こんにちは!キャスティングディレクターのきえです。
早速ですが、皆さまはタレントや芸能人を起用に関してこのようなお悩みを持ったことはありませんか?
「タレントを起用したいけど、方法がわからない」
「広告にタレントなど芸能人を起用する際の注意点を知りたい」
「具体的にどんな効果があるのかわからない」
タレントなど芸能人を広告・イベントなどに起用する際は、さまざまなステップを経る必要があり、費用もそれなりにかかるため、失敗のないようにプロジェクトを進めたいところです。
では、実際に広告にはどれくらいの効果があるのか、注意すべきことはどんなものかなど、タレント起用に関する“イロハ”を、これまでに数多くのキャスティング実績がある私たちYOU MAY Castingが、最新の実例も出しつつ、一気にご紹介します!
目次
まず大きなメリットは、人気タレントや芸能人を起用することで、これまでに企業の名前や商品・サービスを知らなかった層にも認知してもらうことができます。芸能人の知名度と認知度は比例関係にあり、その芸能人の知名度が高ければ高いほど、企業や商品の認知度は向上する期待ができるといえます。
また、他社と差をつけたいと考える企業の方は多いと思いますが、CMなど広告に芸能人を起用することはライバル企業から一歩リードするためにも非常に効果の高い施策です。消費者からみると、人気タレントや芸能人におすすめされた商品は比較的信頼できるというのも理由の一つとなっているかと思います。
タレントや芸能人という人気稼業の場合は好感度が重要ですが、CMに起用されるような芸能人は、基本的に高い好感度を持つ方がほとんどです。CMへの起用はその芸能人が持つ好感度を、企業の好感度として変換することができ、結果的に企業や商品のイメージがアップする効果が狙えます。
また、企業が長年同じタレントをCMキャラクターに起用し続けるという実例も多くなっています。「企業=特定のタレント」というイメージ付けがされることで、そのタレントを見たら商品が浮かぶ、商品や企業を見たらタレントが浮かぶ段階まで達することができれば、CM施策としては大成功といえるでしょう。
具体的には、東洋水産の「マルちゃん赤いきつねうどん」のCMキャラクターには1978年の発売当初から武田鉄矢さんを起用しており、同一タレントを起用し続けた最長記録としてギネス記録にも認定されたそうです。また、長澤まさみさん=カルピス、綾瀬はるかさん=コカ・コーラのように、確立されたイメージがある企業も多くなっています。
基本的にタレントや芸能人には“ファン”が存在します。自分の好きな芸能人・応援しているタレントがPRしている商品や企業に対してファン層は、自然と興味が湧くはずですし、実際に購入するという方も多くいると思います。
また、ファン層でなくても、人気芸能人が紹介していることで商品を検索したり、企業に対して興味を持つパターンも多くあります。例えば、「田中みな実買い」という言葉がそうです。自身も美しく、美容系の知識に信頼のある田中みな実さんがおすすめするものは爆発的ヒットになる、という現象から生まれた言葉ですが、これはまさに特定の芸能人による商品のPRの訴求力の高さが如実に現れた例といえます。
タレントや芸能人をCMに起用した場合、メディアに向けたお披露目イベントやPRイベントが開催されることも多くなっています。芸能ニュースで取り上げられたり、話題になったりすることで、CM以外にも多くの人の目に入る機会が増加します。
また、近年は芸能人自身がSNSを開設し、運用していることも多いですが、芸能人がSNSからも企業や商品について発信してもらうことで、更なる認知度アップを見込めます。というのも、テレビをあまり見ない若年層に向けてもSNSからPRすることができるからです。また、SNSでは拡散という機能があるため、芸能人の投稿が多くの人にリポストなどされることで、二次拡散の効果も期待できます。
タレントや芸能人を起用するメリットに関して詳しくは以下のコラムでご紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
今回はタレントを企業広告・イベントに起用したいと考えている方に向けて、具体的な効果、タレント起用の際のポイントなどを詳しくお伝えします。タレントを起用により、CVRが4%から8%と2倍にも増加したという実例も!CMや広告/イベント制作はユウメイキャスティングにお任せください!
