こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
私たちYOU MAY CastingはCM案件を扱うことも多いですが、そんな私たちのもとには「印象に残る人気のCMってどういうものがあるの?」「効果のあるCMを作るには?」などといった疑問が寄せられることがあります。
そこで今回は、印象に残るCMについて、ランキング形式にして徹底的にご紹介します!また、ランキング上位に入るCMについては、これまでに数多くのキャスティング成功実績があるYOU MAY Castingが独自の目線で人気の理由などを分析します。
さらにタレントを起用した効果の高いCMについても、その方法やポイント・メリットなどについても詳しくご紹介します。
目次
CM総合研究所が発表している「2023年度 銘柄別CM好感度トップ10」をみてみましょう。なお、ここで使われている「CM好感度(P‰)」とは、調査においてどれだけのモニターがアンケートにそのCMを記入したかの割合を算出したものです。
※パワポの表①の添付をお願いします!
全6,498銘柄の中で、トップ10に輝いたのは誰もが見たことがあって印象に残っているCMばかりかと思います。auは「三太郎シリーズ」、ソフトバンクは「白戸家シリーズ」など、人気のCMはシリーズ化しているものも多くなっています。シリーズものにすることによって、CMと企業・出演するタレントのイメージ付けを強固なものにする効果が期待できます。
また、このランキング上位に入るくらいのCMが突出している特徴は、旬なタレント・人気のタレントを起用していること、キャッチフレーズがあること、曲がキャッチーであること、などがあげられます。CMという短い尺の中で、いかに視聴者に印象を残すかという企業ごとの戦略が垣間見えます。
次に、月ごとにまとめた直近の半年間のCM好感度ランキングの動向をみていきましょう。
CMは日々新しいものが放送されるため、月間の好感度ランキングも目まぐるしくトップ10の企業が入れ替わっているのがわかります。ただ、前述のランキングと同様に、ランキングに入る企業や銘柄は、どれもが有名なCMで、例えばキャッチフレーズや出演タレントなどがすぐに思い浮かぶものばかりかと思います。
長期間同じタレントを起用し続けることも、非常に効果があります。ミスタードーナツ=菅田将暉さん、花王=菊池風磨さん、ユニクロ=綾瀬はるかさんなど(2024年7月現在情報)、イメージ付けが確立していると、企業のブランドイメージ施策は成功しているといえるでしょう。
また、日清食品や日本マクドナルドなど飲食業界の大手企業では、常に新商品が発売されるため、それに合わせて新しいCMも打ち出していることがわかります。CMという側面からも、視聴者を飽きさせない、楽しませる工夫がなされており、それが高い好感度を獲得するに至る理由の一つになっているかと思います。
以下のコラムではテレビCMで一番目にしたタレントはどなたなのか、また一番多くの企業に起用されたタレントなど気になるランキングをご紹介していきます。また、タレントをCMに起用する効果についても解説していますのでCM制作にお困りの方もぜひチェックしてみてください。
CMに出演するタレントは、企業や商品の顔となりとても重要な役割を担っています。今回は2023年にテレビCMで一番目にしたタレント、また一番多くの企業に起用されたタレントのランキングをご紹介します。タレントをCMに起用する効果や方法も解説しています。
ここでは印象に残るCMの具体的例を、その考察や実際に得られた効果などとともにいくつかご紹介します。
以下のリンクのスクショをお願いします!
<引用:Youtube アイフル公式チャンネル>
「あんた、そこに愛はあるんか?」と女将に扮した大地真央さんが語りかけるアイフル株式会社のシリーズは、2018年から始まりました。今野浩喜さんとの掛け合いが人気の「凛とした女将」シリーズは、2023年5月までの時点で23作も生み出されています。
元タカラジェンヌという輝かしい経歴を持つ大地真央さんのキャスティングは、あえて女将さん役をやらなさそうな人という探し方をしたそうです。実際に大地真央さんと女将のギャップに驚いた方も多いはずですし、時にはコスプレ、時にはシンクロナイズドスイミングの選手と、シリーズごとにユニークな姿に扮する女将さんの姿は視聴者を楽しませてくれています。「そこに愛はあるんか?」というキャッチフレーズが認知されたことにより、どんな内容になってもアイフルのCMであると認識してもらえるほどになった、印象に残るCMの成功例の一つです。
<引用:Youtube oricon>
Indeed Japan株式会社では、2017年から斎藤工さんと泉里香さんをCMキャラクターとして起用しています。特に2018年12月から放送された人気漫画「ONE PIECE」とのコラボCMは、瞬く間に大反響となりました。斎藤工さん(ルフィ役)、泉里香さん(ナミ役)の完成度もさることながら、窪塚洋介さん(サンジ役)、千鳥・大悟さん(ウソップ役)など、錚々たるメンバーが脇を固め、再現度が非常に高いと話題のCMになりました。
放送回数が少ない中でも、非常に大きなインパクトを与えることで、「もう一度見たい」「続編も気になる」と視聴者に思わせる効果のある、印象に残るCMの成功例です。
今やIndeedは“世界No.1求人検索エンジン”として知られ、2021年に発表された「 オリコン顧客満足度®調査」の求人情報サービスランキングにおいて、総合第1位を獲得するなど、印象に残る面白いCMの認知度アップ効果もあって、きちんとした実績も出ています。
