
投稿者: 小林 力 2023年04月29日
(この記事は約4分位で読めます。)
モデルやタレントを手配するにあたり登場する「キャスティング会社」
我々YOU MAY Castingがそのキャスティング会社という形態をとっているわけですが、広告に関わる事がなければ、そんな仕事や会社が存在することすら知らない方々がほとんどだと思います。
そもそもキャスティング会社とはどんな会社なのでしょうか?
どんな人がやっているのでしょうか?
また、キャスティング会社から請求される料金は妥当なのでしょうか?(実はこの“金額”や“料金”に関してのご相談が一番多く、皆さんも気になるところのはず。。)
今回はその辺りをスッキリと整理して皆さんにお伝えしようと思います。しばしお付き合いください。
目次
キャスティング会社の仕事とは“モデルやタレントの手配時に発生する様々な業務を代行する仕事”です。皆さんのイメージにあるような「配役に見合うモデルを探す」だけがキャスティング会社の仕事ではありません。それ以外にも、下記のようなさまざまな仕事があるのです。
(別コラム:「モデルキャスティングとは?キャスティングについてポイントをご紹介」参照)
このように、モデルやタレントを広告に起用するととても多くの仕事が発生し、疎かにすると後々大きな問題に発展する事もあります。単純にモデルを用意すれば良いだけでなく、◆4にあたる“肖像権の管理”も、キャスティング会社に求められる仕事範囲になります。
“肖像権の管理”の重要性は他のコラムでもご紹介をしてきましたが、侮れないポイントでもあります。しかし、制作会社は広告の制作に全エネルギーを投下することを望んでいます。そこで、キャスティング業務に特化した「キャスティング会社」に、上記4点を含めた手配に関する業務の多くをお願いすることで、クリエイティブの他の部分に時間を費やすことができ、結果コストパフォーマンスが高くなる場合が多く見られます。
当aModelcastingを例にとると、約300〜400のモデル・タレント事務所から、20,000名に近い人材からイメージにあうモデルをご提案いたします。(※実際にその中から一度にご提案差し上げるのは数十名です)モデルを手配する事に特化しているキャスティング会社は常にモデル事務所や所属モデルの動きにアンテナを張っているので、皆様のイメージに合うモデルの候補を、依頼後2〜3営業日程度とスピーディにご提案する事ができます。
撮影に関するクリエイターの手配についても、我々キャスティング会社に依頼する事が可能です。つまり撮影に関するスタッフは「ワンストップ」でキャスティングできるということ。クリエイティブに合わせて、力を発揮するチームを作りスムーズな撮影進行を実現する事もキャスティング会社を活用すればこそ成せるワザです。
前述の通り、手配にかかる業務は撮影が終われば終了、という訳ではありません。モデルの肖像には必ず“使用可能期間”というものがついてまわります。1クールなのか2クールなのか、はたまた1年なのか…そのタイミングでの契約更新、再撮影…これがクリエイティブ毎に発生するとなると、そこにかかる費用や時間は並大抵のものではありません。
(「使用期間」に関して詳しくは、別コラム『【え、『使用期間』が過ぎてる?】 モデル肖像使用中に気を付けなければならない3つのポイント〜導入編〜』 参照)
当方を活用頂くあるお客様の中で、キャスティング会社を使う前はモデルの手配とオーディション進行の業務だけで3名の社員の方が常時張り付いていたというお話も伺います。その人件費と費やす時間や体力を考えると…。
そのような事からも、適宜最適なキャスティング会社を活用する事は業務効率のみならずコスト換算の上でもメリットがあると言えます。
▼YOU MAY Castingがご提示する料金
そもそも「キャスティング会社」はどんな人がやっている会社なのか、考えてみたことはあるでしょうか?何故我々が自信を持って皆さまにキャスティング業務をご提供できるのか、その背景も少しご紹介しながら、キャスティング会社の例をいくつかみてみましょう。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
例1. 制作会社や広告代理店を経験した事のある方が立ち上げたキャスティング会社
例2. モデル事務所に勤めマネージメント目線のある方が立ち上げたキャスティング会社
例3. フォトグラファーやヘアメイクさんが本業と合わせて受けているキャスティング会社
例4. モデルのノウハウ・目利きに特化したキャスティング会社(★YOU MAY Casting)
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
業界の多くを占めるのが“例1”と“例2”のようです。大手代理店で制作を経験し、前職の人脈などを活用しキャスティング会社を立ち上げられるというパターンですね。多くの制作会社や代理店さんがこのようなキャスティング会社さんとタッグを組んで広告制作を進めています。
また雑誌や通販など定期的に発生する仕事の場合、“例3”に書かせて頂いたように、その企画やコーナーを担当するクリエイター(フォトグラファー・ヘアメイク)さんがキャスティング権限を持ち、発注手配まで行っている事もあります。
そして、最後が当社YOU MAY Castingのように“モデルを見る目とノウハウをあらかじめもって誕生したキャスティング会社”です。
中々にレアなケースではありますが、★当社は運営母体にモデルのコンポジット(書類選考用のプロモーション資料)のデザインやモデルの宣材写真となる「ヘッドショット」をはじめとした、様々な“モデル撮影をお請けするサービス”をもっている為、組織の機能としてモデルを見る目が備わっています。当YOU MAY Castingはモデルを見る目とこれまでのノウハウを活用し、皆様のキャスティングサポートを始めた…という経緯を持つ特別なパターンの会社です。業界的には新興企業ではありますが、イメージにピッタリ合ったモデルを起用し、広告としての表現力を最大限に高めたい、という要望がある方は、このようなレアなケースのキャスティング会社を活用するのも一つの戦略かもしれません。
ひとえにキャスティング会社といっても、それぞれのバックグラウンドに合わせて、得手不得手があります。制作に合わせて適宜キャスティング会社を選定して最良のフォーメーションを構築する事が、スムーズなモデル手配・制作進行になるといっても良いでしょう。
いかがでしたか?キャスティング会社について、その仕事の中身について少しはお伝えできましたでしょうか?金額の詳細などについては各キャスティング会社にお問い合わせ頂く事をオススメいたしますが、YOU MAY Castingでは今回のコラム文末に当サービスの料金表のページリンクを掲載いたします。ご興味のある皆様、是非一度ご覧頂けますと、より詳しい相場感などを感じて頂ける事と存じます。
文中にもあるように、当社はモデルを見る目を持ったスタッフによってYOU MAY Castingを開始しました。
モデル業界の可視化に努め、常に制作業務に携わる全ての方の潤滑油として日々精進致します。モデル手配の際には是非YOU MAY Castingにお問い合わせください。皆様のご連絡をお待ちしております。
プロモデルスタジオ代表 ユウメイキャスティング マネージングディレクター。
大手IT会社クライアントセールスを経てファッションモデル業界へ。モデルになりたい人向けのポータルサイト制作等に従事。
モデル関連のサービスを多数経験の後、プロモデルスタジオ設立。キャスティング業務を通して多くの企業広告制作の協力を続ける。