CMにタレントや芸能人を起用することで得られるメリットは多いですが、デメリットがゼロというわけではありません。デメリットもしっかりと確認して、事前に防げるようにしましょう。
芸能人など有名な人について回るもの、それは“不祥事や炎上リスク”です。特に現代はインターネット社会・SNS社会でもあるため、些細な発言や行動で炎上してしまうこともあるのが事実です。仮に自分たちの企業が起用した芸能人が、不祥事を起こしたり炎上してしまうと、最悪の場合、企業や商品のイメージダウンになってしまうこともあります。
炎上しないタレントを探すというのは難しい作業に感じるかもしれませんが、そもそもSNSをやっていない方や、これまでに問題などを起こしたことがない方など、少しでもリスクの低いタレントを選ぶというのも必要かと思います。
ここからは、株式会社エム・データが発表した「2024年上半期TV-CMタレントランキング」をもとに、上位にランクインした芸能人が実際にどのようなCMに起用されたのかを詳しくご紹介します!
「2024年上半期TV-CM会社数ランキング」では、川口春奈さんが21社でトップに君臨しました。CM女王の呼び声高い川口春奈さんですが、主なCM出演企業ははま寿司、サントリー、味の素、ライオン、ニデック、カルビーなど誰もが名前を知っている一流企業ばかりです。
川口春奈さんは好感度の高さや演技力も評価されていますが、CMに多く起用される理由の一つとして炎上や不祥事を一度も起こしたことがなく、クリーンなイメージであるというのも大きな理由になっているようです。
また、川口春奈さんは味の素株式会社「クノール® カップスープ」のイメージキャラクターに、2014年から起用され続けており、消費者の“川口春奈さん=カップスープ”のイメージ付けがすでにできている成功例の一つといえます。
2024年上半期TV-CM会社数ランキングでは、男性の1位は賀来賢人さんで、15社もの企業に起用されています。主な企業は明治や日本ケンタッキーフライドチキン、花王、レバレジーズ、キリンビールなど多くの有名企業ばかりです。
特にケンタッキーのCMでは、「今日、ケンタッキーにしない?」などキャッチーなフレーズで、毎回見ている人はつい食べたくなるような内容になっています。賀来賢人さんはインタビューで「この業界に入って一番の夢が、ケンタッキーのCMに出ること」と答えているほどケンタッキーのファンであり、SNSでもケンタッキーへの愛を発信していることで企業にとっても芸能人にとってもプラスのイメージになる施策の成功例ともいえます。
「2024年上半期TV-CM放送回数ランキング」の1位は出川哲郎さんでした。主なCM出演企業は永谷園、ワイモバイル(ソフトバンク)、ブルボンなどです。
出川哲郎さんといえば、一昔前までは好感度が高くなく、嫌われ芸人と言われていたこともありました。しかし、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)や、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)などの番組を経て、体当たりでぶつかる面白さ、街の人たちに笑顔で応える様子などによって好感度が上昇したと考えられています。
今や愛されキャラで人柄の良さも認知されている出川哲郎さんは、CMに引っ張りだこになるのも納得かと思います。
「2024年上半期TV-CM放送回数ランキング」で総合2位、女性の1位となったのは中条あやみさんで、主な企業の出演CMはキリンビール、リクルート、インディード、カネボウ化粧品などさまざまです。
中条あやみさんが以前出演したハーゲンダッツでは、「とろけ食べ」を披露したCMが注目を集め、銘柄別CM好感度ランキングで前月と比較して順位がアップし、商品の売れ行きも好調というデータもあったほど、中条あやみさんが出演することによる高い効果を発揮した事例もありました。
CMに出演するタレントは、企業や商品の顔となりとても重要な役割を担っています。今回は2023年にテレビCMで一番目にしたタレント、また一番多くの企業に起用されたタレントのランキングをご紹介します。タレントをCMに起用する効果や方法も解説しています。
「2024年上半期TV-CM急上昇ランキング」では、平野紫耀さんとチョコレートプラネットさんの2組がトップとなりました。
平野紫耀さんは2023下半期に比べて、サントリーや日本マクドナルド、デジタルハリウッドなど5社に新たに起用され、CMで見かける機会も非常に多くなったかと思います。特に、「サントリージン翠」のCMに出演した際、商品の出荷数が前年比で約230%も増加したというデータもあり、平野紫耀さんによる広告の効果が絶大であることがわかります。
