
投稿者: 姫
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皆さんこんにちは。キャスティングディレクター姫こと、森です☺️
早速ですが、TVや街中の広告でよく目にする「芸能人が出演しているCM」や「写っているポスター」、これを見て、誰もが一度は「この出演料はギャラって、一体いくらなんだろう?」と、気になったことがあるのではないでしょうか?
「芸能人は儲かるよね!」
「いつもブランドものを身に付けているイメージ」
など、大きな収入💰を得ているのは、世間一般からのイメージでも良く耳にすると思います。
実際に、バラエティ-やトーク番組などでも、
「いやー、CM出たいですね!」
とか、
「CM狙った発言していません?(笑)」
と、トークの中でもある商品の話題に触れて、あわよくば広告やCM出演に繋がったらいいなと願いを込めて、コメントしている芸能人は多数います。
なぜ、そんなにCM出演や広告出演のギャラが高いか不思議に思った皆さま!
その理由とともに、大体のギャラ相場を色んな出演ジャンルとともに比較して説明させていただきます!
目次
これ、改めて考えると気になる点です。
基本的に、新しい商品を世の中に広める時には、商品を皆さんの目に届きやすくし商品の知名度や認知度を上げていく必要があります。
それを考えると広告塔が誰でも良い、というわけではなくなります。
「人の注目を集められる人」
「世の中に影響力を与えられる人」
ここがポイントになってきます。名前が知られていたり、人気タレントが広告出演することによって、消費者が「買ってみたい!」「行ってみたい!」「見てみたい!」と、広告やCMで扱っているアイテムや宣伝先に注目が集まり、売り上げに綱がる可能性が高くなる、だから知名度の高い芸能人が起用されるわけですね。
せっかく自信を持って開発した新商品であれば、一人でも多くの方の手に渡って欲しいと思うのが、生産者の心の思いであることでしょう。
芸能人の中でも、一般的な芸能人と比べて、大御所と呼ばれる、いわゆる殿堂入りやトップクラスの芸能人やタレントとなると、その影響力はすさまじく、TVCMの認知率調査によると、トップクラスの芸能人が出演するだけで、一般芸能人が出演するよりも、1.25倍も消費者の認知率が上がったということもデータとして出ているそうです。
企業側は、普通の一般人を広告に起用するより、宣伝効果が高い有名人を起用することによって、その先の効果が見込め、広告に出演した先の影響が大きいということが分かっているということです。
ここまで、なぜ、芸能人が広告やCMに出演されている理由を簡単に説明させていただきましたが、続いて、一番気になるギャラ事情に迫りたいと思います。
CMや広告のギャラが決められる基準はいくつかありますが、出演期間やタレントの認知度、稼働日数、媒体先、契約条件、そして本人の評判や活躍ぶりでも変動していく、とても流動性がある数値の世界です。
コロナウイルスの影響で、約10%程度価格設定はダウンしていると噂されていますが、現在広告に出演している方を例に挙げていくと、そのギャラ相場は、一般人から見たら理解しがたい数字であることは変わりません。
まずは、CM出演に起用された場合の芸能人。
出演ルールとして、1クール=3か月で期間を区切って出演交渉はありますが、ドラマなどの主役級の俳優だと、CM1本につき、3000万~4000万前後。有名な俳優さんなら1000万円以上は妥当です。明石家さんまなどのトップクラスともなると、1本のCM出演が決まれば、8000万~1億円という、巨額なギャラが発生します。
女優では綾瀬はるかさんがCM女王として君臨し、年間使用だと約6500万だと言われています。このように年間使用と1クール(3ヶ月)だとギャラも変わってきます。さんまさんは年間使用に変わると、1億8000万という驚愕の数値。
また、スポーツ選手も芸能活動のようにCM出演しているケースがあり、成績や話題性によって変わりますが、トップクラスと同額のギャラが発生しています。
特に今話題の芸能人ビックカップルともなると、その額は大御所芸能人とほぼ同等で、田中将大投手と里田まい夫婦は、CMギャラは1億円と言われています。夢のような数字ですね。
広告やCMにも様々な種類がありますが、ちなみに芸能人にとって理想とされるCMは、「携帯キャリヤ」「コスメ」「ビール」です。これに出演できたらCM出演のステータスも確立されるイメージがありますね。
またCM以外のTV出演では、ゴールデンタイムと言われる19時~22時の間のテレビ出演した際のギャラを例に説明します。
女優さんは、1時間につき約200万~50万、俳優さんは、300万~100万前後、もちろん認知度があり人気の芸能人であればあるほど、1時間あたりのギャラは高くなります。有名女性タレントでは、100万~30万、有名男性タレントでは150万~50万と、俳優陣よりかは少々減り、共通しているのが、女性陣より男性陣の方が、ギャラ設定が少し高いという傾向が見られます。
一般芸能人だとしても1本につき20万円程度になりますが、もし平日帯番組であれば、それが週5となり、1か月に換算すると2000万。年間出演していたら2億4000万という数字になります。レギュラー番組が取れたときに芸能人が喜ぶのは、1本あたりのギャラが少なくても、トータルで大きい数字に変身するのを見込んでいるからですね。
また、連ドラ出演は1話につき100万~200万が相場と言われ、映画となるとギャラはドラマよりも安く、ヒット作出演となれば1000万円ほどと言われています。
また、よくテレビの情報番組などに、いわゆる「番宣」としてちょこっと出演していたり、舞台挨拶などのプロモーション目的とする出演は実はノーギャラがほとんど。バラエティー番組などで、番宣ゲスト出演の場合も、通常ギャラ設定よりは低く設定されます。彼らの目的はテレビ出演でギャラを稼ぐのではなく、番組宣伝によって、その先の商品や映画、広告出演先の収益を上げることが任されているので、そのための活動ということになります。新ドラマや新作映画出演に出ている芸能人は、公開前になると、毎日のようにテレビや広告に出演しているのを目にしていて、「あー、この芸能人はよく目にするから相当稼いでいるんだなー」と単純に思ってしまうことがありますが、出演本数=全てギャラに繋がる、ということではない、ということですね。番組を見ていて、また味方が変わってきそうな情報です。
もちろん全ての金額が本人の元に入っているかというと、大体は事務所に所属している芸能人であれば、取り分は、事務所6:本人4、という流れ。もちろん事務所によって異なりますが、手厚いサポートと営業力、マネジメントがあるので、このようなギャラ事情は芸能界なら当然、至極真っ当といったところでしょう。
ここまで芸能人のギャラの相場をまとめましたが、大きい金額が発生しているのは何となく知りつつも、詳しい数字を聞くと、一般とは違う世界だなと感じつつ、でも広告やCM、メディアにとっては、それくらいギャラを支払ってでも出演してもらう価値がある存在ということが、この「ギャラ」という数字に表れているのでしょう。
以上、夢のある、芸能人のギャラ相場事情をまとめました!
私たちYOU MAY Castingではあらゆるジャンルの芸能人・タレントのキャスティングを行っております。
CMなどの広告やTV番組はもちろん、どんな案件にも対応いたします。
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ユウメイキャスティング キャスティングディレクター。
ジュエリーブランドのセールスから広告業界へ転身。
デジタル人材のキャスティングをメインに提案・企画活動を行う傍ら、タレント育成のトータルコーディネート事業にも務め、数多くの輩出実績を持つ。
育成を背景とする撮影ディレクションの経験を元に、キャスティング現場でも大いに力を発揮する。