<引用:Youtube Amazon Japan Official>
アマゾンジャパン合同会社が展開するサービス「Amazonプライム」のCM「モーターバイク」篇では、夫を亡くし一人で暮らす祖母のもとを訪ねた孫が、祖母の思い出のヘルメットをAmazonで注文して自分のオートバイの後ろに乗せ、笑顔の2人がツーリングする…という内容になっています。
このCMの大きな特徴は2つあります。1つは、セリフが全くないこと。音楽と出演者の表情のみで表現されていますが、それがより一層引き込まれる作りになっています。2つ目は、人気タレントなどを起用したCMではないこと。基本的にインパクトを残すCMを作るには、認知度の高いタレントの起用が効果的ですが、このCMの場合はあえて知名度のない方を起用したことで、より視聴者に身近に感じてもらうことに成功しています。
実際にこのCMは、CM総合研究所による11月度「銘柄別CM好感度ランキング」において、見事3位にランクインしました。
なお、AmazonプライムのCMは過去に「ライオン」篇、「ポニー」篇とありますが、特に赤ちゃんと犬の交流を描いた「ライオン」篇では2017 年の ギャラクシー賞でCM部門の優秀賞を獲得するなど、多くの人に感動を与えたCMとして評価されました。
笑える要素・面白い要素がCMに盛り込まれることによって得られる効果はさまざまです。その中でも特に影響が大きいと思われるのが、「企業の認知度・好感度がアップすること」です。例えば日清食品といえばハイペースで面白いCMを世に出している印象が強く、日清=面白いことをやってくれる会社、というイメージになっている方も多いはずです。
企業や商品のことを知ってもらったり、好印象を持ってもらうための手段の一つとして、CMによって「面白い・笑える企業である」と思ってもらう、という要素は重要であることがわかります。
また、特に新型コロナウイルスが蔓延して暗いニュースで世間の元気がなくなっていた時、人との繋がりが薄くなってしまっていた時は、クスッと笑えるようなCMは特に高い効果を発揮し、日本を元気にしてくれたという印象を獲得した企業もあるといわれています。
「面白いCMを作る企業といえば?」と聞かれると、大日本除虫菊株式会社(キンチョー)の名前があがることも多いかと思います。虫コナーズのCMシリーズは女優の長澤まさみさんを起用し、長澤さんが演じる“おばちゃんっぽさ”に加えて、シュールな掛け合いを展開し、派手なインパクトはないはずなのに、なぜか見入ってしまう内容に仕立て上げています。人気女優の美しい長澤さんが、コテコテの関西弁を使うギャップも非常に話題となりました。
大日本除虫菊は、「虫コナーズ」の他にも「蚊がいなくなるスプレー」「ゴキブリムエンダー」「コンバット」など多くの人気商品を販売していますが、タレントを起用したシュールで面白い個性的なCMに作り上げるとともに、しっかりと使用方法などもわかりやすく伝えることで、CMによる商品の認知度・購買意欲アップや売り上げ向上の効果が実際に得られているそうです。
CM制作に関するポイントなどは以下のコラムでご紹介しています。ご興味のある方はぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
CMにおける基礎知識、CM制作の手順、効果的なCMの作り方やポイント、金額相場、そしてCMへのタレントキャスティングについてお伝えします。魅力的なCMを作るためにタレントをキャスティングし、CMを成功に導くためにYOU MAY Castingを活用してください!
印象に残るCMというのは、出演するタレントも印象的であることが多くなっています。これまで紹介したCMの実例でも、タレントの印象が深いものも多く、タレント起用による効果は計り知れません。タレントをCMに起用することで得られるメリットは主に4つあります。
メリット①印象に残りやすい
これまでもご説明してきましたが、タレントの認知度・好感度が高ければ高いほど、企業CMに出演した際の印象に残りやすくなります。仮に企業や商品を知らなかっとしても、知っているタレント・好きなタレントがCMに出たことがきっかけで、その企業を知ることにもなるからです。
メリット②ブランドイメージの確立・向上
認知度の低い企業であれば、タレントを起用することでブランドイメージを確立する効果が期待できます。さらに、すでにある程度の認知度がある企業でも、タレントの好感度・パワーを借りてさらにブランドイメージを向上させることができます。
メリット③売上アップ
タレントが商品を紹介することで、そのタレントに憧れているファン層は自然と商品への購買意欲が生まれますし、仮にファン層でなくても興味を持ってもらう、という入り口に立てるはずです。結果的に売上アップなど、目に見える効果が生まれます。
メリット④社員のモチベーション向上
意外と見落としがちなメリットがこちら。働いている社員は、CMに人気タレントを起用できるくらいの会社なんだ、と自分たちの会社に誇りを持つことができるはずです。その結果、営業先で話をしやすくなったり、モチベーションが向上したり…結果的に業績がアップするという効果も期待できます。
実際にタレントをCMにキャスティングするにあたって、気になるのは費用面かと思います。以下がキャスティング会社の目線からみた、一般的な相場になります。
※パワポの表③をお願いします!