チョコレートプラネットさんは独特のキャラクターも評価され、日清食品やバンダイ、ベネッセコーポレーションなど有名企業のCMが増加しました。日清食品の「これ絶対うまいやつ♪」では、商品名をそのまま長田さんが歌い上げるなど、一度聞いたら頭に残るような印象的なCMが話題となりました。実際にこのCMは、CM好感度でナンバーワンを獲得した月もあったそうです。
タレントなど芸能人を起用する際に、最も重要といっても過言ではないのが“ブランドイメージとマッチさせる”ことです。CMに起用することで「タレント=企業や商品」というイメージづけを消費者にさせることが可能になりますが、企業のカラーとタレントのイメージが合致していないと、このイメージの紐付けがしにくく、印象に残らなくなってしまうことも考えられます。
例えばカルピスウォーターのような爽やかな飲料をPRしたい場合は、青春をイメージさせるような演出でフレッシュな女性タレントを起用することで、より清涼感のあるイメージをつけることができます。
企業や自治体などによって、広告を打つことでの目的は多少なりとも差があるはずです。ブランドイメージの確立なのか、単純に売り上げをアップさせたいのか、それとも設立したばかりの新しい会社なので認知度を向上させたいのか…自分たちの目標がどこにあるのかを、あらかじめ具体的に決めておくことが重要です。
認知度を高めたい場合は、認知度抜群のタレントや、今旬になっている芸能人を起用することで効果を発揮します。一方で、ブランドイメージを向上させたい場合は、好感度の高いタレントを起用すると、期待する効果が得られる可能性が高くなります。
“競合”とは、同一タレント・芸能人が同じカテゴリや、特定の分野の企業の広告に出演してはいけない、という契約上のルールのことをいいます。商品に対する競合や、分野に対する競合など種類はありますが、タレントを起用する際には競合の確認は絶対に怠ってはいけません。もし競合のルールを破ってしまったら、最悪の場合、賠償問題などに発展してしまう恐れもあります。
また、仮に競合がかけられていなくても、同じような商品・企業の広告に同一タレントが出ている場合、イメージがブレてしまうので思うような効果が期待できないこともあります。起用したいタレントが、現在どのような広告に出演しているのかなどは、事前に調査しておきましょう。
なお、起用する手順やキャスティング会社を利用するメリットなどについては、以下のコラムでさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
今回は原点に還り「タレントキャスティングとは」を徹底解説。キャスティングって結局何をしてくれるの?タレントキャスティングのメリットは?デメリットは?キャスティングは通さないでタレントに依頼はできない?タレントキャスティングの費用相場は?などキャスティングの仕事を解説します!
私たちYOU MAY Castingがこれまでに関わった案件のうち、一部をご紹介します。
<引用元:弊社実績「川本産業株式会社」様>
川本産業さまよりご依頼をいただき、藤本美貴さんをキャスティング。ママ世代をメインターゲットとしたマスクブランド『MASMiX』のイメージモデルに起用し、公式サイトの掲載やCMだけでなく、展示用のパネル、販促用のPOPなど、全てのデザインをYOU MAY Castingが担当させていただきました。
藤本美貴さんはテレビへの露出だけでなく、YoutubeなどSNSでも人気を誇っていますが、日常に溶け込むおしゃれなマスクを自然体で演じ、販売促進活動に貢献してくださいました。
<引用元:弊社実績「株式会社ドンキ・ホーテ」様>
株式会社ドン・キホーテ様がプライベートブランド販売を展開する香水『ジェネリックフレグランス』のイメージキャラクターとして江頭2:50さんをキャスティングさせていただきました。広告起用のみならず、江頭2:50さん公式Youtubeチャンネル『エガちゃんねる』とのタイアップとして実現した今回の案件。Youtube撮影と広告撮影とを連動させた企画は、江頭2:50さん本来の面白さと新しいかっこよさを表現する最高の仕上がりとなりました。YOU MAY Castingではキャスティングに留まらず、企画のディレクション他、デザインや制作も一式担当させていただきました。コピーにもこだわったポスターやPOPと一緒に、Youtube動画も全国のドン・キホーテ店頭にて展開されています。
