
投稿者: ユータ 2023年08月24日
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商品のスポンサーの方や、広告の制作責任を持つ広告代理店が演者の最終決定権を持っていることが一般的です。
制作会社がキャスティングの権限を持つ場合もございます。
最終決定権者はファッションデザイナー。
場合によっては撮影を依頼されているカメラマンや、イメージの一切を任されているヘアメイクやスタイリストが
キャスティングの責任者となっている場合があります。
最終決定権者は、作品の世界観を決定する監督やプロデューサーです。
有名な原作の実写ドラマ化が決まった際に、演者の顔ぶれを見て「え~、あの役、この人??ちょっとイメージ違うな~」
という経験をしたことはありませんか?
この場合は、あなたとそのドラマのキャスティング担当者の間において、配役のイメージが異なったということです。
テレビの前の視聴者が、そのドラマを見るか見ないかは発表された出演者のキャスティングが大きく影響してきます。
換言すると、キャスティングとは様々な制作物を作りあげる上で、大変重要な仕事である証です。
制作者が作品に対して明確なイメージを創造していたとしても、その人がイメージに合う演者を知っているとは限りません。
監督や制作担当者が日本国内に存在する多くのタレント・モデル全員の顔ぶれを把握し続けることは、不可能に近い話です。
タレント・モデルの情報を整理し続け、イメージやキャラクターを把握し、キャスティング業務を専門に担当・お手伝いをしているのがキャスティング会社です。
私達を含め、多くのキャスティング会社は、制作者達の手足となり、作品イメージを実在する人へ具現・転換する事を通して、制作業務のお手伝いをします。
雑誌・CM・番組・映画などにおいて、キャスティング会社の仕事は、「配役に見合うモデルを探す」という業務に留まりません。
キャスティングを実施するには、下記のような業務が付随して発生します。
このように、モデルやタレントを広告に起用すると、実に多くの仕事が発生します。
これらの業務を一つとして見落とす事なく、スムーズにお手伝いできる会社が優秀なキャスティング会社であると言えます。
演者1人の手配をスムーズに行う事は、制作にとって必要条件の一つとなります。
広告一つを作るとしても、多くのスタッフ・演者が動き、それは莫大な金額が動く事を意味します。
タレントやモデルのみならずカメラマンやスタイリストなど、撮影を一緒に作る他のクリエイターに対しても様々な諸費用が発生します。
キャスティング業務のどれ一つを疎かにしても、制作進行がスムーズに行く事がなくなる可能性があり、一つのミスが広告制作の進行に大きな損害を与える事もあります。
そのような事を避けるため、制作がスムーズに進行する事をお手伝いする仲介役のようにはたらき、的確な演者に白羽の矢をたてる、それがキャスティング会社の役割です。
ユウメイキャスティング チーフキャスティングディレクター。
上京後20代前半は飲食業界に尽力。その後、モデル・広告業界に飛び込み制作・モデルプロモーションツールデザインに就く。モデル業界のノウハウを以ってユウメイキャスティングの中枢機能として活動。ユウメイキャスティングでは様々な企業広告の提案活動に従事する。