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年間500件以上のお声掛けを頂き、当社がお付き合いするクライアント企業は4桁社数を超えました。モデルキャスティングを通して感じたメディア・広告業界の変化とそれらに呼応して変化の時を迎えたモデル業界の動向にふれています。競合ひしめくモデルに求められるこれからとは?
目次
“女性モデルの条件は身長165㎝以上で7号サイズが着れること”
このようなセオリーは、現在のモデル業界と表される所では当てはまらなくなりました。ファッションショーと言えば、「東京ガールズコレクション」のような若年女性向けリアルクローズ中心のイベントを想像し、ハイブランドのファッションショーを想像する若者は非常に少ない事が現実です。
これの意味する所は、手足が長くいわゆるスタイルの良いモデルだけがお手本になる時代の終焉と、一方で生き方やライフスタイルにシンパシーを感じさせる新しい若者達の台頭を表しました。
時にインフルエンサーとも呼ばれる彼女達は、instagramのようなsnsでのフォロワー数が影響力・訴求力の指標ともなり、同時にモデル達のプロフィールにも、身長と3サイズに加えフォロアー数が項目で付与されることも見受けられる事になりました。各事務所は、“モデル若しくはアイドルグループとして可能性を高め、タレント・女優というステージで花を咲かせる”このような戦略を執る所が多く現れ、モデル業界ではタレント事務所との業務提携、または自社内にタレント部門を設立しました。
新たな展開を模索し、モデルの夢を叶え、クライアントのリクエストに応え、見事に総合エンターテイメント企業へと変身を遂げた事務所も存在しています。イベント・広告、そしてteen誌で活躍したモデルは、知名度をもってモデルから女優へと。またタレント・芸人の多くは主戦場で一定の結果を積むと、企業の顔として販売促進へ。
モデルはタレントへ、そしてタレント・芸人はモデルへという動きが見えるようになりました。当社も、旧来のモデルの範疇を超え、タレントキャスティングの案件を頂く事も多くなりました。メディア・広告の業態が大きく変わった今、モデル事務所はプロモーション戦略、そして企業戦略においても大きな変革を求められる事となり、換言するとモデル業界自体も大きな転換・進化のフェーズにあると言えるでしょう。
企業の顔として活躍する事が宿命であるモデル達。
言わずもがな、あらゆるクライアントの要望に応える事が出来るよういかに雑味を付けず、一方、加えて今後は“他に真似の出来ない芯の通ったテーマ・キャラクターをブランディングできるか”それが大きなカギになると予想しています。多くのタレントがひしめき合いキレイ・カワイイだけで立てるステージは少なくなりました。
広告に出るのであれば、タレント・女優と肩を並べられるレベルの演技力・キャラクターが必要になり、聖域であるハイファッション分野と言えども、今まで以上のスキル研鑚、及び海外エージェンシーとのリレーション。またWEB・SNS上における最低限のセルフプロモーションは全てのジャンルで必となります。
多様化するメディアに包まれた今、必要条件を満たしていれば、何かをきっかけに運命の人の目にとまり、人生を変えるオファーが舞い込む事もあります。
ただ、それがいつどこから降って来るか予想のつきづらい世の中とも言えます。チャンスをものできる状態を如何にして維持・継続できるか、それをバックアップできる事務所のマネージメントを仰げるか。本人のキャラクターとスキル、そして事務所のマネージメント力の両輪がバランス良く回ったモデル達に、より多くのステージが待っているでしょう。
多種多様なモデルがいますが、ここで気になるのは彼らのギャラ。その実態は意外と知られていません。
以下の記事ではモデルのギャラや料金を左右する3つの要素について解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
「モデルランク」を構成する3つの要素とは? モデルを手配する際、モデルのギャラや料金が大きく左右されるこの「モデルランク」。実際にはたくさんの要素がありますが、大きな要素として構成されているのはこの3つ。 <モデルランク構成要素1:モデルとしての基礎能力(skill)> <モデルランク構成要素2:トレンド・流行りの顔かキャラクターか(trend)> <モデルランク構成要素3:安全は保たれているか?(safety)>
モデル業界やとりまく環境について少し触れましたが、これからのキャスティングについて整理させて頂くと…
タレントとモデル、そしてインフルエンサーと垣根は無くなり、益々混沌として来る中、キャスティングはビジュアル・キャラクターのみならず、様々な才能に対してアンテナを張る必要があると認識しています。またモデルエージェントについても次々と新しい才能を発信する事務所も誕生するでしょう。
YOU MAY Castingでは、過去の提案をデータベース化し、ジャンルや案件内容からクライアントの皆様の求めるキャスティングをご提案しています。時にモデルエージェンシーのみならず、演技力重視の案件であれば俳優系の事務所へオファーをし、御要望にお応えも致します。
YOU MAY Castingにモデルキャスティングを依頼する
下記コラムでは大手キャスティング会社の選び方と依頼方法をご紹介しています。
ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
世の中にあるキャスティング会社は数多く、私たちYOU MAY Castingもそのうちの一つです。今回は、大手キャスティング会社の特徴や役割、大手に依頼するメリット・デメリットについて、依頼方法と流れ、選び方、おすすめの大手キャスティング会社、をご紹介します!
ビジュアルのみでは推し量れないモデルのキャラクターや、次々と生まれる新たな事務所についても常にアンテナを張り、様々なニーズに対応できるよう進化し続ける事をお約束します。
Q. 撮影の企画も一緒に考えていただくことはできますか?
A. はい、まずはヒアリングさせていただき、こちらから撮影イメージをご提案することも可能です。
Q. モデルだけでなく、撮影チームもマルっとお願いすることはできますか?
A. はい、全てお任せください。弊社YOU MAY Castingは、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどのクリエーターやスタジオ選びなど、撮影内容やシチュエーションに応じたご提案をさせていただきます。
Q. モデル撮影と同日で商品撮影(物撮り)も可能ですか?
A. はい、撮影のボリュームによっては別日になってしまう場合もありますが、同日撮影も可能です。
Q. 当日の撮影の立ち合いや進行もお願いすることはできますか?
A. はい、クリエーターの手配だけでなく、撮影の香盤表の作成や、別途料金となりますが、アートディレクションや当日の撮影の立ち合いや進行もお手伝させていただきます。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。
プロモデルスタジオ代表 ユウメイキャスティング マネージングディレクター。
大手IT会社クライアントセールスを経てファッションモデル業界へ。モデルになりたい人向けのポータルサイト制作等に従事。
モデル関連のサービスを多数経験の後、プロモデルスタジオ設立。キャスティング業務を通して多くの企業広告制作の協力を続ける。