この表はあくまで相場なので、タレントによる個人差があります。具体的な例をあげると、綾瀬はるかさんは数多くのCMにも起用され、クリーンなイメージで非常に人気ですが、彼女を起用する場合は年間で6,500万円ほどかかるともいわれています。また、他ジャンルだと大御所芸人の明石家さんまさんは、年間でCM起用に1億8,000万円ほどかかるそうです。
なお、同じタレントでも時期によって金額が変動する場合もあります。さらに、CMを制作するにはタレントへのギャランティ以外にもかかる費用があります。撮影費や編集費、放映料などもプラスでかかるので、あらかじめ予算を定めておいて、タレントに支払うギャラにどれくらいかけられるのか、明確にしておきましょう。
CMを制作するにあたって、上記のような流れが一般的になるかと思います。もちろん、キャスティング会社を介さずに直接事務所に交渉するパターンもゼロではありませんが、あまりおすすめしていません。というのも、多忙な芸能事務所に対して企業から個人的にコンタクトを取ろうにも、なかなか担当者まで取り次いでもらえないことも多いからです。その点、キャスティング会社であれば普段から数多くの芸能事務所との信頼関係を築いているため、スムーズなキャスティング交渉を進めることが可能です。
私たちYOU MAY Castingはキャスティング会社という名の通り、企業とタレントを繋ぐ役割を担っています。これまでに紹介した人気タレントはもちろんのこと、お笑い芸人、アーティスト、インフルエンサーなど、どんなジャンルの方でもキャスティング交渉が可能です。常に最新のトレンドや芸能界の流れをつかんでいるため、ヒットするCMを作るために、企業のカラーに合ったおすすめのタレントなど芸能人をご提案できます。
しかし、私たちの仕事は橋渡し役だけにとどまりません!タレントだけでなく、撮影にかかるカメラやヘアメイクなどスタッフの手配、撮影場所の手配もお任せいただけます。さらに動画制作部門もあるため、動画の撮影・編集においてもわざわざ外注する必要がなく、全てワンストップでお任せいただけます!
また、新商品を作ったりタレントを新たにCMキャラクターに起用した際は、メディアに対してお披露目イベントを行うことも多いかと思いますが、そのPRイベントの取り仕切りなども、全て私たちにお任せください!
◆CM好感度ランキング(CM総合研究所:2023年度 銘柄別CM好感度より)
1位 KDDI『au』
2位 ユニクロ『UNIQLO』
3位 ソフトバンク『ワイモバイル』
4位 ソフトバンク『SoftBank』
5位 アサヒビール『スーパードライ』
その他6位以下に、花王『アタックZERO』、アサヒビール『アサヒ生ビール』、Uber Eats Japan『Uber Eats』などがランクインしています。
★印象に残るCM具体例
実例①「凛とした女将」/アイフル
実例②「ONE PIECE」/Indeed
実例③「モーターバイク」篇/Amazonプライム
◆CMにタレントを起用するメリット
メリット①印象に残りやすい
メリット②ブランドイメージの確立・向上
メリット③売上アップ
メリット④社員のモチベーション向上
◆タレント起用の費用と相場感
大御所タレント・人気女優や俳優・人気アーティストなど…2,000〜5,000万円前後
人気タレント・人気お笑い芸人など…500〜2,000万円前後
タレント・中堅お笑い芸人・人気モデルなど…50〜500万円前後
駆け出しのタレント・新人お笑い芸人・雑誌モデルなど…10〜50万円前後
CMにタレントをキャスティングしたいと考えた際におすすめの方法はキャスティング会社に依頼することです。というのも、CM制作というのは多大な時間とコスト、労力がかかってしまう上に、企業にとって失敗できない案件でもあります。私たちYOU MAY Castingであれば、キャスティング経験が豊富なスタッフが揃っており、これまでに数多くのCM案件を成功させてきたノウハウがあるため、皆さまのCMを成功に導くためのトータルサポートができるはずです。大船に乗った気持ちで、私たちにお任せください!
また、スピード感のある対応も私たちの強みの一つです。お問い合わせいただいてから最短で翌営業日に返信可能で、皆さまをお待たせせずに丁寧に対応させていただきます。
タレントを起用した印象に残るCMを作るお手伝いを、ぜひ私たちYOU MAY Castingにさせてください!まずはどんな些細なことからも、お気軽にお問い合わせお待ちしております。
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。