は医学的に正しいものであるという権威付けが可能になります。
この起用方法も非常に多く、需要の高さが伺えます。商品を開発するにあたって、特に人体に関係するものであると、医師による商品の監修があるかないかで信頼度に大きな差が生まれます。飲料や食品などはもちろんのこと、化粧品や健康グッズ、寝具など、幅広い商品の監修をそれぞれの専門分野の医師が行うことが多くなっています。
また、医師による監修だけでなく、共同開発という起用方法でも、医師に対する需要は大きくなっています。
医師をキャスティングするにあたって、まずは企画を十分に練った上でコンタクトを取ることが初めのステップです。ただ、タレントなど芸能人と違い、全ての医師が事務所に所属しているわけではありません。その場合は、医師会や勤務先の病院などに連絡を入れる場合もあります。キャスティングまでの流れは以下のようなイメージです。
起用する医師が決定して交渉・契約を済ませたあと、WebやLPなどの広告、そしてメディアやイベント、講演会の出演であれば、当日までのスケジュール管理を行い、当日のアテンド、必要であれば撮影スタッフや場所などの用意…とこなすタスクはたくさんあります。
なお、商品監修であれば、場合によってはそこまで時間がかからないものもありますが、共同開発の依頼の場合は、ある程度の時間がかかることを念頭に入れておくと、納品スケジュールが間に合わなくなってしまう事態も防げます。
通常のキャスティングプロセスについて詳しくは以下のコラムでご紹介しています。興味のある方はあわせて参考にしてみてくださいね。
今回は「キャスティング会社について」に焦点を当て、キャスティング会社とは?を詳しく解説します。依頼するメリットデメリット、キャスティング会社に依頼してからの流れをご紹介します!芸能人のキャスティングなら、YOU MAY Castingにお任せください!
医師を選定する際に気をつけなければならないのは、何を目的にしてキャスティングを行いたいか、ということ。商品や企業の認知度アップなのか、単に売り上げを上げたいのか、ブランドイメージのさらなる向上なのか…企業によって、一番の目的にする部分は違ってくると思います。この目的の部分がはっきりしていると、医師をキャスティングする時に迷わず、イメージと目的にピッタリと合う医師を選び出すことができるはずです。
加えて予算なども事前に明確にしておくことが重要です。医師に支払うギャランティだけでなく、撮影や編集にかかる費用など、諸経費もあらかじめ計算しておくと良いでしょう。
なお、日本における医師数はおよそ34万人にものぼる(2020年時点)そうです。星の数ほどいる医師の中から、企業や商品のイメージにピッタリ合う人物を探し出すのは困難かもしれません。そういう場合は、キャスティング会社などプロに依頼することもおすすめの方法といえます!キャスティング会社は、基本的にどんなジャンルの人でもキャスティング交渉が可能であるため、数多くの医師の中から希望通りの人を選出してくれるはずです。
医師を何に起用したいのか、という部分がどんな内容であれ、初期段階での細かなヒアリングは欠かせません。キャスティングしたい医師があらかじめ決まっている場合であれば、医師の所属する事務所や医師会などにコンタクトを取って話を進めることができますが、決まっていない場合はどんな商品なのか、企業の強みやカラーは何か、そして目的や予算など、細かくヒアリングを行い、自社内でも意識を統一しておく必要があります。
事前にイメージや意思をしっかりと伝えることで、キャスティング会社など仲介会社を挟む場合でも情報が明確に共有され、スムーズにキャスティングやその後の企画を進めることが可能になります。
こちらの表はあくまで相場ですが、医師をキャスティングする際は一般的にこのような金額になるかと思います。医師という資格があれば知名度の有無は必要なく、消費者からの信頼を獲得できると前述しましたが、それでも知名度がある医師の方がタレント性があり、より訴求力が高くなるため、金額は高くなる傾向があります。なお、監修に関してはSS級・A級どちらも、イメージキャラクターとしての起用という意味合いになる場合が多いため、金額はそれほど大きな差が出ないこともあります。
また以下のコラムではSNS広告やLP広告での専門家のキャスティングについて詳しくご紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
今や広告のあり方も変化しSNSによる広告やLPも急成長しています。SNS広告やLPではタレントなど芸能人のほか、専門家がおすすめするものも増えています。今回はSNS広告やLPで起用される美容や健康の専門家の細かい種類や起用するメリット、依頼方法をご紹介します。
<引用:PRTIMES iFood株式会社発表「iFood(アイフード)の「低糖質大豆めん」、大手調剤薬局のさくら薬局グループで取り次ぎ開始!」>
糖尿病専門医が監修したある商品が話題を呼び、薬局などでも取り扱われることになったという実例です。その商品は「低糖質大豆めん」で、超低糖質・高タンパクであり、安心で安全な大豆麺としてSNSや病院などで評価されました。商品を監修したのは糖尿病専門医の青木厚先生で、青木先生の著書は40万部のベストセラーになるほど人気の医師です。
「低糖質大豆めん」は、医師や栄養士の間で徐々に広まり、YoutubeなどSNSで拡散する人も増えて人気を呼んだこともあり、最終的には大手調剤薬局であるさくら薬局グループで取り扱われるまでになりました。
実績のある医師が商品を監修することで、信頼感や安心感が生まれ、実際に効果も期待できるということで、認知度向上や販売促進活動に成功した商品監修の一例となりました。
