
投稿者: ユータ 2021年08月14日
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皆さんこんにちは、YOU MAY Castingディレクターの鈴木です。
キャスティングの仕事をしていると、
「最近放送されているCMのタレントのギャラって幾らくらい?」
とか
「撮影ってどんな雰囲気なの?」
など、興味を持って聞いてくる友人も多いのですが、、最近、
「何年も前からだけど、スポーツ選手をCMで見ることが多いけど、なんで?」
と聞かれた時に、少し考えてしまった自分がいました。
…と、こんなことを理由に今回はアスリート・スポーツ選手のキャスティングについてお話しさせて頂こうと思います。
目次
アスリートが広告市場で人気銘柄なのは、いくつかの理由があると思います。
そもそも、企業が「誰か」を広告塔に起用したり、イベントや講演会などへ登壇を依頼する際には一定の選定基準があり、これは誰をキャスティングに関わらず、どんな企業にも当てはまる、例えば以下のような項目です。
1)好感度
2)認知度
3)予算に収まるか
4)企業イメージとリンクするか
5)ターゲットに合うか
6)競合他社との契約状況
7)ネガティブイメージはないか
前提として上記のような項目がありますが、アスリートがTVCMや、その他広告へ出演する機会が増えたのは、主に以下3つが大きなポイントと感じます。
例えば、お笑い芸人やタレントは人気の流行り廃りが激しく、新しいキャラクターの台頭も珍しくありません。
一方で、比較的流行り廃りが少ないスポーツ競技の選手は、企業の広告塔としてイメージを代弁する存在として、安心材料は多いのかもしれません。
近年世界で戦うスポーツ選手は非常に多くなりました。野球・サッカー・バスケットボール・テニス・フィギュアスケート…
個人名を挙げればきりがないですが、世界の第一線で活躍する日本人アスリートは確実に増加しています。(サッカー日本代表も”海外組”だけで2チーム作れるんじゃないかというくらい、海外にチャレンジ・活躍する選手が増えています)マーケットが拡大したという観点もありますが、この変化を僕自身が嬉しく思っています。
企業も同様に、日本市場から海外市場で戦う・チャレンジするという背景が、企業イメージと合致する部分があるのだと感じます。
オリンピックや世界選手権、ワールドカップなどアスリートが目の前の試合に勝つために、その一瞬の為に、自分の全てを捧げてきたストーリーは、結果よりも人の心を動かすときがあると思います。競技に打ち込む目向きな姿や姿勢には「信頼」や「共感」、「安心」や「誠実」が感じられ、企業や商品のメッセージを代弁する存在としても高い影響を与えると思います。
また、アスリートが競技・試合終了後のインタビューなどで発する言葉その一つひとつには、嘘偽りのない姿も感じることも大きな要因ではないでしょうか。
アスリートを広告起用する際の依頼先は、大別すると3種類あります。
選手個人や依頼する内容によって、請負先が異なるケースもあります。
1)マネジメント会社
2)所属クラブ
3)キャスティング会社
契約やスポンサーの獲得をアスリート自身が、競技と並行して行うのは至難の業です。
そこで、芸能事務所のように契約交渉から営業活動、メディア出演やスポンサー獲得の支援など、さまざまな角度からアスリートを支える「スポーツ選手マネジメント会社」があります。
こんな会社も実はスポーツ選手のマネジメントを行なっています。
NPB(日本プロ野球)やJリーグ(日本サッカーリーグ)、B.LEAGE(ジャパン・プロフェショナル・バスケットボールリーグ)に所属する各クラブチームが、選手の肖像権を管理するケースもあります。
アスリートと企業の間に入り、キャスティングから契約まで、専門会社としてのネットワークと知見を生かしてクライアントの要望に応じた人材をキャスティング・アサインします。弊社YOU MAY Castingもこのキャスティング会社に該当します。
イベントや広告契約、アスリートには特別な要素が発生しそうな感じもしますが、基本的には手配から契約等については、キャスティング会社に勤める側の人間からすると、タレントやモデルとそう大きな違いはありません。
企画意図や人物イメージ、更に掲出する媒体など、大凡の構成があればまずは相談・連絡を始めて良いでしょう。
実績のあるアスリートや人気・知名度上昇中のアスリートは、引き手数多で他社企業の広告契約が水面化で進行してしまっている可能性もあるので、そのあたりは調査が必要になってくる要素です。
また、契約したはいいが、特定チームのユニフォームを着用した姿でテレビCMに出演した後に、チームの移籍が決まった場合の処置など(あくまで特別な例ですが)、特有の検討事項は確かに存在はします。その辺りは、広告会社やキャスティング会社といった専門性を持つ会社へ依頼することが、懸念・不安点の解消にはおすすめです。
東京オリンピックの開催に伴いアスリートの広告起用は、確かに増えているように感じます。
イベントが増えれば増えるほどに、スポットライトが当たり、より盛り上がりを見せるべく大会運営やイベントが増えていくはずです。それによって企業は、アスリートを起用しやすくなり、且つ広告出演が増えていけば、競技そのものが盛り上がる・認知がされるといった好循環が生まれるはずです。
弊社も微力ながらアスリートを、企業を後押しできるパートナーとして陰ながら応援できる存在でいたいと思います。
弊社では、青森県八戸市を拠点とする3人制プロバスケットチーム「HACHINOHE DIME(八戸ダイム)」を応援しています。
チーム・選手のキャスティングのご要望等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
私たちYOU MAY Castingでは、広告撮影に関する疑問や様々な確認事項をお客様と一つづつ解消しながら進めていきますので、安心して制作活動に注力頂けます。
モデル手配から撮影サポートまで、お気軽にご相談ください。
今日も皆さまからのご相談をお待ちしています。
ユウメイキャスティング チーフキャスティングディレクター。
上京後20代前半は飲食業界に尽力。その後、モデル・広告業界に飛び込み制作・モデルプロモーションツールデザインに就く。モデル業界のノウハウを以ってユウメイキャスティングの中枢機能として活動。ユウメイキャスティングでは様々な企業広告の提案活動に従事する。