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みなさんは「スタンドイン」という言葉を聞いた事がありますか?野球でいうホームラン!これもスタンドインですが、今回はそっちじゃありません。タレントやモデルを使う撮影の仕事ではわりと良く出てくる言葉ですが、普段はあまり耳にする事はありませんよね。
「スタンドインって何?」
「撮影で急遽スタンドインが必要になった、、」
「スタンドインってどこに依頼すればいいの?」
など、広告やテレビ撮影の際のスタンドインの手配にお困りの方も多いかと思います。そこで本記事では、このスタンドインについて300社以上の芸能事務所との厚いリレーションを持っている弊社の料金体系も含めご説明したいと思います。広告やテレビ撮影の際のスタンドインの手配にお困りの方にぜひ読んでいただきたい内容となっています。
また、ご不明点がございましたらお気軽にご質問もお待ちしております!
目次
スタンドイン (stand-in) とは、“広告撮影やテレビ番組の撮影の前、演者本人の代わりに照明の加減や俳優・タレントの立ち位置などをチェックする代役の仕事”の事をいいます。
撮影の準備にはとても時間がかかります。多忙な演者を準備にまで起用してしまうと、より負担がかかってしまい、本番にマイナスの影響を及ぼしてしまうことだってあります。そういった事態を避け、演者には本番でプロとして表現をすることに集中してもらうために、サポートとして”準備の代役をたてる”―これがスタンドインの意義目的です。
スタンドインが演者の立ち位置に入り、照明を当てられ、被写体となり、監督や演出家などがそれに対して修正を入れていきます。撮影は丸一日かかる事もあるので、スタンドインも基本撮影の始まりから終わりまで拘束される事が大半です。
身長やバランスのみならず、光の強弱により映り方・イメージが変わってきてしまうので、髪型や肌の色なども本人に近い方が選ばれる事が多い傾向にあります。
多くの場合、モデル事務所や役者の事務所から都度スタンドインが選出されますが、売れっ子の俳優や女優さんであれば、専属のスタンドインがいたり、大手事務所では後輩俳優などをスタンドインとして起用しているようです。
とても大切な仕事ですので、代役とは言え演技素人などでは務まりません。スタッフは神経を使いながらスタンドインの選定をしています。
金額帯は一般的に1日《2万円~3万円/人》程度です。
割高に感じるかもしれませんが、撮影の準備スタッフとして、1日帯同となるとそれはそれでハードであるのと、往々にして8時間というモデルの一般的な時間を超えてしまう事もあり、更に金額が発生する場合もあります。
とても重要なお仕事ではあるのですが、ポリシーとして“代役”という出演を良しとせず、スタンドインのお仕事自体を受けていない事務所があったり、ギャランティ次第という話をされるような事もあります。
一方、新人モデルにとっては、本番の雰囲気を感じたり、仕事場を見て学習するなど、貴重な経験も出来るので事務所やマネージャーによっては積極的にメンバー候補を選出してくれるところもあります。実際、スタンドインとしてお仕事に行くと“同じスタッフ側”として、仲間として大切に扱ってくれる制作現場が多く、モデルさんがいつもとは異なる貴重な体験ができる事も事実です。
スタンドインをキャスティングにするにあたって最も大切な事は、候補となるモデル事務所やタレント事務所とどれだけ沢山リレーションを張れるか、これにつきます。また、演者さんの背格好を正確につかむことも大切。身長差は+-2〜3㎝が許容範囲と認識しています。
そしてもう一つ。代役とは言え、プロ意識をもってスタンドインのお仕事についてくれる人を起用できるかどうか、このあたりに気をつける必要があります。
日本で1番最初に起用されたスタンドインは、昭和の大スター「山口百恵」さんの代役を務めた方だったという話を聞きました。携帯電話やメールなどはもってのほか、何をするにも今より時間のかかる数十年前の話ですので、売れっ子と呼ばれる方々は本当に寝る間も無く撮影現場を行き来していたと想像します。そんな中たどりついたのが、代役となるスタンドインの活用だったのでしょう。
そして、現在でも活躍している多くの俳優・女優さん達はこのスタンドイン無くして、自分の仕事がスムーズにいかない事を知っているため、スタンドインの方を大切にし、大変感謝をしているようです。
また、代役を務めた後に入るスターを見て、“いつか自分もその舞台にたってみせる”と考えているモデルさんも沢山います。
スタンドインを務めた彼らが主役になる ― そんな日もくるはずです。
最後は少し余談になってしまいしたが、スタンドインのお仕事、キャスティングの注意点等々、お伝えできましたか?
ただ、理解して頂いた上で、いざスタンドインをキャスティングしようとしても、一から関係を築いて最適な代役を探すのはすぐにできるものではありません。私たちYOU MAY Castingは、モデル事務所と連携を密にしているので、スタンドインの手配・キャスティングももちろん可能です。お気軽にお問い合わせください!
また、スタンドインだけではなくモデルのキャスティングについて気になる方いらっしゃるのではないでしょうか?以下の記事では、モデルキャスティング実績多数の弊社がそのポイントについて解説しています。ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
キャスティング”とは、広告・雑誌特集などにおいて、「モデル・タレントなどを起用して配役を決定すること」”を意味します。広告制作がスムーズに進行する事をお手伝いする仲介役のようにはたらき、的確な演者に白羽の矢をたてる、それがキャスティング会社の役割です。
Q. 撮影の企画も一緒に考えていただくことはできますか?
A. はい、まずはヒアリングさせていただき、こちらから撮影イメージをご提案することも可能です。
Q. スタンドインだけでなく、撮影チームもマルっとお願いすることはできますか?
A. はい、全てお任せください。弊社YOU MAY Castingは、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストなどのクリエーターやスタジオ選びなど、撮影内容やシチュエーションに応じたご提案をさせていただきます。
Q. 当日の撮影の立ち合いや進行もお願いすることはできますか?
A. はい、クリエーターの手配だけでなく、撮影の香盤表の作成や、別途料金となりますが、アートディレクションや当日の撮影の立ち合いや進行もお手伝させていただきます。
Q. 東京以外の撮影も可能ですか?
A. 可能です。撮影内容によっては、日本国内のみならず、国外での撮影も調整できます。
ユウメイキャスティング チーフマネージャー。
モデルエージェンシーにて新人発掘・育成を長年手掛けた後、プロモデルスタジオに入社。キャスティングのみならず、ビューティースタイリストとして、大小レッスン企画コーディネート・提案。他、インストラクターの養成マネジメント業務に力を注ぐ。