<引用:PRTIMES 株式会社MTG発表「『NEWPEACE』が「頸椎胸椎アライメントを考慮した枕の首肩への負担軽減と睡眠への影響」を第31回日本睡眠環境学会学術大会にて発表。同大会において「奨励賞」を受賞」>
株式会社MTGが医師の監修を受けて、眠りの質を変えるために枕を開発した一例です。
監修した医師は、整形外科・脊椎脊髄専門医であり、名誉指導医でもある佐藤公治先生で、首や肩の違和感を軽減させるために枕を理想的な形状にし、個人によって首のサポートの強さを選べるようにしたそうです。
こちらの商品は、大手ECサイトでの枕・抱き枕部門で第一位を獲得するなど、医師が監修した信頼性の高い寝具が人気であることの証明にもなりました。
<引用:PRTIMES 株式会社小学館発表「美容のプロが大集結! 最新コスメ・美容情報を先取り! 美容誌『美的』史上最大のイベント『あいたい美的2023』をインスタ生配信」>
こちらの事例は、美容雑誌『美的』が主催のイベントで、有名美容家や芸能人などをゲストにトークショーをInstagramで生配信するというものでした。
その中の1つで、医師の友利新先生をキャスティングし、毛穴の悩みや肌の悩みについてモデル・美容家の方と対談形式のトークショーを行った事例です。友利先生は皮膚科・内科医として勤務しており、医師という立場から美容と健康について追求し、発信している方で、これまでに著書も数多く出版しているなど、主に女性から絶大な人気があります。
会場でのみ行うトークショーと違い、InstagramというSNS媒体を利用することで、会場に足を運べない遠方の人でも気軽に見ることができ、肌の悩みについて医師の目線からお伝え頂くことで、説得力もあって実りのあるトークショーとなりました。
美容家のキャスティングに関して興味のある方は以下のコラムで事例をご紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
昨今美容家を起用した広告やイベント、美容家監修の商品なども増加傾向にあります。今回は、第一線で活躍を続ける有名美容家たちについて、経歴や特徴を紹介するとともに、美容家起用のメリットや効果、キャスティング方法、そして気になる起用の際の費用相場まで、一気にご紹介します!
◆医師キャスティングのメリット
①企業イメージの向上と信頼性の構築
②医学的知見を活かしたプロモーション
③SEOとオンラインマーケティングへの影響
◆医師キャスティングの具体的な活用方法
活用方法1.イベントや講演会・メディア出演
活用方法2.リリースコメント・記事監修
活用方法3.商品監修・共同開発
◆医師キャスティングの手順とポイント
・大まかな流れ
企画→起用する医師の選定→交渉→契約→撮影・編集・イベント当日
この他にも撮影や編集・イベント当日に至るまでに、場所の確保や撮影スタッフの手配、広報活動など、1つのものを作り上げるのには多くのタスクをこなさなくてはなりません。
・キャスティングのポイント
①目的・予算を明確にする
②初期ヒアリングを重要視する
◆医師キャスティングの料金と相場
・知名度SS級
イベント150万円〜/SNS200万円〜/Web・広告500万円〜/監修・プロデュース※要確認
・知名度A級
イベント50万円〜/SNS100万円〜/Web・広告300万円〜/監修・プロデュース300万円〜
・一般的医師
イベント10万円〜/SNS10万円〜/Web・広告30万円〜/監修・プロデュース30万円〜
医師・ドクターのキャスティングなら、私たちYOU MAY Castingにお任せください!
私たちは、タレントやお笑い芸人、俳優、アーティストなど、どんなジャンルの方でもキャスティング交渉が可能ですが、もちろん医師も例外ではありません。
昨今では、医師と企業を繋げるマッチングプラットフォームも出てきていますが、マッチングプラットフォームの場合は全ての医師が登録しているわけではありませんし、マッチングした後の契約ややり取りも全て自社で行わなければなりません。
しかし、私たちのようなキャスティング会社であれば、独自の情報網を駆使して企業や商品のイメージにピッタリと合う医師・ドクターを提案できますし、企画・提案から交渉、契約、撮影がある場合は当日までのスケジュールの管理・アテンドなど、全てワンストップでお任せ頂くことも可能です!自社にかかる負担をできるだけ減らしながら、キャスティングのプロに任せることで、スムーズに、安全に企画を進めることができるはずです。
効果の高い医師・ドクターのキャスティングは、ぜひYOU MAY Castingにお問い合わせください!
Q. 提案いただける専門家のリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合った専門家等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. 専門家を広告に起用することは可能ですか?
A. 可能です。タレント同様にご予算等の諸条件をお伺いし、手配や交渉に入らせて頂きます。
Q. 講演会で企画や希望のかたが決まっていない段階で問合せしてもよいですか?
A. もちろん可能です。講演会のイメージやご予算などのご条件をお聞きしながら、ご希望に合う方々をご提案させていただきます。
Q. 東京以外の講演も可能ですか?
A. 可能です。講演内容によっては、日本国内のみならず、国外での調整も可能です。
Q. 講演会はリアル参加型だけでなく、ZoomなどのWEB会議用のツールを使ってセミナーに参加するオンライン形式、またはリアル参加型とオンライン形式の両方が同時に参加できるハイブリッド形式でもゲストを呼ぶことは可能ですか?
A. はい、どのような形式でも可能です。