<引用元:弊社実績「大阪府」様>
【事例①】大阪万博開催まで1年を記念して開催された「いくぞ!万博フェスティバル」にフットボールアワーさん、福本愛菜さんを起用
<引用元:弊社実績「雪印メグミルク株式会社」様>
【事例②】雪印メグミルクさまからの案件で、「さけるチーズの日」のイベントに料理家・⾷育インストラクターの和田明日香さんを起用
<引用元:弊社実績「株式会社ケアリッツ・テクノロジーズ」様>
【事例③】ケアリッツ・テクノロジーズさまが、社内お笑いイベント企画を行いたいとご相談をいただき、さらば青春の光さん、どぶろっくさん、三拍子さん、なすなかにしさん、流れ星☆さん、金の国さんと、豪華お笑い芸人を一挙に起用
<引用元:弊社実績「合同会社DMM.com」様>
【事例①】おのののかさん、バービーさんを起用し、DMM.comさまが出展したイベントでオンライン診療と女性の暮らしについて、トークショーを開催
<引用元:弊社実績「ピー・シー・エー株式会社」様>
【事例②】PCA株式会社さまが主催の「PCAフェス」にて、テレビプロデューサーで出役としても活躍している佐久間宣行さんを起用し、仕事術を語るトークイベントなどを開催
◆タレントや芸能人をCMに起用するメリット・デメリット
メリット①知名度や認知度の向上
メリット②イメージアップに繋がる
メリット③ファン層への訴求力
メリット④メディア露出の増加・二次拡散
※デメリット…不祥事・炎上のリスクもゼロではない
◆有名タレント・芸能人の2024年CM起用事例
・起用会社数ランキングのトップ・川口春奈さん
・起用会社数ランキング男性トップ・賀来賢人さん
・放送回数ランキングトップ・出川哲郎さん
・放送回数ランキング女性トップ・中条あやみさん
・急上昇ランキングトップ・平野紫耀さんとチョコレートプラネットさん
◆タレントや芸能人を「起用する」基本ステップ
①ブランドイメージとマッチさせる
②具体的な広告目的の設定
③競合他社とのバッティングを避ける
タレントなど芸能人を広告などに起用したいと考えている方は、ぜひ私たちYOU MAY Castingにお任せください!私たちのようなキャスティング会社は、数多くの芸能事務所や業界関係者と良好な関係を築いていることもあり、俳優・女優、アーティスト、お笑い芸人、インフルエンサーなど、どんなジャンルの方でもキャスティング交渉が可能です。
まだどんなタレントを起用するか決まっていない、という段階でも、担当ディレクターがイメージなどを細かく丁寧にヒアリングし、皆さまがご満足いただけるようなタレントを提案することをお約束します!
さらに、イメージキャラクターとして起用した際はお披露目イベントをメディア向けに開催することも多くありますが、そのPRイベントなどの取り仕切り、アテンドも私たちYOU MAY Castingがトータルでサポートさせていただきます。
どんな些細なことからでもかまいません!まずはお気軽に、お問い合わせください。
Q. 提案いただけるタレントのリストがほしいのですが。
A. 弊社YOU MAY CastingではまずZoom等にて簡単にお打ち合わせをさせていただき、ご希望の条件をヒアリングいたします。その後条件に合ったタレント等を、弊社独自の提案資料にまとめご共有いたします。案件内容や出演の諸条件によって、契約料や出演料は事務所ごとに異なりますので都度お問合せいただけますと幸いです。
Q. 契約料以外に発生する費用は何ですか?
A. タレントの契約料にはほとんどの場合初回の撮影料が込になっていますが、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなどクリエイターの金額、スタジオの金額などが発生します。タレントによって専属のヘアメイク、スタイリストが指定になる場合があります。また、都内以外での撮影時は別途交通費がかかる場合があります。 上記のような契約料以外にかかる費用に関しては、ご契約前に予めお伝えいたしますのでご安心ください。
Q. CMなど動画制作も一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは自社に制作事業部ももっておりますので、CMなどの動画制作に関しても全て一括してお任せいただけます。ご予算に合わせてご対応いたします。
Q. CMやWEBの広告枠の買い付けなども一緒にお願いできますか?
A. 可能です。弊社YOU MAY Castingは広告枠のバイイングも一括してお任せいただけます。必要に応じて、広告を出したあとの運用及び効果測定に関してもご相談いただけます。